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W'UP! ★ 10月30日~11月19日 世界の起源、生命の呼び声 Sansiao Gallery

W'UP! ★ 10月30日~11月19日 世界の起源、生命の呼び声 Sansiao Gallery

2021年10月30日(土)~11月19日(金)
世界の起源、生命の呼び声

「世界の起源、生命の呼び声」のために
 木村佳代子(1971年生まれ)、牧田愛(1985年生まれ)の両名は、絵画を主な表現手法としているアーティストである。その作品は、木村は有機物(花)を、牧田は無機物(機械や金属類、プラスティックなど)をモチーフとしているため一見対照的だが、ともに世界の構造・生命存在そのものへと強く意識を注いでいる点に、主題としての共通項を見出すことができる。
 Sansiao Galleryにおける本展が、木村から牧田への呼びかけによって二人展として開催される所以である。ただ、その捉えかたは同一ではない。木村は宇宙を生命体として捉え、その象徴・暗喩として切り花を描く。正面性が重視され、シンメトリーに描写されているのは、概念としての宇宙はどこを切り取っても中心であるという木村の考えに基づく。さながら、花は真空の空間で生命活動を超克してそこに存在している。いっぽう、牧田は人工と自然の境界へと視線を向け、身体能力を拡張するテクノロジーとしての機械をモチーフとする。生きているかのような生々しさで描かれる無機物が、その実在感を通して生命と非生命の関係へと思考をうながす。まるで、機械は命を与えられたかのように空間で自在に運動している。

 さて、今年は東日本大震災から10年目となるが、木村と牧田はともに、かの震災が作品についてさらに深く考える契機となったという。すなわち、「今後の身の振り方を考えていた時、たまたま点けたテレビで、行方不明になっていた親族のご遺体が発見されたことでやっと悲しみに身をゆだねるという様子を目にしました。そこで気がついたのは、その人がいた証は実体から生まれるということでした」(木村)、「人工と自然の境界はどこにあるのだろうか。3.11を契機に、人間の技術と崇高について深く考えるようになった。(中略)人間は自然の中にただ生きるのではなく、自らを技術という鎧で装甲して、有限な生命を増強しようとしてきた」と。
 ふたりの作家が追求しているものは、「何かが存在しているとはどういうことか」という、この世界に対する根本的な問いをはじまりとしていないだろうか。本展「世界の起源、生命の呼び声」は、有機物と無機物、自然物と人工物というモチーフのコントラストを呼び水としながら、重大な自然災害そして感染症を経たこの世界において、互いの世界観・生命観が交錯する場として作り上げられる。
 小金沢智(本展キュレーター、東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース専任講師)

木村 佳代子 Kayoko KIMURA
 1971年東京都武蔵野市に生まれる。木村佳代子は現在千葉県を拠点に首都圏で活動、主に一輪の花をひとつの世界として描き続ける画家。画面を漆黒の宇宙空間や虚無の空間に見立て、大きさや時間といった概念を解きほぐした象徴としての生と死を描き出している。
 2017年損保ジャパン日本興亜美術館(現 SOMPO 美術館)クインテットIII展にて注目を集め、国内外の展覧会やアートフェアに多数参加、発表の場を広げている。近年和紙にアクリリックだった技法をキャンバスに油彩へと移行し、さらに奥行きのある世界観へ変容することを試みている。
1999 年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程満期退学 第一回野村賞受賞

牧田 愛 Ai MAKITA
 1985年千葉県千葉市に生まれる。牧田愛は東京とニューヨークで活動し、機械や金属類、プラスティックなどの人工物をモチーフに描く画家。無機的なモチーフで有機的なイメージを創造し、人工と自然、デジタルとフィジカル、二次元と三次元の境界はどこにあるかなどをテーマに、人の視覚を揺さぶる作品をつくり続けている。2013年に東京藝術大学で修士号を取得、最近ではニューヨークのレジデンスプログラムに参加し、その滞在期間中に在ニューヨーク日本総領事館での展覧会の参加アーティストに選ばれ、2ヶ月のあいだ作品が展示される。テラダアートアウォード(東京)、岡本太郎現代芸術賞(川崎)、ポーラ美術振興財団助成(東京)、ART CAKE(ニューヨーク)、Varda Artist in Residency(サウサリート)など、数々の受賞、助成、レジデンスへの参加の機会を得ている。

住所東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
TEL03-3275-1008
WEBhttp://sansiao-gallery.com/
営業時間*112:00 ~19:00
休み*2日、月、祝日
ジャンル*3現代美術、イベントなど
アクセス*4地下鉄日本橋駅B3出口より徒歩1分
取扱作家http://sansiao-gallery.com/en/artists_inventory/
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

Sansiao Gallery

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