W'UP! ★1月15日~3月22日 ダフィー…/ ポートレイト展 Blitz Gallery(目黒区下目黒)

W'UP! ★1月15日~3月22日 ダフィー…/ ポートレイト展 Blitz Gallery(目黒区下目黒)
No.6 “David Bowie, Alladin Sane, 1973”ⓒ Duy Archive

DUFFY… / PORTRAITS
ダフィー…/ ポートレイト展
会 場 Blitz Gallery(目黒区下目黒6-20-29)
会 期 2025年1月15日(水)~3月22日(日)
営業時間 13:00~18:00
休廊日 毎週月曜日・火曜日
入場料 無料
公式サイト https://blitz-gallery.com/index.html

 ダフィーはパート1で展示したファッションとともに、各界で活躍していた時代を代表するセレブリティーのポートレイツを撮影しています。特に知られているのはデヴィッド・ボウイ(1947.1.8 - 2016.1.10)とのセッションです。70年代に5回の撮影を行っています。特にアラジン・セインのアルバムジャケットに使用された写真は有名です。2013年夏、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された"DAVID BOWIE is"展では、アラジン・セイン・セッションでのボウイが目を開いた未使用カットが展覧会のメイン・ヴィジュアルに採用され話題になりました。

 ダフィー写真展パート2では、珠玉のポートレイツ合計約30点が展示されます。シドニー・ポワティエ、マイケル・ケイン、アーノルド・シュワルツェネッガー、テレンス・スタンプ、ブリジッド・バルドー、サミー・デイヴィス・ジュニア、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ウィリアム・バロウズ、デビー・ハリー、アマンダ・リア、ジョアンナ・ラムリー、ニーナ・シモン、ブラック・サバス、ポール・ジョーンズ(マンフレッド・マン)など含まれます。また、本展ではデヴィッド・ボウイ作品の特集コーナーを設置、珠玉の14点を紹介します。

 ダフィーは60~70年代に活躍した英国人ファッション写真家です。彼は、デビット・ベイリー、テレンス・ドノヴァンとともに60年代スウィンギング・ロンドンの偉大なイメージ・メーカーでした。また彼ら自身も、被写体の俳優、ミュージシャン、モデルと同様の有名なスター・フォトグラファーでした。3人の写真家はそれまで主流だったスタジオでのポートレート撮影を拒否し、ドキュメンタリー的なファッション写真で業界の基準を大きく変えた革新者でした。彼らこそは、いまでは当たり前のストリートでのファッション・フォトの先駆者たちだったのです。当時のザ・サンデータイムズは、有名写真家ノーマン・パーキンソンが3人のことを「(The Black Trinity 不吉な3人組)」と呼んだと紹介しています。

 ダフィーのキャリアは、ザ・サンデータイムズの仕事から始まります。その後1957年から1963年まではブリティシュ・ヴォーグ誌で仕事を行い、ジーン・シュリンプトンなどのトップ・モデルを撮影。60年代はフランスのエル誌など英国以外の雑誌、新聞で活躍します。70年代以降では、ベンソン&ヘッジスやスミノフの広告キャンペーン、2度に渡るピレリ・カレンダー(1965年、1973年)の仕事で知られています。これらのファッション写真はパート1で約25点を展示する予定です。

 また彼はファッションとともに、時代を代表するセレブリティー、シドニー・ポワティエ、マイケル・ケイン、トム・コートネイ、サミー・デイヴィス・ジュニア、ニーナ・シモン、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、チャールストン・ヘストン、ウィリアム・バロウズ、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブリジッド・バルドーなどの撮影で知られています。
 70年代にはデヴィッド・ボウイ(1947-2016)と、“ジギー・スターダスト Ziggy Stardust”(1972年)、“アラジン・セイン Aladdin Sane”(1973年)、“シン・ホワイト・デューク The Thin White Duke”(1975 年)、“ロジャー Lodger”(1979 年)、“スケアリー・モンスターズ Scary Monsters”(1980年)の5回の撮影セッションを行っています。特にアラジン・セインのアルバムジャケットに使用された写真は極めて有名で、「ポップ・カルチャーにおけるモナリザ」とも呼ばれています。写真家ダフィーの名前を知らない人でもこの写真は見たことがあるでしょう。これらの珠玉のポートレートはパート2で約25点が展示される予定です。

 1979年にダフィーは写真撮影の仕事をやめてしまい、スタジオ裏庭で多くのネガを燃やしてしまいました。しかし、2006年から息子のクリス氏がダフィーの資料精査を開始。幸運にも全てのネガが消失していないことが判明します。新たに多くのネガが再発見され、主な作品は2011年に写真集 “DUFFY PHOTOGRAPHER”(ACC刊)として纏められました。その後、60年代に活躍したベイリー、ドノヴァンに次ぐ第 3 の男として再注目され、世界中で数多くの写真展が開催されています。また2013年夏、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された“DAVIDBOWIEis”展では、ダフィーの作品がメイン・ヴィジュアルとして採用。アラジン・セイン・セッションでのボウイが目を開いた未使用カットは話題になり、ダフィー人気が再燃しました。(同展は2017年東京で巡回開催)

ダフィー プロフィール Brian Duffy(1933-2010)
 ロンドン出身。60~70年代にかけて、ファッション雑誌、広告、ボートレイトの分野で活躍。デヴィッド・ベイリー、テレンス・ドノヴァンとともに“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれる60年代ロンドンのストリートカルチャーを牽引した。2011年に写真集 “DUFFY PHOTOGRAPHER”(ACC刊)が刊行、2013年にヴィクトリア&アルバート美術館で開催された“DAVID BOWIE is”展では、ダフィーが撮影したデヴィッド・ボウイの作品がメイン・ヴィジュアルとして採用されるなど死後になって再注目されている。

住所東京都目黒区下目黒6-20-29 ブリッツハウス
TEL03-3714-0552
WEBhttp://blitz-gallery.com/
営業時間*113:00 〜 18:00
休み*2月、 火(開催期間以外は休廊)
ジャンル*3写真、現代美術
アクセス*4JR目黒駅西口より大岡山小学校行きバス「目黒消防署」より徒歩3分
取扱作家http://blitz-gallery.com/artists.html
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

Blitz Gallery(目黒区下目黒)

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