W'UP★9月28日~10月9日 鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展-秋光陶香/10月12日~10月22日 村瀬治兵衛 漆の仕事-伝統と未来- セイコーハウス銀座ホール(中央区銀座)

W'UP★9月28日~10月9日 鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展-秋光陶香/10月12日~10月22日 村瀬治兵衛 漆の仕事-伝統と未来- セイコーハウス銀座ホール(中央区銀座)
 
 
鉄絵銅彩葡萄文壺(23.5×23.5×高さ30cm)


2023年9月28日(木)~10月9日(月)
鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展-秋光陶香

 鉄で絵を描く鉄絵、銅で彩色する銅彩。「鉄絵銅彩」は条件によって色が変化する難しい技法ですが、神谷紀雄さんは学生時代から益子の土にこだわり、この技法を駆使しておおらかで自由闊達な作風を確立しています。
 轆轤(ろくろ)形成から手びねり、タタラ作りまで、陶芸の奥深さを感じさせてくれる神谷さんの、和光では21回目の個展となる今展のテーマは「秋光陶香(しゅうこうとうか)」。秋の豊かな実りを代表する葡萄を中心に、秋海棠や草文が描かれた壺・皿・花器・匣物・茶盌など約80点を展覧します。
 秋の景色、日差し、そして光に包まれた中に漂うかのような陶器の香り。五感すべてに語りかけてくるやきものの世界を、ぜひこの機会にご高覧ください。

柘榴文茶盌
柘榴文茶盌(13×13×高さ10cm)
葡萄模様の小箱
葡萄文陶匣(20×20×高さ12cm)
椿の模様の香炉
椿文香炉(9.5×9.5×高さ13cm)

「鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展-秋光陶香-」
会 期 9月28日(木)~10月9日(月)
営業時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休業日 無休
入場料 無料
主 催 和光

神谷紀雄 かみや・のりお
1963年 多摩美術大学彫刻科卒業
1967年 田村耕一に師事
1968年 日本伝統工芸展初入選
1971年 日本陶芸展初入選
1982~85年 和光アートサロンで個展
1986年 伝統工芸新作展で奨励賞受賞、和光ホールにて個展(以後、2006年まで隔年開催)
1999年 国際交流基金によりポルトガル、スペインで陶芸指導
2003年 日本伝統工芸展第50回展記念賞受賞
2005年 千葉県立美術館にて伝統工芸陶葉会展開催
2008年 千葉県指定無形文化財に認定
和光並木ホールにて個展
2010年 和光ホールにて個展(2010・13・16・20年)
2012年 地域文化功労者表彰
2016年 伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞
2017年 第64回日本伝統工芸展審査員
日本橋三越本店にて個展
現在、東日本伝統工芸展鑑審査員、千葉県美術会会長、日本工芸会正会員、陶葉会代表

2本の茶缶

手前:彩漆中次(径6.7×高さ6.6cm)奥:彩漆面中次(径6.7×高さ6.6cm)

2023年10月12日(木)~10月22日(日)
村瀬治兵衛 漆の仕事-伝統と未来-

 江戸時代から続く木地師としては七代目、塗師としては三代目を継承している村瀬さん。
 制作に向かうときはデッサンから始め、木地作りから塗りに至るまで、漆芸の全工程を自ら手掛けています。
 まるで木の声に導かれるかのように、一木を刳(く)り、削(はつ)り、彫り、かたちを生み出していきます。
 自らの感性を研ぎ澄まし、四季折々の日本の情景やヨーロッパの鮮やかな色彩感覚など、さまざまな美から刺激を受け、新しいアートピースの創造に挑戦し制作された作品は、メトロポリタン美術館やヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに収蔵され、海外でも高い評価を得ています。
 今展では、既成概念にとらわれない斬新な造形と独自の色彩が印象的な水指や手桶、茶器を中心に、花器、人気の高い「沢栗」シリーズの盆、椀、皿など100余点が一堂に会します。
 漆芸の伝統の技を脈々と受け継ぎながら、その未来をも感じさせる珠玉の作品の数々を、ぜひご高覧ください。

銀彩鉈削水指
銀彩鉈削水指(21.5×18.3×高さ19cm)、根来薬器茶器 三ツ足(径8.2×高さ7cm)
沢栗平山皿
沢栗平山皿(上:径21×高さ2.5cm)、(下:径13.5×高さ2cm)
紅溜線刻細茶器
紅溜線刻細茶器(手前から時計回りに:径5.8×高さ8.1cm、径5.3×高さ9.7cm、径5.6×高さ9.2cm、径5.4×高さ9.3cm、径5.6×高さ10.1cm)

村瀬 治兵衛 漆の仕事-伝統と未来-
会 期 2023年10月12日(木)~10月22日(日)
会 場 セイコーハウス銀座ホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座 6階)
営業時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休業日 無休
入場料 無料
主 催 和光
お問い合わせ先 和光(03)3562-2111(代表)

村瀬 治兵衛(むらせ・じへい)略歴
1957年 東京都に生まれる
1980年 東京造形大学彫刻科卒業
2001年 三代目治兵衛を襲名、木地師として七代目を継ぐ
2009年 妙喜庵・待庵の炉縁制作
2010年 東京国立近代美術館工芸館 「現代工芸への視点 茶事をめぐって」展出品。ロンドン アートフェアコレクト出品
2015年 東京国立近代美術館工芸館 「近代工芸と茶の湯」展出品
2016年 東京国立近代美術館工芸館 「近代工芸と茶の湯II」展出品
2017年 スイス アートバーゼル出品。ニューヨーク・フィラデルフィア美術館日本ギャラリー茶室100周年記念展茶会参加。根津美術館特別催事「現代茶人の茶席」工芸作家として席主を務める
2019年 在英国日本国大使館「NEW LOOK OF TEA」展・JAPAN House講演会 
2020年 和光「漆の仕事」展
2021年 国立工芸館石川移転開館記念展III「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」出品
パブリックコレクション
メトロポリタン美術館(アメリカ)、 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)、フィラデルフィア美術館(アメリカ)、イエール大学 アジアンアートミュージアム(アメリカ)、国立工芸館(日本)

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