W'UP! ★4月5日~6月15日 タピオ・ヴィルカラ 世界の果て 東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内)

W'UP! ★4月5日~6月15日 タピオ・ヴィルカラ 世界の果て 東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内)

タピオ・ヴィルカラ 世界の果て
会 期 2025年4月5日(土)~6月15日(日)
会 場 東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1、JR東京駅丸の内北口改札前)
開館時間 10:00~18:00(金曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで
休館日 月曜日(ただし5月5日、6月9日は開館)
入場料 一般1,500円(1,300円)、大高生1,300円(1,100円)、中学生以下無料 ※()内は前売料金(3月1日~4月4日、オンラインチケットで販売)※障がい者手帳等持参の方は200円引き(介添者1名は無料)
ホームページ  https://www.ejrcf.or.jp/gallery/
お問合せ 03-3212-2485

 フィンランドのモダンデザイン界で圧倒的な存在感を放つタピオ・ヴィルカラ(1915-1985)の日本初回顧展。1940年代後半から1950年代にかけて、イッタラ社のデザインコンペ優勝やミラノ・トリエンナーレのグランプリ受賞によって脚光を浴びたヴィルカラの作品約300点を展示。ガラス、磁器、銀食器、宝飾品、照明、家具、グラフィック、空間など多岐にわたるデザインの世界を紹介します。

見どころ 
1. ヴィルカラへの扉
 ヘルシンキのオフィスにあった愛用品や、セラミック・アーティストの妻ルート・ブリュックの作品を交え、ヴィルカラのデザインの現場へと案内します。
2. Cabinet of Curiosities
 ガラスや磁器のテーブルウェア、シルバーやステンレスのカトラリー、商品のボトルやパッケージ、機内用のプラスチック製食器、照明や家具、ゴールドのアクセサリー、紙幣やグラフィックなど約200点を一堂に並べ、プロダクト・デザイナーとしての彼の仕事を振り返ります。
3. Mind Room
 1960年代、ヴィルカラがフィンランドの最北地ラップランドのイナリにあった小屋で心身を休めながら仕事に向き合った様子を、愛用の道具や写真で紹介します。
4. Park of Sculptures
 神話性を帯びたガラスのオブジェや、積層合板の木目を活かした有機的な造形、金属や木による鳥の像など、プロダクトとは異なるヴィルカラの自由な表現や制作姿勢が見られます。
5. Colored Island
 ヴェネチアのムラーノ島において、ヴィルカラがガラス工房ヴェニーニの職人らと協働制作を行った多彩な色をふんだんに採り入れた作品を紹介します。
6. Ultima Thule
 ヴィルカラがラップランドで溶けおける水に着想を得て生みだした「ウルティマ・ツーレ」シリーズのガラスのインスタレーションと、全長9メートルにおよぶ同名の木影シリーズのデジタル再現によって、彼が追い求めた世界の視覚化を試みます。

タピオ・ヴィルカラ(1915-1985)
 フィンランド南部の港町ハンコに生まれ、幼少期をヘルシンキで過ごす。1936年、美術工芸中央学校卒業後、広告デザイナーとして働く。1945年、アラビア製陶所美術部門のセラミック・アーティスト、ルート・ブリュック(1916-1999)と結婚。1946年、イッタラ社のデザインコンペ優勝を機に同社のデザイナーに起用され、約40年にわたり第一線で活躍した。1951年のミラノ・トリエンナーレでガラス作品《カンタレッリ》と会場デザインでグランプリを受賞。1966年、デザイン事務所「デザイン・タピオ・ヴィルカラ」を設立。ヴェネチアン・ガラスの工房ヴェニーニやドイツの磁器製造会社ローゼンタール社とのコラボレーションワーク、フィンランド紙幣、フィンランド航空の機内用食器、「フィンランディア」ウォッカボトルなどのデザインも手がける。1985年5月19日、ヘルシンキで69歳の生涯を閉じた。カイ・フランク、ティモ・サルバネヴァらに並ぶフィンランドデザインの三巨匠と称される。2003年、タピオ・ヴィルカラルート・ブリュック財団が設立され、エスポー近代美術館に多くの作品が寄託されている。2025年はヴィルカラの生涯110年/没後40年にあたる。

ポートレイト
タピオ・ヴィルカラ、1980年代 © Maaria Wirkkala. Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art © KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780

 本展は市立伊丹ミュージアム(2025年8月1日~10月13日予定)、岐阜県現代陶芸美術館(2025年10月25日~2026年1月12日予定)に巡回予定。
 展覧会ブックレット、ビジュアルブック、オリジナルグッズ、ヴィルカラのプロダクトの販売も予定されています。

住所東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL03-3212-2485
WEBhttps://www.ejrcf.or.jp/gallery/
開館時間10:00 ~ 18:00 金曜 〜20:00(最終入場は閉館30分前まで)
休み*2月曜日(祝日の場合は翌平日/ただし会期最終週、ゴールデンウィーク・お盆期間中の月曜日は開館)、年末年始、展示替期間
ジャンル*3近代美術、建築、デザイン、工芸
入場料*4展覧会により異なります。
アクセス*5JR東京駅丸の内北口すぐ、東京メトロ 丸の内線東京駅より約3分、東西線大手町駅より約5分、千代田線二重橋前駅より約7分
収蔵品
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *5 表示時間はあくまでも目安です

東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内)

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