W'UP ★10月11日~11月30日 茶馬古道ろまん ―― 中国雲南省無形文化遺産の世界 日中友好会館美術館(文京区後楽)

茶馬古道ろまん ―― 中国雲南省無形文化遺産の世界
会 期 2025年10月11日(土)~11月30日(日)
[前期]風花雪月に映える匠の技 10月11日(土)~11月3日(月・祝)
[後期]祈りの地に宿る手しごと 11月5日(水)~11月30日(日)
会 場 日中友好会館美術館(東京都文京区後楽1-5-3)
開館時間 10:00~17:00 (10月17日、10月31日、11月14日、11月28日(金)は20:00まで開館)
休館日 月曜日、10月14日、11月4日、11月25日(火) ※ただし、10月13日、11月3日、11月24日(月)は開館
入館料 一般当日券1,000円(税込) eチケット800円(税込) リピーター割500円(税込) ※中学生以下無料。障がい者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名まで入場無料。
ホームページ https://jcfcmuseum.jp/events/event/2025-23
展覧会のみどころ
茶馬古道が育んだ歴史と文化的ロマンをご紹介します。古代南詔国・大理国を経て栄えた交易路である茶馬古道の壮大な物語を軸に、その沿線に生きる多様な少数民族が築き上げた暮らしや信仰、芸術の世界を、現地で撮影された写真や映像、文字資料を通して立体的にご覧いただけます。
暮らしの中で生き続ける無形文化遺産が大集結します。白族の絞り染めやチベット族の木椀、琺瑯絵画、鶴慶銀器など、6種類の無形文化遺産による工芸品や民族衣装を通じて、多彩な美と匠の技をご紹介します。無形文化遺産の伝承人による精緻な手仕事と現代的な創作の両面を体感でき、館内では甲馬版画の制作体験に無料でご参加いただけます。
多彩な関連イベントで広がる文化体験をお楽しみいただけます。展示に加え、会期中には舞台公演やファッションショー、講演会、美術館コラボめしなど、五感を通して文化に触れることで、展示品だけでは伝えきれない茶馬古道の魅力とロマンを、より総合的に感じていただけます。
- 「様々な模様が美しい白族の絞り染め」
- 「“ゆっくり、ほろよい”―― 現代の流行語がモチーフの甲馬版画」
- 「鶴慶銀器――鎏金九龍銀酒器」
- 「琺瑯絵画――孔雀の装飾皿」
- 「装飾模様が施された チベット族の木椀」
- 「烏銅走銀――三英戦呂布将軍罐
展示構成
本展では、前・後期にわたり、以下の無形文化遺産による作品を展示・紹介いたします。
白族の絞り染めは、前漢時代に起源をもち、雲南を代表する染織文化です。藍と白の美しいコントラスト、自然や動植物をモチーフにした文様が特徴で、職人たちの技と感覚によって一枚ごとに異なる表情を生み出します。
甲馬版画は、雲南省の少数民族地域に伝わる紙製の信仰物で、祖霊祭祀や厄除け、祈願に用いられる民間信仰の版画です。唐代から宋代にかけての道教・仏教儀礼に起源をもち、木版と手濾き紙で作られ、自然や神、日常の出来事を題材に描かれます。
鶴慶銀器は、雲南省大理北の鶴慶県で受け継がれる千年の歴史を誇る銀器で、国家級無形文化遺産に登録されています。洗練された技法と吉祥文様を宿す器は民族の美意識を映し、現代生活に適した作品も誕生しています。
琺瑯絵画は、鉱物顔料と金属糸を用い、陶板の上に自然や花鳥を鮮やかに描く工芸品です。焼成せず磨きで光沢を出す独自の技法により、絹のような艶を放ちます。(前期のみ展示)
チベット族の木椀は、高山の堅木を手作業でくり抜き、漆や彩色、鎧金装飾を施した遊牧生活では欠かせないものです。軽くて壊れにくく、「一人に一椀を一生使う」という特徴があります。(後期のみ展示)
鳥銅走銀は、雲南発の伝統銅工芸品で、銅に文様を彫り、銀や金を流し込み磨き上げることで黒と銀・金の鮮やかなコントラストを生み出します。国家級無形文化遺産に登録されています。
特別展示
ファッションブランド「Peacock Wow(孔雀窩)」の最新コレクションを特別展示いたします。創業者は中国を代表するファッションデザイナー楊麗燕と、国家一級舞踊家楊麗萍です。多様な中国民族衣装のデザインや文様、生地を取り入れて制作した最新の衣装をご覧いただけます。
関連イベント
茶馬印象 ―― 中国民族舞踊×Peacock Wow ファッションショー
日 時 10月12日(日)13:30~14:30 ※開演30分前より入場開始
会 場 日中友好会館地下1階・大ホール
出 演 東京華舞舞踊学校 × Peacock Wow モデルチーム × シークレットゲスト
席 数 120席(全席自由席/eチケット先行販売/先着順/空席がある場合に限り会場で当日券販売)
参加料 1,500円 中学生以下350円(税込・「茶馬古道ろまん ――中国雲南省無形文化遺産の世界」展 観覧料込み)
いにしえより響く旋律 ―― 二胡 ×竹笛の秋コンサート
日 時 10月25日(土)13:30~15:30 ※開演30分前より入場開始
会 場 日中友好会館地下1階・大ホール
出 演 陳ブンジ(二胡) × 陰夢菲(竹笛)
席 数 120席(全席自由席/eチケット先行販売/先着順/空席がある場合に限り会場で当日券販売)
参加料 1,200円 中学生以下200円(税込・「茶馬古道ろまん ――中国雲南省無形文化遺産の世界」展 観覧料込み)
特別記念講演 ―― 雲南グルメから見た中華料理の世界
日 時 11月1日(土)11:00~11:50 ※開始30分前より入場開始
会 場 日中友好会館地下1階・大ホール
講 師 岩間一弘 教授(東洋史学者、慶應義塾大学文学部教授)
席 数 130席(全席自由席/eチケット先行販売/先着順/空席がある場合に限り当日参加可能)
参加料 講演会は無料(ただし、美術館入館券が必要)
美術館コラボめし
雲南の本場の味を体験いただけます。過橋米線(グオチャオミーシエン)、雲南小粒コーヒー、白玉ブーアル茶など、雲南省を代表する絶品グルメを、美術館向かいの中国レストラン「馥(ふく)」にてお楽しみいただけます。美術館の入場券をご提示の方には割引サービスがあります。
営業時間 11:00~20:00 不定休 Tel:03-3818-6607










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