W'UP!★5月16日〜6月16日 児嶋啓多「ネオ東京 徘徊と書」 NADiff a/p/a/r/t(渋谷区恵比寿)
2024年5月16日(木)〜6月16日(日)
児嶋啓多「ネオ東京 徘徊と書」
児嶋啓多は、1985年兵庫生まれ、東京在住のアーティストです。2010年に金沢美術工芸大学視覚デザイン科を卒業後、アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動し、2020年には「Augmented / Words in the City」(Meets by NADiff)で個展を開催するなど、AR(拡張現実)を用いて都市と書、言葉と人の関係性を視覚的に探求した作品を手掛けています。
この度刊行となった作品集『ネオ東京 徘徊と書』では、体に自動シャッターに設定したカメラを取り付け、都市を徘徊しカメラが集めた画像(フラグメンツ)に書を重ねています。言葉と書を使い、空間に痕跡を残すことで都市を確認しようとする児嶋にとって、言語は世界を開示し、現実の隠された側面を明らかにする能力を持つものであり、書くことは内面を外在化するだけでなく、見えざるものとの交流の手段となっています。
本展では、『ネオ東京 徘徊と書』の中からキャンバスにプリントした作品を発表します。キャンバスの枠を超え、壁面にまで拡張する書が展示会場で新たな層となって、見る者の知覚を触発します。
アーティストステートメント
世界はどんな姿をしていのか
見えているのは意識の作り出した世界
世界の姿は認識している姿とはきっと同じではない
言葉には、意味を作り、思考を形作り、感情を呼び起こす力がある
言葉を生み出すことは、物事の状態を修正すること
世界を操作する こと、世界を修復不可能なまでに変容させること
私たちが世界に存在することの本質的な側面
私たちが世界を開示し、世界に介入する力
歩く書く
暗い部屋に突然詰め込まれ
ここはどこかと手探りで触るように都市を徘徊し書を残す
児嶋啓多
1985年兵庫生まれ。東京都在住。都市へのつぶやきや問いを彫刻にし、東京・渋谷を舞台に、ヴァーチャルに出現する言葉のモニュメントを街に設置したAR作品『Augmented/Words in the City』。言葉が人間になったキャラクター『The Word is Human』など、拡張現実(AR)を用いて都市と書、言葉と人の関係性をテーマに作品を発表。
主な展覧会歴
2023 「YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT Vol.4 #1」
2023 「100 WINDOWS by TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH 2023」
2022 「むいみなのだ」NACC(日本橋アナーキー文化センター、東京)
2022 「RAYS from the FUTURE」(StART Art Fair Seoul、ソウル)
2022 「Private House 生きられた家」(個人宅)
2021 「Mirrors And Windows」(銀座奥野ビル、東京)
2021「FISSION(分裂) and FUSION(融合) − POST/PHOTOGRAPHY 2011-21 3.11から10年目の、写真の今と未来」(銀座奥野ビル、東京)
2020 「Augmented / Words in the City」(Meets by NADiff Wall Gallery、東京)
書誌情報
『ネオ東京 徘徊と書』
発行 2023年11月
著者 児嶋啓多
仕様 310mm × 236mm/198頁/ソフトカバー
価格 16,500円(税込)
児嶋啓多「ネオ東京 徘徊と書」
会 期 2024年5月16日(木)~6月16日(日)
時 間 12:00~20:00
会 場 NADiff a/p/a/r/t
入 場 無料
お問い合わせ 03-3446-4977(営業時間内)nadiff_apart@ccc.co.jp
特集ページ http://www.nadiff.com/?p=32004
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