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W'UP!★7月1日~7月30日 岡崎正人 写真展 「掌の残像」不確かな希望/8月4日~8月27日 ニューオリンズ行進曲 ー ルイ·アームストロングを生んだ街 ー ギャラリー冬青

W'UP!★7月1日~7月30日 岡崎正人 写真展 「掌の残像」不確かな希望/8月4日~8月27日 ニューオリンズ行進曲 ー ルイ·アームストロングを生んだ街 ー ギャラリー冬青


2022年7月1日(金)~7月30日(土)
岡崎正人 写真展
「掌の残像」不確かな希望


最初にフィルムがあった。
それは大きなレントゲン用のシートフィルムで、ずいぶん昔に、期限切れの廃棄品を譲り受けたものだ。

何度か引っ越しても捨てられずにいて、十数年前に今の家に移ってからは暗室の隅に保管。
箱に書かれた使用期限は1980年頃だから、普通に考えればゴミである。 
一度、思い立ってベランダでテスト撮影しようとしたら、コードノッチがない。、
その一枚を明室で確認してみると、、、裏表が同じだ。
後から知ったのだが、レントゲンのフィルムには、両面に乳剤を塗って、裏表なく使用するものがあるようだ。

気を取り直して、4x5インチにカット、ベランダから撮ると、ぼんやりと写った。
その時のカブリ濃度は1.0くらい。コンタクトなら、プリントできそうなネガであった。
ああ、使えるじゃないかと気が緩んで、それからまた10年が過ぎた。

このフィルムで本格的に写真を撮り始めたのは自粛ムードの2年前だ。
フィルムの箱には Panorama Dental X-ray film の文字、、、
歯科医用のレントゲンのパノラマであるから、顎全体を撮影するフィルムのように思われる。
フィルムのサイズは30cmx15cm、四つ切の印画紙の下を切り落とした横長で、
ピンホールカメラを作れば、べた焼きでプリントになるサイズだ。
 
最初のカメラは、粗大ごみに捨てられていた、インテリア用のオイル缶だった。
スツールになるほどの大きさであるから、一枚撮るとフィルムの交換に暗室に戻らなければならない。
それだけならよいが、、、その大きさと、ボロい外見ゆえに、
海岸で露光中のカメラが、ゴミの不法投棄と間違えられて警察に通報されるというトラブルがあった(笑)
 
カメラらしい?外観は重要で、新品のペンキ缶を購入し、三脚も付くようにした。
やや小ぶりになって、フィルム交換は車内のダークテントでできるようになり、
一日に数枚と、スローペースではあるが、自宅の周辺で撮影するようになったのである。
 
写り具合はと言うと、10年前のカブリ濃度は1.0ぐらいだったが、
新たに試してみると、未露光でも2.0近くある。
露光しなくても真っ黒なネガ、撮影すると、真っ黒のネガの中にぼんやりと何かが写る。
 
いろいろと改良はしたが、40年前のレントゲンフィルム、どんなに頑張ってもちゃんとは写らない。
それが魅力?となって、毎日撮影を続けて、1年で300枚のフィルムを使いきってしまった。
 
撮影地は、自宅のある房総半島周辺、自粛真っ只中であるから遠くにはいけない。
海沿いに足を伸ばして茨城までだ。
 
カメラはペンキの缶のピンホール、ファインダーは無いが、改良を重ねて100度近い画角がある。
太陽は反転し、ぼやけた空に雲は流れる。
私には見慣れた場所ではあるが、仕上がったプリントは別の惑星のようだ。

岡崎正人 Okazaki Masato
1959年高知県生まれ
1978年より日本大学芸術学部写真学科で写真を学び、同芸術研究所を経て1985年より本格的に作家活動を開始する。
主な個展
1986年 東京銀座コダックフォトサロン「泥影」(DEIEI) 
1986年 大阪コダックフォトサロン「泥影」(DEIEI) 
1988年 東京銀座コンタックスフォトサロン「エア」
1996年 東京渋谷Eggギャラリー「耽象の時Part 1」
1998年 横浜ギャラリークレイドル「ZONE」
1999年 横浜ギャラリークレイドル「ノスタルジア」
2002年 東京広尾テアトル・デ・ソンス ギャラリー「ZONE2」
2005年 NY. FOTOSPHERE GALLERY「MASATO OKAZAKI PHOTOGRAPHY」
2006年 NY. FOTOSPHERE GALLERY「MASATO OKAZAKI PHOTOGRAPHY」
2011年 東京ギャラリーバウハウス「水の呼吸」
2012年 東京ギャラリーE&M NISHIAZABU
2015年 東京ギャラリーバウハウス「光に出遭う旅」
2018年 東京ギャラリーバウハウス「etude北国のための習作」

会期:2022年7月1日(金)~7月30日(土)
11:00~19:00
日曜・月曜・祝日休廊
入場無料
最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線 新中野駅徒歩5分
展示 銀塩作品 27点


 

 

2022年8月4日(木)~8月27日(土)
ニューオリンズ行進曲
ー ルイ·アームストロングを生んだ街 ー

作家の言葉
 100年前、現代のコロナ禍のようにスペイン風邪の脅威が世界を覆っていたなか、ジャズ発祥の地ニューオリンズの若者が世界の音楽を様変わりさせた。『ジャズの王様サッチモ』と呼ばれるルイ・アームストロングだ。
 スラムに生まれ11歳で銃を発砲、少年院に入りそこでコルネットと出会い才能を発揮。ジャズの街で黒人社会伝統の音楽に育てられ、独特の強烈なスウィング感とジャズ感覚を生み出した。ルイ・アームストロングは、『ジャズエイジ』とも呼ばれたパンデミック後の1920年代、そして続く30年代40年代から現代にまで続くジャズの流れの基本を形作った。

 1967年、私達夫婦はサッチモのロマンの虜になりトランペットとバンジョーを片手に移民船ぶらじる丸に乗船。憧れのニューオリンズに渡り5年間『サッチモとジャズの故郷』でジャズ武者修行の生活を体験した。ニューオリンズに生き続けていた黒人社会の伝統、、、ジャズ・フューネラル(葬式)、黒人教会、ジャズパレード、そして魅力に満ちたニューオリンズの街!!それは、ジャズの王様サッチモと同世代、年上のジャズマンさえいた、ジャズ・パイオニア達の中で学ぶ毎日だった。
 この『サッチモとジャズ』を生んだ街の貴重な風習や、スウィンギーな黒人社会を記録しなければ!!そんな気持ちから『サッチモの街』の写真を撮り始めた。
 5年間にわたったニューオリンズ生活、最初は父からもらったカメラ、KODAKレチナⅡにトライXのフィルムを使用。当時現像、焼き付け、フィルム現像も独学で習得。後にはNikonFのカメラと交換レンズを手に、ジャズの故郷での生活への感激、感動、ジャズの故郷へのロマンと憧れをこめ、夢中で撮った写真は1万ショットを超えた。
 『この素晴らしき世界』、『聖者の行進』、、、このジャズの街が生んだサッチモの音楽は、現代はもちろん、100年500年後の世界も愛され続けていくことだろう。そして嬉しいことに、私達夫婦が半世紀以上前にとらえた『サッチモの故郷』の伝統とハートとスピリットは、現在のニューオリンズの街にも立派に生き続けている。

作家略歴
外山喜雄 とやまよしお
 ジャズトランペット奏者、歌手。1944年3月5日 東京都港区生まれ。中学2年生でトランペットを吹き始め、早稲田大学在学中は、ニューオーリンズジャズクラブで活躍。卒業後は損害保険会社に就職し、1966年大和田恵子と結婚。

外山恵子 とやまけいこ
 バンジョー、ピアノ奏者。幼少より美術と音楽に興味を持ち、早稲田大学文学部進学後、高校の先輩のいた早稲田大学ニューオーリンズジャズクラブに入部。ここで外山喜雄と運命の出会いを果たす。

 ジャズの王様サッチモことルイ・アームストロングに憧れ、1967年夫婦で移民船に乗り、ジャズとサッチモの故郷アメリカ・ニューオーリンズに渡る。ジャズ発祥の地、ニューオーリンズを拠点として、欧米を股にかけた「武者修行」は5年以上にも及び、現地で肌で学んだ『原点のジャズ』は二人の貴重な財産となっている。また、ジャズの故郷を記録したいとの熱意から、独学で写真撮影、現像を習得、1万点を超すジャズの原点の記録を残す。帰国後の1975年、外山喜雄とデキシ―セインツ結成。1983年、開業した東京ディズニーランドで、2006年までの23年間にわたり、人気バンドして演奏した。1994年、現在の日本ルイ・アームストロング協会を設立。「銃に代えて楽器を」スローガンに、ニューオーリンズ市の子供たちに楽器をプレゼントする運動、ハリケーン・カトリーナ災害復興支援などに取り組む。外山夫妻のこうした活動と半世紀を超えるデキシーランドジャズの演奏と普及への貢献は、国内外からの高い評価を得ている。
受賞
2005年「外務大臣表彰」
2017年 日本ジャズ大賞
2018年「文部科学大臣表彰」等、国内顕彰多数
2018年 アメリカで「スピリット・オブ・サッチモアワード生涯功労賞」を日本人初受賞
1971年 夫婦でニューオーリンズ名誉市民
出版
『ニューオリンズ行進曲』(冬青社/2002年)
『聖地ニューオリンズ聖者ルイ・アームストロング』(冬青社/2008年)
『ルイ・アームストロング…生誕120年没50年に捧ぐ』(冬青社/2021年)

ニューオリンズ行進曲 ー ルイ·アームストロングを生んだ街 ー
会 期 2022年8月4日(木)~8月27日(土)

住所東京都中野区中央5-18-20
TEL03-3380-7123
WEBhttp://www.tosei-sha.jp/
営業時間*111:00 ~ 19:00
休み*2日、月、祝
ジャンル*3写真
アクセス*4丸の内線中野駅一番出口より徒歩5分
取扱作家http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/ARTISTS/j_artists.html
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

ギャラリー冬青

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