W'UP! ★8月3日~11月10日 日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)

W'UP! ★8月3日~11月10日 日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)

日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション
会 場 東京都現代美術館企画展示室1F/B2F(東京都江東区三好4-1-1)
開催日 2024年8月3日(土)~11月10日(日)
開館時間 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)※8月の毎金曜日は21:00まで
休館日 休館日 月曜日(8/12、9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、8/13、9/17、9/24、10/15、11/5
観覧料 一般2,100円、大学生・専門学校生・65歳以上1,350円、中高生840円、小学生以下無料
展覧会ウェブサイト https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TRC/
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
主 催 公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館
特別協力 高橋龍太郎コレクション
協 力 医療法人社団こころの会

 高橋龍太郎コレクションは、現在まで3500点を超え、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られています。本展は、1946年生まれのひとりのコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家たちの代表作とともに辿ります。
 本展が手がかりとするのは、戦後世代のひとつの顔としての高橋龍太郎の視点です。団塊の世代の始まりとして育った彼は、全共闘運動に参加し、文化と政治が交差する東京の60年代の空気を色濃く吸い込んだのち、精神科医としてデイケアをはじめとする地域医療の推進に尽力します。その活動が軌道に乗った1990年代半ばより日本の現代美術のコレクションを開始し、現在に至るまで作品を収集してきた高橋は、現代美術の動向を受け手として内側から観察し、表現者とは異なるかたちでその重要な部分を体現してきた存在といえるでしょう。
 本展では、高橋龍太郎コレクションの代名詞ともいえる1990年代から2000年代にかけての日本の自画像のような作品群だけでなく、東日本大震災以降に生まれた新たなコレクションの流れを、時代の感覚の変化を映し出したものとしても紹介します。
 高橋龍太郎コレクションの形成は、1995年に開館した東京都現代美術館の活動期と重なっています。
 東京という都市を拠点に形成されたこの二つのコレクションは、互いに補完関係にあるといえるでしょう。一方それは、バブル崩壊後の日本の、いわゆる「失われた30年」とも重なっています。停滞する日本社会に抗うように生み出されたこれらの作品を、高橋は「若いアーティストたちの叫び、生きた証」と呼びます。本展は、東京都現代美術館がこれまで体現してきた美術史の流れにひとつの「私観」を導入しつつ、批評精神にあふれる日本の現代美術の重要作品を総覧する、貴重な機会となるはずです。

出品作家
里見勝蔵、草間彌生、篠原有司男、羽永光利、宇野亞喜良、中村錦平、司 修、横尾忠則、赤瀬川原平、森山大道、荒木経惟、合田佐和子、立石大河亞、山口はるみ、菅 木志雄、空山 基、西村陽平、東恩納裕一、舟越 桂、森村泰昌、大竹伸朗、岡﨑乾二郎、O JUN、小林正人、前本彰子、根本 敬、奈良美智、柳 幸典、鴻池朋子、太郎千恵藏、村上 隆、村瀬恭子、∈Y∋、会田 誠、大岩オスカール、小沢剛、ヤノベケンジ、天明屋 尚、千葉和成、西尾康之、やなぎみわ、小出ナオキ、加藤 泉、川島秀明、Mr.、山口 晃、岡田裕子、町田久美、石田尚志、小谷元彦、風間サチコ、塩田千春、蜷川実花、池田学、三瀬夏之介、宮永愛子、華雪、加藤美佳、竹村 京、束芋、名和晃平、玉本奈々、国松希根太、竹川宣彰、できやよい、今井俊介、金氏徹平、工藤麻紀子、鈴木ヒラク、今津 景、小西紀行、小橋陽介、志賀理江子、千葉正也、毛利悠子、青木美歌、桑田卓郎、梅津庸一、大山エンリコイサム、坂本夏子、BABU、村山悟郎、森 靖、松井えり菜、松下 徹、やんツー、青木 豊、梅沢和木、佐藤 允、谷保玲奈、DIEGO、弓指寛治、近藤亜樹、庄司朝美、水戸部七絵、ナイル・ケティング、川内理香子、涌井智仁、ob、藤倉麻子、村上 早、BIEN、石毛健太、名もなき実昌、土取郁香、山田康平、友沢こたお、山中雪乃、Chim↑Pom from Smappa!Group、SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD、KOMAKUS、中原 實*、久保 守*、八谷和彦* (*は東京都現代美術館蔵)

みどころ
伝説の作家から最新の若手まで、総勢115組の作品による、日本の戦後現代美術史の全貌。
 日本の現代美術を中心とするコレクションとしては世界最大級の高橋龍太郎コレクション。本展は、その3500点あまりにのぼる巨大なコレクションから選りすぐった作品で総覧する、日本の現代美術史の入門編でもあり決定版ともいえる展覧会です。
 個人が収集するスケールを軽く凌駕するダイナミックな作品群で、東京都現代美術館の展示室を2フロアにわたり埋め尽くします。
日本の現代美術の最重要コレクターが選んだ、魂のコレクションの集大成。
 特に 1990年代以降の日本の現代美術の代表的な作品を多数含む高橋龍太郎コレクションの展覧会は、2008年の「ネオテニー・ジャパン」(鹿児島県霧島アートの森ほか)以来、国内外の美術館で何度も開催されてきました。本展は、初期から東日本大震災を経て現在に至るコレクションの変化を、ひとりのコレクターの「私観」として辿る、その集大成といえるものになります。

高橋龍太郎コレクション
 精神科医、高橋龍太郎(1946-)が1997年から本格的に始めた、最大級の日本の現代美術コレクション。草間彌生、合田佐和子を出発点として、特に1990年代以降の重要作家の初期作品・代表作を数多く有する。これまで「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」(2008-2010 鹿児島県霧島アートの森、上野の森美術館ほか)、「高橋コレクション展−マインドフルネス!」(2013-2014 名古屋市美術館ほか)、「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」(2015 東京オペラシティアートギャラリー)など国内外26の公立・私立美術館でコレクション展が開催されてきた。2020年、現代アートの振興、普及への多大な貢献を認められ、令和2年度文化庁長官表彰を受賞。その総数は3500点をゆうに超え、現在もなお若手作家の最新動向を中心に拡大中である。

同時開催の展覧会
企画展「開発好明 ART IS LIVE―ひとり民主主義へようこそ」
コレクション展「MOT コレクション 竹林之七妍/特集展示 野村和弘/Eye to Eye—見ること」

W'UP! ★8月3日〜11月10日 MOT コレクション 竹林之七妍/特集展示 野村和弘/Eye to Eye—見ること 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)

住所東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEBhttp://www.mot-art-museum.jp/
開館時間10:00  18:00(展示室入場は閉館の30分前)
休み*1月(祝日は開館、翌平日閉館)、年末年始、展示替え期間
ジャンル*2現代美術
入場料*3展覧会ごとに異なります
アクセス*4東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅B2出口より徒歩9分
収蔵品https://www.mot-art-museum.jp/collection/
*1 このほかに臨時休業あり *2 空欄はオールジャンル *3 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *4 表示時間はあくまでも目安です

東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)

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