W'UP★10月6日~10月22日 buggy SOLO EXHIBITION「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」 WATOWA GALLERY(台東区今戸)

W'UP★10月6日~10月22日 buggy SOLO EXHIBITION「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」 WATOWA GALLERY(台東区今戸)


2023年10月6日(金)~10月22日(日)
buggy SOLO EXHIBITION「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」

ステートメント
 本シリーズ” Chrome” はポートレイトの言わばそれをそれとして成す重要な要素である顔または表情をメディウム、レジン、シルバーペイントなどで、人間の持つ温かみや人間の有機性を生物の性質を有さない無機質な素材を重ねることで相対化し、多層構造の半立体物で覆い隠すことで反射が空間をより複雑化し被写体の持っている本来の姿や本質を想起させ、その全てがお互いに絡み合い相互反応し無秩序な状態を作り出すことで認識の変化、認知の変化を与え鑑賞者を混沌へと促す。また表情を覆い隠すことで、被写体の断片から自己相似性を見出し自己の存在を顕在化させ、自己を再編集し再認識をする。
 支持体の表情もほんの僅かな初期条件が変わるだけで大きく変化し作者の予想のつかない方へ進んでいき自然物のようにもデザインされたようにも見え、鑑賞者を快感へも嫌悪にも誘い感性での鑑賞の可能性を模索している。
 buggy

Remain in Light1
Remain in Light1 Mixed media on canvas 530x450
Reflection/1
Reflection/1 Mixed media on wood 1620 x1300
A man/1
A man/1 Mixed media on wood 910x727

本展覧会によせて
 buggyは大阪のアウトサイダーアートを牽引する1人で、ストリートカルチャーから発せられる風刺的な表現をするペインターである。70年代、80年代のアメリカ、イギリスの音楽カルチャーやストリートアートに影響を受け、今この時代に感じた社会に向けたアナーキズムを世界的ロックスターや著名人を描き、そこに”鼻血がたれる”という、違和感や嫌悪感や不安をもたせるような表現を多く見せることで知られている。
 コロナ以降、ロシアやアメリカの事象を表現した作品や、何者かわからない人、でも見たことの有るような人、、、という、今の既視感的な資本主義の象徴に見える誰か?を描き、顔の一部をクロームメッキのようなペイントで覆っていくシリーズを発表した。
 今回はそのChromeシリーズは、SNSやインターネット社会における、加工、フィルター、セカンドID、偽アカ、有名人なりきりアカ、などいくらでも可能な 「なりすまし」や「フェイク」へのアンチテーゼにも捉えられる。
 現代多い、顔を隠す、または、顔を抽象化する、といった表現の多い中、顔の一部を隠す表現と、むしろ得体のしれない”モンスター”のような何か?をクロームペイントで顔全体を覆い尽くし、更には顔が何かに変形したようななんとも言い難い、人間の仮面?それとも本性?
 といったマティスが感じたような、その人の持っている雰囲気やアウラのような表現を、現代の感覚に則って描いているようにも感じる。
 WATOWA GALLERY 小松隆宏

buggy SOLO EXHIBITION「なぜ私は他の誰かではなく、私なのか?」
会 場 WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(東京都台東区今戸1丁目2-10 3F)
会 期 2023年10月6日(金)~10月22日(日)
営業時間 11:00~19:00
定休日 月、火
ドネーションチケット 500円(税込)~
https://artsticker.app/events/16469
※水~金 要予約 土日祝 予約不要
ご来場日前々日の12:00迄に本ページにてご予約くださいませ。
期日を過ぎてのご来場は原則受け付けておりません。
(例)9/7に来場予定の場合 9/5 12:00迄に要予約
※台東区民閲覧無料(身分証のご提示をお願いいたします)
※毎週日曜は閲覧無料日 (10/8,15,22)
※自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500円から入場料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。)
展覧会URL https://watowagallery.com/buggy_watowa_2023/

アーティストイラスト

buggy
大阪にて2006年より活動始動。世界のミュージシャン、俳優、政治家、など、"資本主義"により大量消費されている"有名人"を、描き鼻血を垂らす行為で、さまざまな風刺を行ってきたストリートアーティスト。Marc by marc jacobs, Stella McCartney, ユニクロ , 5351 homme など国内外のファッションブランドコラボレーションや、ウォルトディズニージャパンとこコラボレーションも手がける。イギリスのbanksyのような日本発信のストリートアートや、風刺や活動を行っている。
雑誌 VOGUE JAPAN, Numero TOKYO, FIGARO japon, an・an, GLAMOROUS など
HP http://buggylabo.com
IG. @buggylab TW. @buggylabo


WATOWA GALLERY
 WATOWA GALLERYは、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
 現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。
 WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。2019年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9月より、WATOWA GALLERY初の本拠地「WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO」を浅草・今戸にオープンします。

THE BOX TOKYO
 THE BOX TOKYOとは、2022年に元段ボール工場の跡地の一角を改装し、WATOWA GALLERYと空間を共存する新しいアートシーンを育むためのアートプロジェクト・インキュベーション施設です。
 次世代のキュレーター、コレクター、クリティック、プロデューサーなど、アートの生態系を取り巻く多種多様なプレイヤーが互いに学び、ともに高め合うことをねらいとする支援や、プロジェクト、社会的なアート実験などを企画、サポートしていきます。
 主にアーティストのみならず、キュレーター、批評家、活動家、文化研究者、コレクター、ギャラリスト、オークショニアなど、若手や異分野の専門家による「ミュージアム実験」をしたり、現代における、"この世代から始めるカルチャーを"をスローガンに始められる新たなアートのチャレンジを応援できるような施設として、新しいアートの価値や思想を生み出していくことを目的としています。

WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
※開催内容により名称がいずれかに変更されます。
住 所 東京都台東区今戸1-2-10 3F
運 営 WATOWA INC. http://www.watowa.jp/
http://watowagallery.com *9月9日(金)公開予定
Instagram @watowagallery

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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