W'UP ★8月2日~9月7日 ヒロシマ・広島・hírou-ʃímə」全日本学生写真連盟の写真表現と運動 MEM(渋谷区恵比寿)

ヒロシマ・広島・hírou-ʃímə」全日本学生写真連盟の写真表現と運動
会 期 2025年8月2日(土)~9月7日(日)
会 場 MEM map(東京都品川区東品川2-6-10)
開館時間 12:00~18:00(8月3日はトークイベントのため一般観覧は12:00~14:00まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
入場料 無料
ホームページ https://mem-inc.jp/
展覧会ホームページ https://mem-inc.jp/2025/07/08/hirosima2025/
お問合せ 03-6459-3205
トークセッション
日 時 8月3日(日)15:00~18:00
登壇者 大滝国義(全日本学生写真連盟元メンバー)、竹葉丈(名古屋市美術館学芸員)、田尻歩(東京理科大学教養教育研究院葛飾キャンパス教養部講師)
会 場 MEM
参加費 1200円
定員 20名・要予約
※トークはライブ配信、およびアーカイブ動画の配信も行います。(配信期間 2025年8月3日~9月30日)
オープニングレセプション
日 時 8月3日(日)18:00~20:00
入場無料、予約不要
※追加イベントは随時、ウェブサイトおよびSNSで告知いたします。
本展は、1968年から1971年にかけて全日本学生写真連盟(全日)のメンバーによって広島で展開された集団的な撮影行動〈8・6広島デー〉を紹介します。全国の高校、大学の写真部を中心に組織された全日は、1960年代半ばに写真評論家の福島辰夫を実質的な指導者に迎え、日本社会の大きな転換期に、学生運動や公害などの社会問題を主題に据えた活動を展開し、展示と出版活動を行いました。
〈8・6広島デー〉とは、原爆が投下されてから20年余り経過し、急激な復興が進む広島の街とそこに生きる人々の生活にカメラを向け、改めて「ヒロシマ」とは何かを問う行為を当時の参加者たちが呼称したものです。
福島は学生たちに言いました。「本当の危機は闘争の現場にはなく、別のところにある」そして、それは広島であると。その言葉が学生たちを広島に向かわせました。11回に渡って撮影が行われ、撮影部隊に、現地で宿泊手配等を担当する学生も加わりました。1969年には、それまでの写真を広島流川教会と、銀座ニコンサロンで展示。1972年には、写真集『ヒロシマ・広島・hírou-ʃímə』を出版。戦後復興の名の下に変貌していく街や人々の生活、8月6日の祈念式典、灯籠流し、整理されゆく原爆スラム、広島平和記念資料館で展示されていた原爆投下当時の写真、遺品などの写真が収録されました。広島の全日のメンバーが同時期に撮影していた広島大学の闘争の写真も最終的にレイアウトに加えられました。
学生たちは〈8・6広島デー〉の総合アピールをガリ版で刷り出し、撮影後には報告書を作成し、全体の趣旨や、その沿革、撮影行動の詳細を記しています。被爆者にカメラを向けるときの葛藤や、地元の人々との間で起こった拒絶と受容の繊細な現場などが率直な体験記に残されています。〈8・6広島デー〉の撮影に関わった学生独り一人に、それぞれの体験と想いがありました。
この撮影行動は、写真集『ヒロシマ・広島・hírou-ʃímə』に纏められましたが、この写真集だけが〈8・6広島デー〉の全貌を伝えるものではありません。会場では、写真集に収録された当時のプリントとともに、関連する記録資料なども展示します。終戦80年の節目に開催される本展が、全日の〈8・6広島デー〉とは何であったかを考察するとともに、現代の私たちにとって「ヒロシマ」とは何かという問いを改めて発信する場となれば幸いです。



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