W'UP!★9月21日~12月1日 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界 府中市美術館(府中市浅間町)

W'UP!★9月21日~12月1日 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界 府中市美術館(府中市浅間町)
《モンテカルロ》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)

市制施行70周年記念
アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界
会 場 府中市美術館(東京都府中市浅間町1丁目3番地 都立府中の森公園内)
開催日 2024年9月21日(土)~12月1日(日)
開館時間 10:00~17:00(入場は17:30まで)
休館日 月曜日(9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日(火)、10月1日(火)、10月8日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
観覧料 一般 1000円(800円)、高校生·大学生 500円(400円)、小学生·中学生 250円(200円)
※10月12日(土)~14日(月)は市民文化の日無料観覧日のためどなたも無料。当日は混雑が予想されます。混雑時には入場規制を行いますので、あらかじめご了承ください。
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※前売り券は、9月6日まで府中市美術館、9月20日までセブン-イレブン、ローソン、ミニストップなどで販売します。
※未就学児無料。
※障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
※コレクション展もご覧いただけます。
※府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。
府中市美術館 公式サイト https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
本展特設サイト http://fam-exhibition.com/mucha2024/
お問合せ TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)

版画と油彩画―ふたつの世界を見渡す
 草花に彩られた女神のような女性と波打つ曲線。19世紀末パリの香りが色濃く漂うアルフォンス·ミュシャの版画は、多くの人の心をつかんできました。さらに、近年、注目の高まるミュシャの油彩画。神秘的で、荘厳な画面は、画家としての奥深さを見せつけます。パリ時代の華やかな版画と、パリを離れた後半生に打ち込んだ油彩画。両者を一つの視点から眺め渡す機会が、これまでほとんどなかったために、まるで別世界のもののように語られてきました。しかしながら、固定観念を取り払い各々の作品に向き合えば、色やかたち、構図の作り方など、絵作りの要素には、共通点が多いことに気づきます。つまり、版画にも油彩画にも、一目でミュシャと分かる強い個性が、その造形にあふれているのです。さらに言えば、この造形の生み出す力こそが、私たちを惹きつけてやまないミュシャの魅力の核心と言えるでしょう。
 本展では、版画の代表作と貴重な大型の油彩画、さらに素描や下絵も合わせて、ミュシャの魅力を余すところなく紹介します。

心の世界を見つめる瞑想
 象徴主義は、文学から音楽や美術まで、世紀末のヨーロッパの芸術すべてを包み込むように流行した芸術運動で、表現のあり方そのものを問う革新性がありました。ミュシャの神秘的な油彩画は、象徴主義絵画を代表するものの一つとして知られますが、さらに、軽やかな版画に奥行きを加えたのも、心の世界を見つめようとする、その思想でした。

クラシックな絵画と最新のデザイン感覚
 ミュシャのポスターが、当時の人々の心を捉えたのは、格調の高い伝統絵画の要素に、最新のデザイン感覚を組み合わせた斬新さがあったからです。例えば、人物には的確に陰影を施して立体的に描き、それ以外のモチーフは分かりやすく、平面的にデザイン化しています。さらに人物を太い輪郭線で囲むことで、全体の調和を図っているのです。

創作の過程に迫る
 ミュシャの造形の魅力を解き明かすものとして欠かせないのが、下絵です。デッサンを重ね、試行錯誤を繰り返しながら「ミュシャらしさ」を生み出していきました。完成作とも比較しながら、ご覧いただきます。

ミュシャの原点 物語の挿絵 貴重な下絵も公開!
 ミュシャが初めて手がけた絵の仕事は、本の挿絵でした。画学生時代に奨学金が打ち切られ、いわば生活のために始めたものでしたが、ミュシャはこの経験を自分の大切な原点と語り、挿絵の仕事を生涯、続けました。初期の代表作を、貴重な下絵と合わせて紹介します。

世界的コレクションの名品
 ミュシャ人気の高い日本には、質の高いコレクションが数多くあります。特に、ミュシャの実息との深い信頼関係によって築かれたドイ·コレクションは世界的なコレクションで、《ハーモニー》、《クオ·ヴァディス》といった大型の油彩画が含まれています。同コレクションが寄贈された堺市以外では公開機会のほとんどない、この貴重な2点も展示します。

ミュシャと日本の近代洋画
 ミュシャが師事した巨匠画家、ローランスとコラン。彼らは、明治時代にパリに留学した日本の洋画家の多くを指導したことでも知られます。つまり、ミュシャには日本人の兄弟弟子がたくさんいるのです。さらに、ミュシャから直接指導を受けた洋画家もいました。同時開催のコレクション展では、ミュシャと日本近代洋画の意外なつながりをご覧いただきます。

関連イベント
展覧会講座「アルフォンス·ミュシャ ふたつの世界」
日時 10月26日(土)14:00~
会場 府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分)
予約不要、無料
講師 音ゆみ子(府中市美術館学芸員)

SNS  https://x.com/FuchuArtMuseum
主 催 府中市美術館
特別協力 大阪中之島美術館、OGATAコレクション、株式会社インテック、堺 アルフォンス·ミュシャ館(大阪府堺市)、富山県美術館 ※50音順
※一部作品の展示替えを行います。詳しくはホームページをご覧ください。

住所東京都府中市浅間町1−3
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEB https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
開館時間*110:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)
休み*2月曜日(この日が祝日の場合はその翌日)国民の祝日の翌日など(その日が土曜日、日曜日及び祝日にあたる場合などは開館)
年末年始 、展示替えの期間など
ジャンル*3絵画、彫刻
入場料*4コレクション展 一般 200円、高校生・大学生 100円、小学生・中学生 50円 ※企画展は展覧会によって異なります。
アクセス*5京王線府中駅からちゅうバス(多磨町行き)「府中市美術館」下車すぐ。京王バス武蔵小金井駅行き(一本木経由、武71)「天神町二丁目」下車すぐ。京王バス武蔵小金井駅行き(学園通り経由、武73)「天神町幼稚園」下車徒歩8分。京王バス国分寺駅南口行き(東八道路経由、寺92)「天神町幼稚園」下車徒歩8分。
京王線東府中駅北口から徒歩17分。ちゅうバス(府中駅行き)「府中市美術館」下車すぐ。
JR中央線武蔵小金井駅南口から京王バス府中駅行き(一本木経由、武71)「一本木」下車すぐ。京王バス府中駅行き(学園通り経由、武73)「天神町幼稚園」下車徒歩8分。
JR中央線国分寺駅南口から京王バス府中駅行き(東八道路経由、寺92)「天神町幼稚園」下車徒歩8分。
収蔵品 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/museum/collection_introduction/index.html

*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

府中市美術館(府中市浅間町)

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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  1. by TAROPON

    仏教書のひもを解いたような作品、国宝級の絵画、現代マンガのようなユーモラスなキャラクター迄、楽しい時間を過ごすことができる美術展でした。

  2. by taropon

    これだけ多くの作品を、世に残してくれていることに感謝したいです。作品は時代を映すまさに鏡でしたし、秘境を写実したものも迫力があります。この時空を豊かに表現者として伝えてくれる作品群、もっと多くの方に観てもらいたいですね。

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