W'UP★6月4日~6月29日 中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉 アートセンターBUG(千代田区丸の内)

中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉
会 期 2025年6月4日(水)~6月29日(日)
会 場 アートセンターBUG(東京都渋谷区神南1丁目19番8号)
開館時間 11:00~19:00
休館日 火曜日
入場料 無料
ホームページ https://bug.art/
![中屋敷智生《5本のバナナ》2021Acrylic, tape on canvas 910×650mm[参考作品]](https://tokyo-live-exhibits.com/wp-content/uploads/2025/03/Bug_250604Mirumonotachi03.jpg)
910×650mm[参考作品]


視覚に特性を持つ二人のアーティスト、中屋敷智生と光島貴之の「みる」ことにフォーカスした展覧会です。
全盲の光島貴之と色弱の中屋敷智生が、独自の方法で世界を捉えた作品を展示します。光島は木板に打ち込まれた釘の傾きや高低差で街の姿を表現し、中屋敷はマスキングテープを用いた絵画で知覚の常識を解きほぐします。
本展では作品に直接触れることができる展示もあり、さまざまな感覚を通じて〈みる〉体験を深めることができます。
見どころ
1. 〈みるものたち〉とは誰か
〈みる〉という行為の多様な意味に注目し、色弱の中屋敷と全盲の光島がどのように世界を捉え、表現しているかを探ります。二人の作品を通じて、視覚以外の感覚も含めた〈みる〉ことの広がりを感じることができます。
2. さわれる展示
光島のレリーフ作品は釘の高低差で街の風景を表現しており、直接触れて鑑賞できます。中屋敷の絵画もマスキングテープの質感を手で確かめられるなど、触覚を通じた鑑賞体験が特徴です。
3. 二人のアーティストが同じテーマで制作する新作
会場中央には、中屋敷と光島が同じテーマで制作した新作を背中合わせに展示します。同時に見比べることはできませんが、それぞれの作品世界を当事者の視点で深く味わうことができます。
高内洋子(企画者)
兵庫県生まれ、京都府在住。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(哲学)。2012年より光島貴之の専属アシスタントを務め、2020年からは「アトリエみつしま」のマネージャーとして展覧会やワークショップを企画しています。
中屋敷智生
1977年大阪府生まれ、京都市在住。京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。マスキングテープを用いた独特の絵画作品を制作しています。
光島貴之
1954年京都府生まれ。10歳頃に失明。鍼灸師として働きながら、1995年より「さわる絵画」の制作を始めました。近年は釘を用いたレリーフ作品を発表しています。
関連イベント ※すべてのイベントに手話通訳・文字通訳があります。
トークイベント「世界を捉えることと描くことのあいだ」
日時 2025年6月14日(土)18:00~20:00
登壇者 光島貴之、中屋敷智生、杉浦幸子(武蔵野美術大学教授)、高内洋子(司会)
対話型鑑賞
日時 2025年6月15日(日)14:00~16:00、2025年6月28日(土)14:00~16:00
ファシリテーター 白鳥建二(6月15日)、光島貴之(6月28日)
アクセシビリティへの取り組み
1. 点字版チラシの作成
2. CUD認証済みポスターの掲出
3. イベントでの手話通訳・文字通訳の実施
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