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W'UP★7月24日~10月18日 小川康博 写真展「Dream / Silence ― 夢と沈黙のあいだ」 ライカギャラリー東京・ライカプロフェッショナルストア東京(中央区銀座)

W'UP★7月24日~10月18日 小川康博 写真展「Dream / Silence ― 夢と沈黙のあいだ」 ライカギャラリー東京・ライカプロフェッショナルストア東京(中央区銀座)
『Into the Silence』©Yasuhiro Ogawa
 

小川康博 写真展「Dream / Silence ― 夢と沈黙のあいだ」
会 期 2026年7月24日(金)~10月18日(日)
会 場 ライカギャラリー東京(東京都中央区銀座6-4-1 2F)
開館時間 11:00~19:00
休館日 月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入館料 無料
ホームページ https://leica-camera.com/ja-JP/event/leica-gallery-tokyo/yasuhiro-ogawa

 本展では、シリーズ『The Dreaming』および『Into the Silence』より作品を選出して、ひとつの空間で紹介します。
 『The Dreaming』は同氏が長年にわたり世界各地を旅しながら撮影してきたモノクローム作品から構成されたシリーズです。後年、それらのネガを見返したとき、作家の前に残っていたのは旅の記録ではなく、夢のような記憶でした。遠い土地で出会った光や風景、雨や霧、名もない街角の気配。それらは現実の出来事でありながら時間の中で輪郭を変え、旅人の記憶の中で静かな余韻となって息づいています。
 『Into the Silence』は松尾芭蕉『おくのほそ道』へのオマージュとして生まれたシリーズです。若い頃から芭蕉の俳句に魅了されてきた小川は、旅に取り憑かれた一人の人間として北国を巡りその風土や季節、そして静寂の中に流れる時間と向き合いました。そこに写し出されるのは風景そのものではなく、旅の途中で出会う孤独や憧憬、生への情熱です。

『The Dreaming』©
『The Dreaming』©Yasuhiro Ogawa
『Into the Silence』
『Into the Silence』©Yasuhiro Ogawa
『The Dreaming』
『The Dreaming』©Yasuhiro Ogawa

 両シリーズに通底するのは、夢のように揺らぐ記憶と静かに流れ続ける時間へのまなざしです。
 「Dream / Silence ― 夢と沈黙のあいだ」というタイトルには、同氏の作品に通底する旅の記憶と沈黙へのまなざしが込められています。二つの作品群の間を巡りながら、夢と沈黙、漂泊と静寂の響きを体感いただける展示空間となっています。
 本展では、作家自身が制作に深く関わったオリジナルプリントを展示いたします。
 旅のなかで出会った光や風景、そして時間の気配は、プリントという物質を通して一つの作品として結実します。写真が宿す豊かな階調と静かな余韻を、ぜひ会場でご覧ください。

小川康博(おがわ やすひろ)
1968年 神奈川県生まれ。神奈川大学外国語学部卒。二十代の初めにセバスチャン・サルガドの影響で写真を始める。以来、国内外で数多くの個展やグループ展を開催。
作品展に『不確かな地図』(コダックフォトサロン、東京、1999年)『Slowly Down the River』(ニコンサロン、東京、2006年)『Winter Journey』(Doozo Gallery、ローマ、2013年)『The Dreaming』(Blue Lotus Gallery、香港、2021年)『Into the Silence』(Galerie Sophie Scheidecker、パリ、2023年)『Silence』(Galerie 94、スイス・バーデン、2025年)『The Flowing』(Buchkunst Berlin、2026年)『Into the Silence - Lost in Kyoto』(box galerie、ブリュッセル、2026年)などがある
2000年、コダックフォトサロンで展示した作品『不確かな地図』で太陽賞を受賞
2009年、写真集『Slowly Down the River』(クレオ)で日本写真協会賞新人賞を受賞
中国を撮影した作品で2006年「ライカ・オスカー・バルナックアワード」のファイナリストに選出
現在、Blue Lotus Gallery(香港)、Galerie Sophie Scheidecker(パリ)、Buchkunst Berlin(ベルリン)、box galerie(ブリュッセル)に所属するアーティストとして活動している
ホームページ https://www.ogawayasuhiro.com
 
 小川康博は「漂泊の写真家」と呼ぶにふさわしい。
 特定の何かを追い求めることなく、天啓が来るのを信じてさすらう写真家がここにいる。
名前のある場所について語られてはいるが、ドキュメンタリー作品という呼び名は彼の作品には当てはまらない。ドキュメンタリー作品というよりは、「ありふれた表現に陥ることなくこの国を深く見つめる旅人のまなざし」と呼ぶのがふさわしいだろう。写真家とともに我々は旅をする。受け身の姿勢では見えてこない何か、時間をかけることによって見えてくる何か、そんな何かを探し求める旅である。息を呑むような風景写真はここにはない。ここにあるのは、時の経過とともに見えてくる小さな驚きの連続である。
 始まりと終わりが曖昧な旅。季節や風景が旅の途中で移り変わってゆく。雪降る山々、霧深い山々、荒れ果てた海。そぼ濡れた街路や雨降る森。色褪せた庭、夜のガソリンスタンド、外側と内側とを分け隔てる帳。もの想いに沈みながら孤独の縁に立つ旅人たちが見える。鴉の鳴き声、秋の彩り、曇った窓ガラスに一心不乱に落書きを続けるこども。通過する列車に手を振る人たちが見える。まっすぐな道、曲がりくねった道、空っぽの風景。うつろう亡霊。目の前を通り過ぎてゆく男たち、女たち、子供たち。謎めいた、それでいて不思議と風景に溶け込んでいる色模様。そう、ここにあるのは旅することへの、そして過ぎ去ってゆくものたちへのささやかな問いかけのことばなのだ。
 アラン・デホーヘ(box galerie ディレクター、ブリュッセル)

ライカ銀座店に構えるライカギャラリー東京
ライカ銀座店に構えるライカギャラリー東京

ライカカメラ社について
 ライカカメラ社はカメラ、レンズ、スポーツオプティクスを製造・販売するグローバルなプレミアムメーカーです。近年は成長戦略の一環として事業領域を拡大しており、モバイルイメージング(スマートフォン)の分野にも進出しています。また、高品質な眼鏡レンズと腕時計の製造も手がけるほか、自社製プロジェクターによりホームシネマ市場に参入しています。本社はドイツ・ウェッツラーにあり、ポルトガルのヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンには第2工場を置いています。世界各地に独自の販売会社と約120のライカストアを構え、グローバルな販売ネットワークを構築しています。ライカは、革新技術と組み合わさった「最高水準の品質」「ドイツならではのクラフツマンシップ」「インダストリアルデザイン」の代名詞となっています。そのブランド力を活かした活動の一環として、世界各地に約30箇所のライカギャラリー設置、ライカアカデミーの開催、「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード(Leica Hall of Fame Award)」や「ライカ・オスカー・バルナックアワード(LOBA)」といった国際的アワードの主催をはじめ写真文化の振興に取り組んできました。

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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