W'UP!★4⽉5⽇~4⽉27⽇ Group Photo Exhibition of German Photographers FROZEN SCULPTURES/5月2日~5月25日 篠田英美 写真展 銀河は高く歌う ギャラリー冬青(中野区中央)
2024年4⽉5⽇(⾦)~4⽉27⽇(⼟)
Group Photo Exhibition of German Photographers
FROZEN SCULPTURES
ステラ・ポラリスウロリアルスアーク -⺟なる⼤地の輝く記憶
Stella Polaris* Ulloriarsuaq は、10年にわたり世界中の観客を魅了してきた先⾒性のある写真アートプロジェクト。著名な写真家ノミ・バウムガルトルが率いるこの国際的なアートの試みは、グリーンランドの氷の広がりの核⼼に迫り、その幽⽞な美しさと憂慮すべき危うさを捉えている。
2012年から2013年にかけて実現した Stella Polaris* Ulloriarsuaq は、息をのむような写真と映像を通して、グリーンランドの消えゆく氷を記録し、私たちの環境に対する意識を痛切に映し出している。ノミ・バウムガルトルが尊敬する写真家スべン・ニーダー、映像作家ヤトリ・ニーハウス、グリーンランド⼈コーディネーターのラーリ・リバースらを含む彼⼥のチームは、⼈間と機材が限界に達するような過酷な状況下で、凍てつく地形をナビゲートする。
地元のグリーンランド⼈たちとともに、チームは"写真撮影"を⾏った。⾼出⼒の懐中電灯で氷⼭や氷河を照らし、写真という媒体を通して世界に光のメッセージを送るのだ。オーロラを背景にした時間露光による光の絵画は、まさに芸術作品である。2014年現在、Stella Polaris* Ulloriarsuaq の⾒事な写真・映像作品と深遠なメッセージは、魅⼒的な写真集と国際的な展覧会を通じて広まっている。
それらに関連した映画は⾼い評価を得ており、2017年夏の「ロサンゼルス映画祭」オフィシャルセレクションで脚光を浴び、世界中の⼀流映画祭で観客を魅了した。『Stella Polaris*Ulloriarsuaq』は国境を越え、私たちの惑星にある氷の領域の微妙なバランスについて熟考するよう視聴者を誘い、環境スチュワードシップに向けた⾏動を後押しする。
スヴァールバル / 作家:マイケル・ニッケ
スヴァールバル諸島は、北極海に浮かぶノルウェーの群島。ノルウェー北岸と北極のほぼ中間に位置する。最⼤の島はスピッツベルゲン島で、最⼤の集落はスピッツベルゲン島の⻄海岸にあるロングイヤービエンと⾔われる。
ノルウェーの学校に通っていたドイツの写真家マイケル・ニッケと彼のチームは、2011年にスピッツベルゲン島を訪れた。彼が現地で写真撮影をしたその年は、気候変動が⽖痕を残す前だった。それからすでに11年が経ち、2022年の夏は例外的に気温が上昇したため、スヴァールバル全域で記録的な雪解けが起こっていた。スヴァールバルに住み、そこで働く⼈々にとって、それは危機的状況である。また、海氷の喪失は、ホッキョクグマがより空腹になり、餌を求めて⼈間の居住地に近づき始めたことをも意味する。今⽇、ロンヤービエンは世界で最も北に位置する町であるだけでなく、最も急速に温暖化している町でもある。研究によれば、スヴァールバルは世界平均の6倍の速さで温暖化しているという。こうした事 実から、この地域は気候研究者たちに、北極圏の他の地域に何が起こるかを予⾒させる。
マイケル・ニッケは Hasselblad X-Pan カメラを使ってスピッツベルゲン島の美しい⾵景とロングイヤービエンの現状を撮影した。その空間は、私たちのものの⾒⽅を超越するほどの果てしない深さと広さで、このカメラのパノラマ技術でしか⼗分に捉えることができない。
ほとんどの写真家は氷河の⾊彩に屈するが、マイケル・ニッケにとってはモノクロの表現が⾮常に⼒強い選択肢のようだ。そのために彼は⽩⿊のネガフィルムを使⽤した。北極圏の気候のため、カメラの使⽤頻度が⾮常に少なく、ネガフィルムの量はそれほど多くない。作家はこのユニークな資料の中から最も印象的なモチーフを選び、⽇本で初めて発表する。
Michael Nischke (マイケル・ニッケ)
1956年ベルリン(ドイツ)⽣まれ。ケルンで写真⼯学を学んだ後、写真デザイナーや作家として活動し、2000年からはファインアート写真家として活動している。現在までにドイツ写真協会(DGPh)会員となり、50冊以上の写真集を出版。また、彼の作品はドイツ、⽇本、台湾で開催された数々の写真展で展⽰された。ここ数年は、北朝鮮とエリトリアの未公開パノラマを撮影した特別シリーズのために写真を撮影した。ミュンヘンにあるBLANK ART FOUNDATIONの理事兼キュレーターとして、写真とビデオアートを中⼼に活動している。
ノミ・バウムガルトル スベン・ニーダー マイケル・ニッケ
Nomi Baumgartl / Sven Nieder / Michael Nischke
Group Photo Exhibition of German Photographers
FROZEN SCULPTURES
気候変動が残した痕跡からみる、地球の美しさと危うさ。
会 期 2024年4⽉5⽇(⾦)~4⽉27⽇(⼟)
時 間 11:00~19:00
休 廊 ⽇曜・⽉曜・祝⽇
⼊場無料
※トークショー 4⽉5⽇(⾦)19:00~20:30
住所 | 東京都中野区中央5-18-20 |
TEL | 03-3380-7123 |
WEB | http://www.tosei-sha.jp/ |
営業時間*1 | 11:00 ~ 19:00 |
休み*2 | 日、月、祝 |
ジャンル*3 | 写真 |
アクセス*4 | 丸の内線中野駅一番出口より徒歩5分 |
取扱作家 | http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/ARTISTS/j_artists.html |
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります |
ギャラリー冬青(中野区中央)
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2024年5月2日(木)~5月25日(土)
篠田英美 写真展
銀河は高く歌う
作家の言葉
写真を撮る時、いつも思うのは、私が見ている情景をみんなにも見せたいということ。
人を撮る時は、撮られている本人でさえ気付いていないであろう魅力を、また、景色を撮る時は、
この一瞬の光が見せてくれる奇跡の輝きを。どちらにせよ、今この時は二度とは訪れません。
思った通りに撮れた時より、こんなのが撮れちゃったという時に写真は面白いと感じます。
今回の展示作品のメインとなる「光が流れる写真」も、驚きの産物のひとつです。
ある時フィルムに映ったものは、いつも感じている、地球に乗って宇宙を旅している感覚でした。
その感覚を培ったのは、8歳から暮らしたメキシコの日々。あの頃、家族でよく車で旅をしました。
父が運転し、母が助手席、三人姉妹で後部座席に座っていると、全く知らない土地でも何も怖く
ありませんでした。車がそのまま宇宙船になって、空の彼方に飛んで行っても平気だとまで思っ
ていました。
なんて言いつつ、ただ単に、モノともヒトとも別れ下手という、未練がましい生き方が、去り難く
光が帯を引く写真を撮らせるのかも知れません。
ともあれ、私にとっては宝石のような世界をお楽しみいただけたら幸せです。
篠田英美
会 期 2024年5月2日(木)~5月25日(土)
時 間 11:00~19:00
休廊日 日曜・月曜・祝日 ※5月4日(祝・土)はOPEN
会期中のイベント
※参加費各1000円 ご予約はギャラリー冬青まで
TALK:10日(金)19:00-20:30 石飛徳樹(朝日新聞編集委員)×深田晃司(映画監督)×篠田英美
TALK:17日(金)19:00-20:30 瀬戸正人(写真家)×篠田英美
LIVE:25日(土)17:00-18:00 弾き語りライブ「銀河の宴」by太陽バンド
篠田英美 Hidemi SHINODA
埼玉県大宮市出身。8歳から11歳までメキシコ、16歳から19歳までアメリカに在住。慶應義塾大学文学部文学科英米文学専攻卒業。在学中、カメラクラブに所属。卒業後、(株)第一勧業銀行入行。2000年からフリーフォトグラファー。現在、主に、朝日新聞社、時事通信社などで文化人ポートレート撮影を担当。時事通信社配信の「ミニ評」(ノンフィクションジャンル)執筆(2016 年〜2022 年)。全国の個人調剤薬局が加盟する ClassA グループ季刊広報誌「Field」内のお店紹介インタビュー記事「Shop Watch」連載中(2019年〜)。作家ホームページ https://www.1de3.net
展示会歴
2005年 12月 千駄木 GALLERY IMAGO にて「コスモナフト」展
2008年 12月 南青山 ICHYS GALLERY にて
写真と絵画の四人展「ただいまを生きております」
2010年 9月 新宿 PlaceM にて「SUGAR SWEETS & HONEY SYRUP」展
2010年 10-12月 大宮グランドミッドタワーズ大宮、けやきギャラリーにて
「ふるさと埼玉の四季」展
2010年 12月 下北沢 Garden、タバコノケムリ vol.13 にて「タバコジュースポスター」展
2012年 7-8月 原宿 Lapnet(LAFORET アートスペース)にて「ミールー・ミール」展
2013年 1月 新宿 PlaceM にて「光のこと」展
2014年 1-2月 新宿 PlaceM にて「光のいろ」展
2015年 10-11月 銀座ギャラリー林にて
額縁作家の石井晴子さんとの二人展「額縁とポートレート」
2020年 12月 新宿ヒルトンホテル Hiltopia ARTSQUARE にて四人展「escape」
2022年 10-11月 新宿ゴールデン街 nagune にて「浴女」展
2023年 4月 Reminders Photography Stronghold 京都分室パプロルにて
「PHOTOBOOK AS OBJECT」展(Kyotographie、KG +参加)
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