W'UP! ★1月4日~2月5日 上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」/2月6日~3月4日 上映企画「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」』 国立映画アーカイブ

W'UP! ★1月4日~2月5日 上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」/2月6日~3月4日 上映企画「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」』 国立映画アーカイブ

 

2023年1月4日(水)~2月5日(日)
上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」

 国立映画アーカイブでは、1月4日(水)より、アカデミー賞で有名な米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関であるアカデミー・フィルム・アーカイブと共同で、企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」を開催いたします。
 本特集は、23プログラム(35本)の上映を通じて同館のコレクションや近年の復元の成果などを紹介する企画です。アカデミー賞受賞作はもちろん、同館が復元した日本未公開のアメリカのインディペンデント映画や、鑑賞機会の希少なキューバ映画やインド映画も上映。すべての映画ファンにとって必見の特集となっておりますので、みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

Nate Christenson ©A.M.P.A.S.

見どころ

往年の名作から日本未公開作品までアカデミー受賞作を35mmフィルムで上映
 ヴィンセント・ミネリが監督し、パリのロケ撮影や豪華なセットが美しいアカデミー賞9部門受賞のミュージカル映画『恋の手ほどき』、ろうそくの火だけで撮影したシーンなどフィルムの質感を存分に楽しめるスタンリー・キューブリック監督作の『バリー・リンドン』といった名作をアカデミー・フィルム・アーカイブが近年作製した35mmフィルムで上映します。また、鉱山労働者たちの決死のストライキを記録して、アカデミー賞長篇ドキュメンタリー映画賞に輝いた日本未公開作品『アメリカ合衆国ハーラン郡』(バーバラ・コップル)も35mmフィルムで上映。いずれの作品も本企画限定の大変貴重な上映機会となります。

『恋の手ほどき』 Gigi © 1958 WBEI

アカデミー・フィルム・アーカイブが復元した多様な映画を上映
 アカデミー・フィルム・アーカイブは、メジャースタジオの映画以外にも、様々なカルチャーを背景にもつ映画作品の保存・復元を手掛けています。レズビアンの映画作家として実験映画やドキュメンタリーを多く監督したバーバラ・ハマーの初期作品集、これまでアンディ・ウォーホルのミューズとして紹介されてきたトランスジェンダー女性のホリー・ウッドローン主演『きゅうり畑のかかし』(ロバート・J・カプラン)、黒人男性がゲイとしての自らの人生を語るドキュメンタリー『ジェイソンの肖像』(シャーリー・クラーク)、メキシコ系アメリカ人の英雄を描いた『グレゴリオ・コルテスのバラッド』(ロバート・M・ヤング)、デューク・エリントンが初めて映画出演した『ブラック・アンド・タン』(ダドリー・マーフィー)などを上映します。
 また、インド映画『主人公』(サタジット・レイ)や、キューバ映画『悪魔と戦うキューバ人』(トマス・グティエレス・アレア)も、アカデミー・フィルム・アーカイブ作製の復元版で上映します。

『きゅうり畑のかかし』

アカデミー・フィルム・アーカイブが所蔵する日本関連作品も上映
 アカデミー賞短篇ドキュメンタリー映画賞受賞『ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス』(伊比恵子)、短篇アニメーション映画賞受賞『つみきのいえ』(加藤久仁生)といった日本人監督の受賞作を上映します。また、1935年に日本のトーキー技術の水準をアメリカに紹介する目的で製作された映画『日本の映画作り』も上映。『海國大日本』(阿部豊)など現存が初めて確認された日本映画の断片を含む『日本の映画作り』が、約90年ぶりに里帰りします。

トークイベント
『アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション』では、上映後にトークイベントを開催いたします。
『日本の映画作り』(1935年)/『AFA所蔵ホームムービー集』
 対象回:1/28(土)16時の回、2/2(木)15時の回
 登壇者:ジョセフ・リンドナー氏(アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画部長)

『きゅうり畑のかかし』(1972年)
 対象回:2/4(土)16時の回
 登壇者:ハンク・アルパート氏(本作プロデューサー)

《バーバラ・ハマー初期作品集》
 対象回:1/7(土)16時の回
 登壇者:菅野優香氏(同志社大学大学院准教授)

※トークイベントのみの参加はできません。チケット等の詳細はHPをご確認ください。

アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション
Film Treasures from the Academy Film Archive
会 期 2023年1月4日(水)〜2月5日(日)
会 場 国立映画アーカイブ 小ホール[地下1階]
主 催 国立映画アーカイブ、アカデミー・フィルム・アーカイブ
HP https://www.nfaj.go.jp/exhibition/academy202212/
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
チケット 12月27日(火)以降、毎週火曜日10:00より、翌週(火~日)上映回の電子チケットを当館HPより公式チケットサイトにて各回の開映15分前までオンライン販売します。チケットの窓口販売など購入方法の詳細はHPをご確認ください。(※1月10日(火)~15日(日)上映回は12月27日(火)にチケットを発売します。12月27日(火)に1月4日(水)~15日(日)の2週間分のチケットを一斉発売しますのでご注意ください。)
料 金 一般 1000円、高校・大学生・65歳以上:700円、小・中学生・障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児 500円

米国映画芸術科学アカデミー アカデミー・フィルム・アーカイブ

上映作品(35作品、23プログラム)
1. 『アンニー可愛や』(1925年、監督:ウィリアム・ボーディン、出演:メアリー・ピックフォード)
2. 『ブラック・アンド・タン』(1929年、監督:ダドリー・マーフィー、出演:デューク・エリントン)
  『草原のハーレム』(1937年、監督:サム・ニューフィールド、出演:ハーブ・ジェフェリーズ)
3. 『青空恋をのせて』(1932年、監督:トム・バッキンガム、出演:チェスター・モリス)
4. 『日本の映画作り』(1935年)/『AFA所蔵ホームムービー集』
5. 『街の野獣』[プレ・リリース版](1950年、監督:ジュールス・ダッシン、出演:リチャード・ウィドマーク)
6. 『荒馬と女』(1961年、監督:ジョン・ヒューストン、出演:クラーク・ゲーブル)
7. 『ナイト・タイド』(1961年、監督:カーティス・ハリントン、出演:デニス・ホッパー)
8. 『主人公』(1966年、監督:ショットジット・ラエ(サタジット・レイ)、出演:ウットム・クマル)
9. 『ジェイソンの肖像』(1967年、監督:シャーリー・クラーク、出演:ジェイソン・L・ホリデイ )
10.『きゅうり畑のかかし』(1972年、監督:ロバート・J・カプラン、出演:ホリー・ウッドローン)
11.『悪魔と戦うキューバ人』(1971年、監督:トマス・グティエレス・アレア、出演:ホセ・アントニオ・ロドリゲス)
12.《バーバラ・ハマー初期作品集》『シスターズ!』(1973年)『月経』(1974年)『ジェーン・ブラッケージ』(1974年)『スーパーダイク』(1975年)『ダブル・ストレングス』(1978年)『オーディエンス』(1982年)
13.『グレゴリオ・コルテスのバラッド』(1982年、監督:ロバート・M・ヤング、出演:エドワード・ジェームズ・オルモス)
14.『クイーン・オブ・ダイヤモンド』(1991年、監督:ニナ・メンケス、出演:ティンカ・メンケス)
15.『孔雀夫人』(1936年、監督:ウィリアム・ワイラー、出演:ウォルター・ヒューストン)
16.『羅生門』[デジタル復元版](1950年、監督:黒澤明、出演:三船敏郎、京マチ子、志村喬)
17.『恋の手ほどき』(1958年、監督:ヴィンセント・ミネリ、出演:レスリー・キャロン)
18.『バリー・リンドン』(1975年、監督:スタンリー・キューブリック、出演:ライアン・オニール)
19.『アメリカ合衆国ハーラン郡』(1976年、監督:バーバラ・コップル)
20.『ノーマ・レイ』(1979年、監督:マーティン・リット、出演:サリー・フィールド)
21.『狼男アメリカン』(1981年、監督:ジョン・ランディス、出演:デヴィッド・ノートン)
22.《アニメーション短篇集》『キック・ミー』(1975年、監督:ロバート・スウァーズ)『ユア・フェイス』(1987年、監督:ビル・プリンプトン)『階段を降りるモナ・リザ』(1992年、監督:ジョアン・C・グラッツ)『ウォレスとグルミット、危機一髪!』(1995年、監督:ニック・パーク)『つみきのいえ』(2008年、監督:加藤久仁生)
23.『ザ・パーソナルズ 黄昏のロマンス』(1998年、監督:伊比恵子)/『予備選挙』(1960年、製作:ロバート・ドリュー)

巡回情報
上映企画『アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション』は、下記の場所で巡回上映いたします。
福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 
会 期 2023年2月1日(水)〜26日(日)
京都文化博物館フィルムシアター 
会 期 2023年2月18日(土)〜3月1日(水)

※上映作品などの詳細は各館のHPで後日発表いたします。

2023年2月6日(月)~3月4日(土)
上映企画「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」』

日本における女性映画人の歩みを歴史的に振り返る
 上映企画「日本の女性映画人」では、日本における女性映画人の歩みを歴史的に振り返り、監督・製作・脚本・美術・衣裳デザイン・編集・結髪・スクリプターなど様々な分野で女性が活躍した作品を取り上げます。従来の日本の製作現場では男性が圧倒的多数を占めており、スタッフとして貢献した女性たちの存在の多くはこれまで見過ごされてきました。
 本企画は、Part 1として、無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した女性映画人80名以上が参加した作品を対象に、劇映画からドキュメンタリーまで、計81作品(44プログラム)を上映する大規模な特集上映となります。近年再評価が進んでいる、女性監督第1号の坂根田鶴子、女優から監督に進んだ田中絹代や望月優子、脚本の水木洋子や田中澄江、編集の杉原よ志、衣裳デザインの森英恵のみならず、多様な領域で手腕を発揮した女性映画人たちにスポットライトを当てます。
 また、戦前の日本映画の黄金期に大手映画会社で健筆をふるった鈴木紀子(1909-1985)を中心として、戦前の女性脚本家の小特集も行います。
 脈々と築きあげられてきた女性映画人たちの歴史を掘り起こし、その仕事を見直すことによって日本映画への新たな視座が切り拓かれることを願っております。

『お父さんの歌時計』[無声短縮版](1937年、原作・脚本:鈴木紀子)

見どころ

無声映画期から戦後にかけての女性脚本家たちの活躍
 戦後には文芸映画を中心に女性脚本家の活躍が目立ちましたが、無声映画期には幅広いジャンルで女性たちが執筆しており、剣戟時代劇を多作した林義子や社喜久江、松竹蒲田で母ものや少女ものに携わった水島あやめを取り上げます。また、無声映画期から戦中にかけて活躍した鈴木紀子は、『チョコレートと兵隊』(1938、佐藤武)や『花つみ日記』(1939、石田民三)などの秀作を手がけました。そして、戦後にデビューした水木洋子、田中澄江、橋田壽賀子、楠田芳子、和田夏十らが個性豊かな作品群を送り出しました。
戦前から専門職として確立されていた結髪やスクリプターに注目
 無声映画期には、撮影所に女優が誕生するよりも先に結髪部の女性スタッフが定着していました。 増淵いよのと伊奈もとは、1917年から日活向島で女形の結髪を手がけて以来、戦後にかけて活躍しました。 また、製作現場での記録を担当するスクリプターは女性採用がある限られた職種でしたが、戦前から女性が主力の専門職として確立され、40年以上の長いキャリアを歩んだケースや、スクリプターを出発点に監督やプロデューサーなどへ進んだケースもありました。 日本の女性スクリプター第1号と推定される坂井羊子はじめ、戦前からの草分けである三森逸子、鈴木伸、藤本文枝、城田孝子から、戦後にデビューした中尾壽美子、秋山みよ、宮本衣子、野上照代、白鳥あかね、梶山弘子、高岩禮子まで、日本映画黄金期の多大な貢献に光を当てます。
文化・記録・教育映画で手腕を発揮した女性監督たち
 戦前より先駆的活動をした脚本家の厚木たか以降、文化・記録・教育映画の発展を背景として1950年代から女性監督たちが実績を上げていました。科学映画で定評のあった中村麟子、岩波映画でデビューして活躍した時枝俊江と羽田澄子、教育映画の西本祥子、PR映画なども含め幅広く手がけたかんけまり、人形アニメーションの神保まつえ、さらに1960年代に監督デビューした藤原智子と渋谷昶子を取り上げます。

上映作品の詳細につきましては、下記のURLからご覧ください。
企画HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/women202212/#section1-2

『キクとイサム』(1959年、脚本:水木洋子)

日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで
会 期 2023年2月7日(火)〜3月26日(日)(休映日:月曜日および3月18日(土))
会 場 国立映画アーカイブ 小ホール[地下1階]
主 催 国立映画アーカイブ
協 力 協同組合 日本映画・テレビスクリプター協会
HP :https://www.nfaj.go.jp/exhibition/women202212/
問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

チケット
 1月31日(火)以降、毎週火曜日10:00より、翌週(火~日)上映回の電子チケットを当館HPより公式チケットサイトにて各回の開映15分前までオンライン販売します。チケットの窓口販売など購入方法の詳細はHPをご確認ください。
料 金 一般 520円、高校・大学生・65歳以上 310円、小・中学生:100円、障害者(付添者は原則1名まで)
※キャンパスメンバーズ・未就学児・優待:無料

住所東京都中央区京橋 3-7-6
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEBhttps://www.nfaj.go.jp/
開館時間上映:企画によって異なる。展示:11:00 ~ 18:30(入室は閉室の30分前)
休み月、上映準備・展示替期間、年末年始
ジャンル映画、フィルム
入場料*1上映:大人520円、高・大学生、65歳以上310円、小・中学生100円、特別プログラムには異なる料金が発生します。展示:大人250円、大学生130円
アクセス*2京橋駅1番出口より徒歩1分、宝町駅A4出口より徒歩1分、銀座一丁目駅7番出口より徒歩5分
収蔵品 
 *1 高齢者・学生・障害者割引は要確認 *2 表示時間はあくまでも目安です

国立映画アーカイブ

画像提供:国立映画アーカイブ

■新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ご来館の前に下記のページをお読みいただきますようお願いいたします。→ https://www.nfaj.go.jp/ge/topics/20200625/

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