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W'UP★2月28日~3月28日 ラファエル・バーダ個展「Soft Embers of Becoming」 GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE(銀座)

W'UP★2月28日~3月28日 ラファエル・バーダ個展「Soft Embers of Becoming」 GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE(銀座)
© Raffael Bader, Courtesy of Enari Gallery, Amsterdam and GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE, Tokyo
 

ラファエル・バーダ個展「Soft Embers of Becoming」
会 期 2026年2月28日(土)~3月28日(土)
会 場 Gallery Hayashi(東京都中央区銀座7-7-16)
開館時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休館日 日曜・祝日
入館料 無料
ホームページ https://www.enari.gallery/exhibitions/23-luminous-floating-raffael-bader/
オープニングレセプション 2026年2月28日(土)18:00~20:00 作家在廊予定

 GALLERY HAYASHI + ART BRIDGEはこの度、ライプツィヒを拠点に活動するアーティスト、ラファエル・バーダによる個展「Soft Embers of Becoming」を開催いたします。本展示は弊ギャラリーで初の個展であり、またアムステルダムのEnari Galleryと初の共同主催の展覧会となります。
 ラファエル・バーダはドイツ南部に生まれ育ち、幼少期にはオーストラリア、アジア、ラテンアメリカなどで長期滞在を経験しました。多様な自然環境や人々との出会いを通じて培われた複数の視座は、彼の制作の根幹を成しています。バーダは、私たちが向き合う自然とは、人間を含むあらゆる存在が、相反と均衡を繰り返す緊張関係の中で成り立っているものだと捉えます。また彼にとって絵画とは、常に開かれ続けるプロセスであると考え、完璧であることを求めず、むしろ、不完全であることに重点を置きます。こうした自然物の緊張関係や不完全性が、彼を具象と抽象を往復する絵画表現へと導き、鑑賞者それぞれの経験や感覚に静かに共鳴する作品を生み出しています。
 本展で発表される最新作において、バーダは、目に見える表層の下で静かに進行する変化の状態に目を向けています。一般に静止している、無機的である、あるいは生命を持たないと考えられているものの内部にも、実は微細な運動が絶えず起きていると考えます。彼は劇的な変化や断絶の瞬間を描くのではなく、木の内部でほのかに灯り続ける熾火(Soft Embers)が、時間をかけて忍耐強く燃え続けるような、ゆっくりとした点火のプロセスに焦点を当てています。
 バーダにとって絵画とは、形や色が固定されることなく、常に変化に開かれた場であると考えます。色彩や質感、筆致の動きはあるときははっきりと前に現れ、またあるときはぼんやりと後退し、輪郭や焦点を曖昧にしたまま画面にとどまります。それらはお互いに反応し合い、重なり合い、まるで呼吸をするように、静かに画面の中で息づいています。そこでは一つひとつの要素が、物質としての存在と、内側から立ち上がる生命のあいだを揺れ動き、その相反と均衡が、独特の緊張感を生み出しています。
 「Soft Embers of Becoming」を通じてバーダが提示するのは、物質は、ただそこにあるものではなく、内側に生命を宿し、周囲に影響を与えながらあり続ける存在として捉える視点です。そこには完全に止まった物質はなく、ゆっくりと移り変わり続けています。バーダの絵画において、生命は時に力強く立ち現れ、また時にはかすかな熱や光として静かに留まりながら、鑑賞者を自身の内側へとゆっくりと導いていきます。

ポートレイト

作家プロフィール
ラファエル・バーダ
1987年ドイツ生まれ。
2019年、ライプツィヒ視覚芸術アカデミー卒業。
ザクセン州文化財団「Denkzeit」(2020年)やボン芸術基金「Stiftung Kunstfonds」の制作奨学金(2021年)を受賞。
スコットランドのColstoun Artsレジデンシーに参加。
作品はドレスデン国立美術館、前澤友作コレクションなどに収蔵。
現在はドイツ、ライプツィヒを拠点に活動。

GALLERY HAYASHI + ART BRIDGE(銀座)

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