W'UP! ★2月11日~3月23日 上映企画「日本の女性映画人(3)―1990年代」/NFAJコレクション 2025 春ー横浜と映画 国立映画アーカイブ(中央区京橋)

上映企画「日本の女性映画人(3)——1990年代」
Women Who Made Japanese Cinema [Part 3]: 1990s
会 期 2025年2月11日(火)~3月23日(日)
休館日 月曜
会 場 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]
定 員 310名(各回入替制・全席指定席)
チケット 一般520円、高校・大学生・65歳以上310円、小・中学生100円、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
※オンライン販売 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで
※窓口販売(1F) 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売(座席選択不可)
ホームページ https://www.nfaj.go.jp/film-program/women202502/
問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 『小口詩子のおでかけ日記』
- 『ばら科たんぽぽ』
- 『ナースコール』
- 『超愛人』
- 『冬の河童』©風間志織
- 『K-20 怪人二十面相・伝』©2008「K-20」製作委員会
日本映画の歴史において、監督のみならず多様な職域で女性映画人たちが手腕を発揮してきました。2022年度の「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」、2023年度の「日本の女性映画人(2)――1970-1980年代」 に続き、その功績を回顧する特集上映を開催します。
1980 年代以前の日本の映画界では、俳優出身の女性監督が台頭し、また記録映画やピンク映画の分野では多くの作品を発表する女性監督の活躍も見られた一方で、一般劇映画の作り手として女性監督がキャリアを築いていくのは困難であり、1990年代にようやく継続的に作品を発表する監督が目立つようになりました。つまり、1990年代は、日本映画史において女性が監督を「職業」とし始めた最初の時代であったといえます。
本特集では、1990年代前後の作品を含め、劇映画、ドキュメンタリー、実験映画、アニメーションなど計52作品(37 プログラム)を上映し、それぞれの女性映画人を顕彰するとともに、日本映画史を見据える新たな視点を提示します。
トークイベント登壇者
2月22日(土)『エコエコアザラク Wizard of Darkness』
ゲスト 佐藤嗣麻子監督
16:30の回上映後に約30分
3月1日(土)『ぼくらの七日間戦争2』
ゲスト 山﨑博子監督
聞き手 森宗厚子氏(広島市映像文化ライブラリー 映像文化専門官)
13:00の回上映後に約30分
NFAJコレクション 2025 春--横浜と映画
Films from the NFAJ Collection: Spring 2025-Yokohama and Cinema
会 期 2025年3月7日(金)~3月23日(日)※金曜、土曜、日曜のみ開催
会 場 国立映画アーカイブ 小ホール[B1階]
入場料 詳細はホームページをご確認ください。
ホームページ https://www.nfaj.go.jp/film-program/nfajcollection_yokohama202503/
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 『虹をわたって』
- 『ひき逃げ』
- 『密航0ライン』
- 『野良犬』
- 『港の日本娘』
- 『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』 写真提供:アルタミラピクチャーズ 撮影:倉持承功
「NFAJコレクション」は、国立映画アーカイブの所蔵コレクションから多彩な映画の面白さを詰め合わせてご紹介する上映企画です。3月7日(金)からは「NFAJコレクション 2025 春」を開催し、「横浜と映画」と題した小特集をお送りします。
江戸幕府の定めによって開港の地となった横浜は、吉澤商店によって最初期の映画興行がおこなわれ、日本初の洋画封切館・オデヲン座が伊勢佐木町に開館するなど、日本の映画産業史における要所でもあります。外国人居留地としての歴史や敗戦後の占領軍による接収を経て独自の都市文化を形成し、無声映画期の諸作、日活アクションなど、数多くの映画のロケ地としても重宝されてきました。
本特集では、大正活映の前身となった東洋フィルム製作の無声映画、敗戦後の混沌とした風景を切り取った史料的価値の高い作品、横浜の知られざる裏面史を参照した作品、生活者の目線から変わりゆく横浜を見つめた作品など、10作品(9プログラム)を上映します。映画に刻まれた横浜の光と影を、フィルム上映にてご堪能ください。
見どころ
日本映画産業の要所・横浜で創られた無声映画期の記念碑的作品
大正活映の前身である東洋フィルムが製作した『成金[SANJI GOTO-THE STORY OF A JAPANESE ENOCH ARDEN]』(1918)や、清水宏の『港の日本娘』(1933)など、無声映画期の作品を通じて横浜の映画史に触れることができます。3月22日にはピアノ伴奏付上映も実施。
映画をとおして浮かび上がる横浜の生活史
鈴木清順の『密航0ライン』(1960)、中平康の『月曜日のユカ』(1964)、成瀬巳喜男の『ひき逃げ』(1966)、前田陽一の『虹をわたって』(1972)、森崎東の『野良犬』(1973)など、横浜の生活史を映画を通じて振り返ります。
横浜の不良文化が生み出した音楽と映画
松田優作が原案を手がけた『ヨコハマBJブルース』(1981)や、ドキュメンタリー映画『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』(2004)を通じて、横浜の不良文化と音楽の歴史を紐解きます。
上映作品(9プログラム、計10作品)
1.『成金[SANJI GOTO-THE STORY OF A JAPANESE ENOCH ARDEN]』(1918、ハリー・ウイリアムズ、トーマス栗原)
『港の日本娘』(1933、清水宏)
2.『密航0ライン』(1960、鈴木清順)
3.『月曜日のユカ』(1964、中平康)
4.『ひき逃げ』(1966、成瀬巳喜男)
5.『虹をわたって』(1972、前田陽一)
6.『野良犬』(1973、森崎東)
7.『ヨコハマBJブルース』(1981、工藤栄一)
8.『喜劇 家族同盟』(1983、前田陽一)★
9.『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』(2004、サン・マー・メン)★
★があるものはニュープリント上映
W'UP! ★12月10日~2025年3月23日 展覧会「映画監督 アンジェイ・ワイダ」 国立映画アーカイブ(中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/pum_tkchu_nationalfilmarchieve-2-2/
W'UP! ★3月27日~ はじまりの日本劇映画 映画 meets 歌舞伎 国立映画アーカイブ(中央区京橋)
住所 | 東京都中央区京橋 3-7-6 |
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
WEB | https://www.nfaj.go.jp/ |
開館時間 | 上映 企画によって異なる。展示 11:00 ~ 18:30(入室は閉室の30分前) |
休み | 月、上映準備・展示替期間、年末年始 |
ジャンル | 映画、フィルム |
入場料*1 | 上映:大人520円、高・大学生、65歳以上310円、小・中学生100円、特別プログラムには異なる料金が発生します。展示:大人250円、大学生130円 |
アクセス*2 | 京橋駅1番出口より徒歩1分、宝町駅A4出口より徒歩1分、銀座一丁目駅7番出口より徒歩5分 |
収蔵品 | |
*1 高齢者・学生・障害者割引は要確認 *2 表示時間はあくまでも目安です |
国立映画アーカイブ(中央区京橋)

■新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ご来館の前に下記のページをお読みいただきますようお願いいたします。→ https://www.nfaj.go.jp/ge/topics/20200625/
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著名なオーケストラ作曲家が映画音楽の作成に携わっていたことに焦点を当てています。大島渚監督がどのように作曲家と一緒に仕事をしていたかの手記、面白く拝読いたしました。
コメントありがとうございます!日本の映画音楽は欧米に負けずですね