W'UP!★9⽉1⽇~9⽉30⽇ Michael Nischke 写真展 BLUE SKY − WARM SAND/10⽉6⽇~11⽉4⽇ 勝⾒⾥奈 写真展 未明の記憶 ギャラリー冬青(中野区中央)

W'UP!★9⽉1⽇~9⽉30⽇ Michael Nischke 写真展 BLUE SKY − WARM SAND/10⽉6⽇~11⽉4⽇ 勝⾒⾥奈 写真展 未明の記憶 ギャラリー冬青(中野区中央)

 

2023年9⽉1⽇(⾦)~9⽉30⽇(⼟)
Michael Nischke 写真展
BLUE SKY − WARM SAND

ステートメント
 写真作品は光によって構成されており、カメラはその特別な瞬間を永遠に切り取る事ができる。始めは、反対の壁またはテーブルにイメージを投影できる、⼩さな⽳の空いた暗い部屋だった。ラテン語でこの"暗い部屋"を意味する「カメラオブスキュラ」という⾔葉は 1604 年に使われ始め、現在の『フォトグラフィー』の起源となっている。光に繊細に反応し周囲の様⼦を留めおく、この⼩さな⽳の空いた箱からピンホールカメラは始まり、素晴らしい結果をもたらした。
 光学レンズなしに驚くべき繊細さで写真を作りあげる事が出来る。最⾼の成果であるより鮮明なイメージは、とても⼩さなピンホールによって撮影される。1999 年、私は初めて英国製の⽊製ピンホールカメラでの作品制作を始めた。そしてすぐ私達はその特別な世界観に魅了され、この種の写真では全く珍しく、初期からポートレートの制作に集中している。
 私は 4×5inch のポラロイドフィルムを⽤いて、ユニークな結果を得ており、ポラロイド社のタングステンフィルムを⽤いて、魅⼒的な単⾊の⻘を、いくつかのシリーズで、ポラロイド社の特別版のセピアフィルムを⽤いて、褐⾊調の特徴を与えている。そして海岸や湖の浜辺にいる⼈々をコンセプトにした作品は私たちをギリシャのクレタ島、ドイツ、イタリア、オランダ、タイへと誘う。
 ⽒は 2000 年ドイツで開催された初の⼤判プリントによる個展のオープニングの際「私にとってピンホールカメラの技術は、完全に新しい写真の世界を切り開いてくれるものだ」と語った。
 「ピンホールカメラのおかげで作品の核⼼へと焦点を合わせる事ができる。私がピンホールカメラに魅了されるのは被写体に秘められた未開の⼒であり、どのハイテクの写真技術をも超える事ができる⼒である。1回1回シャッターを切る度に無条件に責任が要求される事、これは写真家にとって最も純粋な写真のあるべき形である。」
 この度、東京のギャラリー冬⻘で初めて、特別な 4×5 inchのポラロイド作品、ユニークなオリジナル作品を展⽰する。1999年と2003年に展⽰したポートレートと⾵景からのベストセレクションである。そこから浮かび上がってきたのは、何気ないシチュレーションを題材にしたストーリーテリングであり、絵画のように美しく、感動的である。

会 期 2023年9⽉1⽇(⾦)~9⽉30⽇(⼟)
時 間 11:00~19:00
休廊日 ⽇曜・⽉曜・祝⽇
⼊場無料
アクセス 東京メトロ丸ノ内線新中野駅より徒歩5分

作家略歴
Michael Nischke
1956 年 ドイツ、ベルリン⽣まれ。
1972 年 ノルウェイ在住中に写真を始める。ドイツ、ケルンにて写真⼯学を勉強したのち、
フォトグラフィックデザイナーとして働きながら、雑誌や書籍で執筆活動を⾏う。
1986 年 ミュンヘンに写真スタジオをオープンする。
2000 年〜 ファインアートフォトグラファーとして、またドイツの写真雑誌で編集⻑として
活動している。
2003 年 ミュンヘンにパノラマ写真のためのファインアートフォトギャラリーをオープン。⾃⾝の作品も数回展⽰を⾏っている。
2019 年 写真展「UNPLUGGED」ギャラリー冬⻘
2017 年 写真展「MUNICH-MOMENTS」ギャラリー冬⻘
ドイツ写真協会(DGPh)のメンバーであり、これまでに 25 冊以上の写真集を出版。コダックフォトブック賞、if Communication Design 賞、red dot design 賞などを受賞。
モチーフを絞って都市ごとにパノラマ撮影をするシリーズで注⽬を集めた。これまで、ハバナ、 ドバイ、ヴェネツィア、ローマなどを撮影しているが、最も有名なのがミュンヘンの景観を特殊なパノラマで撮影したモノクロ写真のシリーズである。現在、パノラマ写真を使ったカレンダーを出版する EDITION PANORAMA のカメラマン、編 集者として活動している。ここ数年はアフリカのエリトリア、北朝鮮、台湾のパノラマ⾵景を撮影している。アートと⽂化に関わる財団のメンバーの⼀員として、キュレーターとして、彼は現代写真とビ デオアートに注⼒している。
展⽰
2023 UFO LIVING @ DEUTSCHES ARCHITEKTURMUSEUM, Frankfurt
2023 UFO LIVING, 1839 Contemporary Gallery, Taipei, TAIWAN
2022 MÜNCHEN CLASSIC, Galerie arToxin, Munich, Germany
2022 FADED MEMORIES, Wunderkammaa, Munich, Germany
2022 UFO LIVING, Affordable Art Fair, Hamburg, Germany
2022 UFO LIVING, Galerie VisuleX, Hamburg, Germany
2022 MADE IN MUNICH, Galerie arToxin, Munich, Germany
2020 UNPLUGGED PHOTOGRAPHY, Gallery1839, Taipei, Taiwan
2019 TAIWAN PHOTO, Taipei, Taiwan
2019 UNPLUGGED, Gallery Tosei-Sha, Tokyo, Japan
2018 TAIWAN PHOTO, Taipei, Taiwan
2018 REFLECTIONS, Pullman, Berlin, Germany
2017 MUNICH MOMENTS, Gallery Tosei-Sha, Tokyo, Japan
2016 ART MUC artfair, Munich, Germany
2015 EG VAR PAR, Gallery Nischke, Munich, Germany
2013 MÜNCHEN Sofitel Munich, Germany
2011 MÜNCHEN Kunst am Isartor, Munich, Germany
2011 VENEZIA Sofitel Munich, Germany
2011 WHITE OUT, Gallery Nischke, Munich, Germany
2007 BLUE Fotobild, Berlin, Germany
受賞
Red Dot Design Award Winner / IF Communication Design Award
Deutscher Designer Club Award / Internationaler KODAK Fotokalender-Preis
Gregor Calendar Award of Excellence

モノクロ写真

2023年10⽉6⽇(⾦)~11⽉4⽇(⼟)
勝⾒⾥奈 写真展
未明の記憶

作家の⾔葉

 今になって、右⼿の⼈差し指に⼩さなかさぶたがあることに気がついた。
 それは引っ越しの時にできたものだった。
 今年の春まで住んでいた部屋はアパートの3階にあったから
 段ボールを抱えて、せまい階段を下るのにすりむいてしまったのだ。
 もう帰ることのない部屋の痕跡が、指の上に残っていた。
 過ぎたことは⼤きな⼀枚の布のようにひらたく横たわっている。
 わたしたちには現在しかないのに、
 ⼩さなかさぶたがもたらすほころびが、時に脳裏で乱反射する。

会 期 2023年10⽉6⽇(⾦)~11⽉4⽇(⼟)
時 間 11:00~19:00
休廊日 ⽇曜・⽉曜・祝⽇
⼊場無料

勝⾒⾥奈 Rina KATSUMI
1995年 東京都稲城市 出⾝
2018年 ⽇本⼤学芸術学部写真学科卒業
在学中より⾃主企画展・グループ展参加 多数
2019年
写真集『すぐ側の家』 出版(厳奈那堂出版+A 組織)
出版記念三⼈展 秦雅則・中根静男・勝⾒⾥奈『⾒た⾵景』出展(@ギャラリー楽⽔)
2023年 写真展『未明の記憶』(@ギャラリー冬⻘)

住所東京都中野区中央5-18-20
TEL03-3380-7123
WEBhttp://www.tosei-sha.jp/
営業時間*111:00 ~ 19:00
休み*2日、月、祝
ジャンル*3写真
アクセス*4丸の内線中野駅一番出口より徒歩5分
取扱作家http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/ARTISTS/j_artists.html
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

ギャラリー冬青(中野区中央)

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