W'UP! ★3月30日~6月9日 フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」 茅ヶ崎市美術館(神奈川県茅ヶ崎市)

W'UP! ★3月30日~6月9日 フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」 茅ヶ崎市美術館(神奈川県茅ヶ崎市)

2024年3月30日(土)~6月9日(日)
フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」

 神奈川の茅ヶ崎市美術館では、ロサンゼルスと鎌倉を拠点に、世界的な活躍をみせる今注目の現代アーティスト・フランシス真悟の国内初となる大規模個展「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」を、2024年3月30日(土)~6月9日(日)まで開催します。
 アメリカ・サンタモニカ生まれのフランシス真悟(1969-)は、日本とアメリカをルーツにもち、幼少期より色彩がもつ豊かさに触れ、色彩が人にもたらす知覚体験について探求しつづけてきました。父はアメリカの抽象表現主義の巨匠サム・フランシス、母はメディアアーティストの出光真子という環境の中で育ち、そして、若い頃にライト&スペース・アートのジェームズ・タレルや抽象表現主義のジョアン・ミッチェルと出会い、大きな影響を受けました。

《First Impression in Square》 2019  Photo by Keizo Kioku
《First Impression in Square》 2019 Photo by Keizo Kioku Courtesy of MISA SHIN GALLERY

 絵画によって何ができるのかを自身に問う姿勢のもと、何層にもおよぶ色の重なりや、色彩の微細な組み合わせによって、崇高で静謐な絵画空間を創り出します。

《Liminal Shifts》 2023  Courtesy of Fondation d’entreprise Hermes  © Nacasa & Partners Inc.
《Liminal Shifts》 2023  Courtesy of Fondation d’entreprise Hermes  © Nacasa & Partners Inc.

 代表作シリーズの「Interference」は、絵画の顔料に含まれる粒子に光が反射し、観る人の角度より様々に表情を変える作品として知られています。昨年、このシリーズの一つとして銀座エルメス フォーラムで7mにもおよぶ壁画作品《Liminal Shifts》を発表。建築家レンゾ・ピアノが設計したガラス造りの展示空間に差し込む光を受け、刻々と姿を変える神秘的な作品は大きな話題を呼びました。


 哲学的な思想のもと青一色で塗りこめた画面により瞑想的な空間を創り出す「Blue's Silence」シリーズ。二次元の絵画の中に多次元な世界をイメージさせる「Infinite Space」シリーズ。ロサンゼルスでのコロナ禍の閉塞的な状況に抗うかのような思いで描いた、鮮やかな色彩による日記ともいえる「Daily Drawing」シリーズ。人々を包みこむドローイング·インスタレーション「Bound for Eternity」シリーズなど、1980年代の初期からの多様な絵画作品、約100点が一堂に会する貴重な機会となります。

《Bound for Eternity (red)》 2008   Photo by Photo Studio Nishiyama
《Bound for Eternity (red)》 2008   Photo by Photo Studio Nishiyama

 さらに、本展のために同館の自然光が差し込む展示空間を活かした作品約10点を今回新たに発表。
 絵画のメディウムを実験的に扱い、色と空間を冒険するかのように作品を制作する注目の現代アーティスト·フランシス真悟が湘南で放つ唯一無二の絵画空間をぜひご体感ください。

フランシス真悟 Shingo Francis
 1969年カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。現在は、鎌倉とロサンゼルスを拠点に、国内外の多数の個展やグループ展に参加。2023年、銀座メゾンエルメス フォーラムにおける展覧会「Interference」で展示された7mにおよぶ大作《Liminal Shifts》は、外光が差し込む空間を見事に活かした作品で大きな反響を呼んだ。国内外に多くのコレクターをもち、パブリック・コレクションとして、JPモルガン・チェース·アートコレクション、スペイン銀行、フレデリック・R・ワイズマン財団、森アートコレクション、セゾン美術館、東京アメリカンクラブ、アメリカ大使館大使公邸に作品が収蔵されている。
ポートレイト

会 期 2024年3月30日(土)〜6月9日(日)
休館日 月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
料 金 一般800(700)円、大学生600(500)円、市内在住65歳以上400(300)円
※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
※( )内は20名以上の団体料金
会 場 茅ヶ崎市美術館 エントランスホール、展示室1·2·3
主 催 公益財団法人茅ヶ崎市文化·スポーツ振興財団
協 力 MISA SHIN GALLERY、GALERIE PARIS、ホルベイン画材株式会社

関連イベント
※申込制イベントについては、3月30日(土)10:00より、電話(0467-88-1177)または美術館受付にて開館時間内にお申し込みください。
ワークショップ
子どもとアーティストが一緒にデイリードローイングを制作するワークショップ
講師 フランシス真悟(アーティスト)
日時 2024年4月21日(日) 11:00~12:00
会場 美術館2階アトリエ
対象 小学生~中学生向け(小学3年生以下は保護者同伴)
定員 16名(事前申込制/先着順)
料金 500円

ゲストトーク
抽象絵画で注目を集めるアーティスト同士によるスペシャル対談
出演 門田光雅(画家)×フランシス真悟(アーティスト)
日時 2024年5月18日(土)14:00~15:30
会場 美術館2階アトリエ
定員 30名(事前申込制/先着順)
料金 無料

アーティストトーク
アーティスト本人の言葉で語られる作品紹介
出演 フランシス真悟(アーティスト)
日時 2024年4月21日(日)、6月1日(土) 各日14:00-(約45分)
会場 美術館展示室
料金 無料(要観覧券/事前申込不要)
※2.は手話通訳士の手配が可能です。必要な方は5月15日までにご連絡ください。
当館メールアドレス〈bijutsukan@chigasaki-arts.jp 〉

キュレータートーク
担当キュレーターによる展覧会の魅力紹介
日時 2024年5月22日(水)、6月2日(日) 各日14:00-(約45分)
会場 美術館展示室
担当 藤川悠(当館学芸員)
料金 無料(要観覧券/事前申込不要)
※目の不自由な方はご相談ください。

【先生向け】文化芸術教育プログラム「先生たちのための10日間」
子どもたちとともに過ごす先生たちを、美術館の展覧会にご招待。美術館で開催される展覧会の最初の10日間、無料で鑑賞していただけます。様々な切り口で開催される茅ヶ崎市美術館の展覧会の魅力を体感していただき、児童·生徒との会話にご活用ください。
対象 保育園、幼稚園、小、中、高、大学の教員、学童スタッフの皆様
春の期間 2024年3月30日(土)~4月10日(水)
※所属が分かるものを受付にて提示(例:職員証、名刺等) ※期間は休館日を除く

住所神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
TEL0467-88-1177
WEBhttp://www.chigasaki-museum.jp/
開館時間*110:00~17:00(入館は16:30まで)
休み*2月(祝日は開館,翌日閉館)、年末年始(12月29日~1月3日)、臨時休館日
ジャンル*3絵画、近代美術、現代美術
観覧料*4展覧会ごとに異なります。美術館の展覧会ページよりご確認ください。※高校生以下無料、障害者およびその介護者は無料
アクセス*5JR茅ヶ崎駅南口より徒歩8分
収蔵品 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

茅ヶ崎市美術館

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