W'UP! ★9月26日解禁 フィルムは記録する ―国立映画アーカイブ歴史映像ポータル― 国立映画アーカイブ(中央区京橋)
フィルムは記録する ―国立映画アーカイブ歴史映像ポータル―
新規公開作品
社会的な話題や生活インフラ、市民生活や自然など多様な題材に加え、昭和天皇の旅の記録など、おもに1921-1938年に製作された日本の文化・記録映画43作品(すべて無声)
当館の所蔵コレクションを配信する4つ目のWEBサイトとして2023年3月31日に開設し、これまでに日本の文化・記録映画 176作品を公開しておりますが、新たな作品が加わることにより、時代の鏡としての文化・記録映画の姿を、より鮮明に体験していただけることでしょう。
約8万7千本にのぼる当館の所蔵フィルムのうち、劇映画ではない実写作品である文化・記録映画やニュース映画は、日本映画だけで5万本近くに及びます。本サイトでは、これまでは上映の機会や放送・パッケージでの普及が限られてきた、こうした歴史映像群を、全篇視聴可能な状態で公開します。
WEBサイトを通じて、日本の近現代において激動を繰り返してきた社会の諸相と、そこで生きてきた人々の記録を広く共有することを目指しています。
見どころ
今回の公開では、1921年から1938年までの間に製作された作品を中心に、重要文化財フィルム『史劇 楠公訣別』を含むサイレントによる文化・記録映画を紹介しています。関東大震災からの復興や巨大飛行船の来航などの社会的話題、郵便制度や地下鉄建設といった社会基盤、学生生活や大学行事、健康や生活改善そして自然などの多様な題材に加え、皇太子時代からの昭和天皇の様々な旅の記録は、この時代の人と社会を考える上で様々な示唆を与えてくれるでしょう。※注目作品の詳細は次頁をご覧ください。
また、作品や素材に関する詳細情報を掲載するとともに、全文検索や、ジャンル、撮影場所(都道府県)、年代による絞り込み機能も備えています。
サイト名フィルムは記録する―国立映画アーカイブ歴史映像ポータル―
URL https://filmisadocument.jp/
制 作 国立映画アーカイブ、国立情報学研究所
公開日 2024年9月26日16:00より
「フィルムは記録する」公開作品の一部
【ジャンル】教育,皇族 【場所】東京『史劇 楠公訣別[デジタル復元版]』)
1921年の「活動写真展覧会」で“日本映画最初のスター”尾上松之助が摂政宮(後の昭和天皇)の御前で実演した「桜井の別れ」の記録で、2010年に所蔵フィルムが重要文化財に指定された。同じフレーム収まる二人の“スター”に注目。
【ジャンル】教育,産業,労働 【場所】東京,神奈川,愛知,京都ほか
『郵便物語 遞信シリーズ・第一扁』
良質の文化映画を製作した芸術映画社の初期作品で、明治期以降整備された近代郵便制度をわかりやすく解説した文化映画。郵便業務の取材映像に加えて演出場面や図表を使い、詳細かつ丁 寧に構成されている。
【ジャンル】教育,皇族 【場所】東京
『輝やく大東京 第一篇 光榮の御巡幸 昭和五年三月二十四日』
1930年3月24日、関東大震災の復興状況の視察として行われた昭和天皇巡幸の記録。新たに建設された永代橋と清洲橋を始め、再建された学校や震災記念堂(現在の東京都慰霊堂)などを訪問す る姿が街と市民の表情とともに綴られる。
【ジャンル】教育,軍事 【場所】東京,栃木,山梨
『一高生活』
東京大学教養学部の前身にあたる旧制第一高等学校が 1935年 に駒場に移転する前の本郷(向ヶ丘弥生町)時代の学生生活を収めた貴重な記録。弊衣破帽バンカラスタイルの本物の旧制一高生徒の動く姿が見られる。
【ジャンル】教育,建築,民族 【場所】不詳
『臺所の改善』
台所を「家庭生活の中心をなすもの」として、実情に応じた環境の中で の工夫と改善の心がけを奨励する社会教育映画。かまどを使った煮炊きが珍しくなかった時代のつつましい生活の記録。
【ジャンル】軍事,国際交流 【場所】茨城,東京
『ツェッペリン来たる』
1929 年 8 月の巨大飛行船ツェッペリン伯号来航の記録映画のひとつ。東京を周回した飛行船が霞ヶ浦飛行場に着陸する様子と船長のエッケナー博士一行の東京訪問を中心に構成。格納庫に収められたツェッペリン伯号の威容に圧倒される。
W'UP! ★12月10日~2025年3月23日 展覧会「映画監督 アンジェイ・ワイダ」 国立映画アーカイブ(中央区京橋)
W'UP! ★3月27日~ はじまりの日本劇映画 映画 meets 歌舞伎 国立映画アーカイブ(中央区京橋)
住所 | 東京都中央区京橋 3-7-6 |
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
WEB | https://www.nfaj.go.jp/ |
開館時間 | 上映 企画によって異なる。展示 11:00 ~ 18:30(入室は閉室の30分前) |
休み | 月、上映準備・展示替期間、年末年始 |
ジャンル | 映画、フィルム |
入場料*1 | 上映:大人520円、高・大学生、65歳以上310円、小・中学生100円、特別プログラムには異なる料金が発生します。展示:大人250円、大学生130円 |
アクセス*2 | 京橋駅1番出口より徒歩1分、宝町駅A4出口より徒歩1分、銀座一丁目駅7番出口より徒歩5分 |
収蔵品 | |
*1 高齢者・学生・障害者割引は要確認 *2 表示時間はあくまでも目安です |
国立映画アーカイブ(中央区京橋)
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