【ウィークリー!告知まとめ版】売れないから、という理由だけで消えていく 6月5日〜6月11日 展覧会・イベント・アート情報ピックアップ!

 写真は、新国立競技場の観覧席の椅子です。昨年お披露目のとき見てきました。

 渋谷・裏原(原宿)に昨日、NANZUKA UNDERGROUNDと、銀座から移転したSH GALLERYがオープンしました。さっそく見に行ってきました。NANZUKAは、広い天井の高い2フロアーです。SH GALLERYは、広くはないですが、竹下口からまっすぐきて明治通りを渡ってすぐのいい場所の新築ビル3階でした。

SH GALLERY (渋谷区神宮前)

NANZUKA UNDERGROUND(渋谷区神宮前)

さて、ネットで気になるブログを発見。けっこう話題になっている。

映画やドラマを観て「わかんなかった」という感想が増えた理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83647

映画がどうもおかしくなっているという話なんですが、はしおっていうと、今の視聴者は想像を巡らさない。見たままでしか理解できないということらしい。

つまりブログから拝借するとそれは、「説明セリフの増加傾向」というのです。

脚本家の佐藤大氏は「口では相手のことを『嫌い』と言っているけど本当は好き、みたいな描写が、今は通じないんですよ」

どういうことかというと、〜「とある作品のワンシーンで、男女が無言で見つめあっているが、互いに相手から視線を外さない。明らかに、好意を抱きあっている描写だ。しかしある視聴者は、それが相思相愛の意味だとわからず、誰かから教えられると、こう反論した。「でも、どっちも『好き』って言ってなかったから、違うんじゃない? 好きだったら、そう言うはずだし」〜となるそうだ。。。汗

また製作費を出す企業からも、脚本の段階で「わからないから、わかりやすくしろ」と注文が多くなったという。だからいちいちセリフで説明しないといけないらしい。

〜セリフで全部説明してほしいタイプの観客は、誤読の自由を満喫しようとはしない(つまり自分なりに考えたり想像を巡らしたりしない)。その自由度を「奥の深さ」とは受け取ってくれない。不親切だと怒り、不快感をあらわにする。

「〜やっぱり観客が幼稚になってきてるんだと思う。楽なほうへ、楽なほうへ。全世界的な傾向だよね。全部説明してもらって、はっきりさせたい。自分の頭が悪いことを認めたくない。だから、理解できないと作品のせいにする」(プロデュース会社・ジェンコの真木太郎社長)

脚本家の佐藤氏は、〜“わかりやすくしてください”は“おもしろくしてください”と、イコールではないですよって。〜では、わかりやすくした結果、どうなるのか。

「勢いがなくなります。全部説明しちゃったら、観ている人の思考がそこで止まっちゃうから」。。。

これを読んで、今の現代アートの世界にも通じていないかと思わず、溜飲を下げた。

ところで話は続く。「昔も、幼稚な観客はたくさんいたはずだ(昔からハリウッドでは、小学6年生くらいをターゲットに映画を作れと言われていた)。しかし当時は、彼らが「理解できないことを作品のせいにする」手段が、世の中に存在していなかった」

それが今ではSNSなどネット時代になって、理解できない幼稚な観客が集まり同調し、彼らの意見が可視化され、影響力をもってしまったのだと。

それは制作側も無視できなくなった。売り上げに直結するし。

佐藤氏は、最後にこういう、「作品に賛同するよりも、クレームを言うほうがマウントを取れます。“こんなわかりにくい作品をつくりやがって”と憤ることで、被害者になれる。しかも被害報告はネット上で賛同を得やすい

逆にほめることは勇気がいるそうだ。すぐに反論されやすいからだと。ネガティブに突き進む方が楽なのだ。

これはすべての事柄に当てはまる傾向ではないだろうか。

最近ギャラリーを巡って思うのは、やはり分かりやすい絵(今のブームにそった作品)は売れてます。それも値段は安くないです。

今日は最後に、トキアートスペースで開催中の『岡部昌生 余震』を見たけど、今で言う、難しい作品の典型です。でも自分こっちのほうが、わかりやすく気が安まりました。

いろんなものがある、多様性のあることはとても大事です。それが売れないから、という理由だけで消えていく。心配です。

W'UP!★11月5日~11月10日 川田 武・SF世界 #4 展/11月12日~11月17日 上楽 寛 展 ー地勢ー トキ・アートスペース(渋谷区神宮前)


NFT活用・個人クリエイターの海外展開を支援、第2弾「オタクコインxクリプトアート」オークション開催決定。最大50作品の一般公募開始(参加無料)

 本日、一般社団法人オタクコイン協会・CryptoGames株式会社は、「オタクコイン」のロゴをモチーフとした「オタクコインxクリプトアート」第2弾のオークション開催を決定し、最大50作品の一般公募(参加無料)を開始しました。

第2弾「オタクコインxクリプトアート」の応募要項
「オタクコイン」ロゴをモチーフにしたJPG/PNG/アニメーションGIFを制作していただける個人クリエイターの方は、 下記の応募フォームよりお申し込みください。
応募フォーム https://forms.gle/huLEG3ZwCxj2Azxt5
公募締切 2021年6月9日(水)23:59:59
※販売作品に選ばれた方のみ6月11日(金)23:59までにご連絡いたします。
※作品の売上還元は日本円払いで販売価格の50%を想定しています(入札される暗号資産と日本円の当月末の時価により計算されます)。
公募についてお問い合わせ先
https://otakucoin.typeform.com/to/t0ht7i


「あなたも一流のアートコレクター」を掲げるcrowd ARTをローンチ

https://crowd-art.reg-art.com/

 株式会社レジストアートは、高額で資産性の高いアート作品等のコレクションに小口から参加できる会員権プラットフォームcrowd ARTのサービスを開始しましたのでお知らせ致します。


「アートを活用した観光経営を考える」十和田市観光戦略シンポジウム開催 
ー青森県十和田市の今後の可能性について話し合うー

 十和田市はアフターコロナの観光戦略として「アートと自然」を核とした観光振興を検討しています。そこで、一般社団法人十和田奥入瀬観光機構(青森県十和田市/理事長 小野田金司)は6月25日(金)、「アートを活用した観光経営を考える」十和田市観光戦略シンポジウムを行います。
【開催概要】
日時:令和3年6月25日(金) 16:15~17:30 (開場/16:00~)
会場:十和田市民文化センター 大ホール
参加費:無料
定員:480名(先着順となります。定員になり次第、締切となります)
主催:一般社団法人十和田奥入瀬観光機構
【お申込み】
1.WEBからお申込み( https://www.towada.travel/ja/news-events/2021/05/31
2.FAXによるお申込み(FAX:0176-24-3007)
3.電話によるお申込み(TEL:0176-24-3006)
※新型コロナウイルス感染対策のため、申込制とさせていただきます。


カフェ&クリエイティブスペース『サナギ 新宿』、澁谷 瑠璃「熱量だけが伝わらない オンラインの世界では 熱いものだけを伝えにいく オフラインのこの世界で」の展覧会を6月3日(木)より期間限定開催!

開催期間 2021年6月3日(木)~8月10日(火)
会 場 サナギ 新宿
住 所 東京都新宿区新宿三丁目35-6 国道20号線高架下
WEB http://sanagi.tokyo/


【東京都美術館】あなたの作品を美術館で展示してみませんか?
都美セレクション グループ展 2022 展覧会 企画公募

 東京都美術館では「都美セレクション グループ展 2022」の展覧会企画を公募しています。この展覧会は東京都美術館が、新しい発想によるアートの作り手の支援を目的として、企画公募により開催するものです。2012年のリニューアル以来、毎年実施し、2022年は11回目の開催となります。
 東京都美術館という場所の意味やギャラリーA・B・Cという空間の特性を活かした、独自の展覧会企画を募集します。少人数のグループで東京都美術館を使用できる 、 唯一の枠組みです。
 応募条件は出品作家3名以上のグループで、年齢が18歳以上であること、展覧会の開催経験があることなどです。この企画公募のために結成し、グループとしての活動実績が無くても応募することができます。
応募方法
東京都美術館ウェブサイトより募集書類一式をダウンロードして、提出書類を書留郵便で郵送してください。詳細は下記を参照ください。
応募締切:2021年7月9日(金)(当日消印有効)
https://www.tobikan.jp/information/20210401_1.html
問い合わせ先:03-3823-6921(東京都美術館交流係「グループ展2022」担当)


「LUMINE meets ART AWARD 2020-2021 The Award Winner’s Exhibition」

 461件の応募から選ばれた、次世代を担う新鋭のアーティストが登場!国内外のアート・デザインシーンで活躍する審査員が推薦するアーティストも参加。ルミネ・ニュウマン館内に展示するアート作品を広く一般から公募し才能あふれるアーティストたちが活躍する未来を目指して実施している「LUMINEmeets ART AWARD 」(略称「LMAA」)の受賞作品を展示するLUMINE meets ART AWARD 2020-2021 The Award Winner’s Exhibition」を開催しています。
 今回のLMAAでは、計461点の応募がありました。その中から選ばれた受賞作品3点とアートに精通する審査員が選ぶ注目のアーティストによる作品4点が2021年5月31日(月)~6月13日(日)の期間、ルミネ・ニュウマン各所のウィンドウを彩ります。

期 間 2021年5月31日(月)~6月13日(日)
展示場所 ルミネ新宿・ルミネエスト新宿・ニュウマン新宿・ニュウマン横浜の7つのショーウィンドウ
特設サイト
LUMINE meets ART AWARD 2020ー2021サイト
https://www.lumine.ne.jp/lmap/award/20210531/exhibition-2021/
LUMINE meets ART PROJECTサイト
http://www.lumine.ne.jp/lmap/


【開催】特別企画展「生誕130年 堂本印象」展《6/4(金)~9/26(日)》@京都府立堂本印象美術館

 京都府立堂本印象美術館では、堂本印象生誕130年にあたる本年に、印象の創造の軌跡を改めて振り返る記念展を、前・後編に分けて開催します。
本展は前編として、来館者の投票で選ばれた館所蔵コレクションの上位10作品を中心に、館初出品作として『戦艦大和守護神』や『手をつなぐ(万国博ホール緞帳原画)』といった京都で目にする機会の少ない貴重な作品も展示し、時代を経てもなお輝き続ける印象作品全48点を紹介し、その魅力に迫ります。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、予定が変更となる場合があるので、ご注意ください。
会 期 2021年6月4日(金)~9月26日(日)
開館時間 9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合は開館し翌平日は休館)
会 場 京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007)
観覧料 一般 510円(400円)、高大生 400円(320円)、小中生 200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方(要公的証明書)及び障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
感染拡大防止対策
新型コロナウイルス感染症拡大防止予防のため、 堂本印象美術館では次の取組を行っています。
・エントランスに設置されている、 サーモグラフィーカメラ(体温センサー)でご自身の体温の確認
・各所に手指消毒液の設置
・定期的な館内の清掃、消毒
・職員のマスク着用、手洗い、手指消毒の徹底、飛沫感染防止カウンターの設置 等


【開催】特別展示 京都文化プロジェクト誓願寺門前図屏風 修理完了記念「花ひらく町衆文化 ―近世京都のすがた」

 京都文化博物館が所蔵する岩佐又兵衛筆「誓願寺門前図屏風」は国宝「洛中洛外図屏風 」と共に又兵衛作の都市風俗画の重要作例として認識されています。本展は無事解体修理を終えた誓願寺門前図屏風とその関連資料を展示し、作品の新たな魅力に迫ります。あわせて、この屏風が描かれた江戸時代の京都に焦点をあて、近世都市京都がいかに表象され、 また都市に息づく人々はどのように文化を紡いできたのか、絵画、考古、古文書など豊富な資料で展観いたします。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、予定が変更となる場合があるのでご注意ください。

会 期 2021年6月5日(土)~7月25日(日)
会 場 京都文化博物館 4階展示室 (京都市中京区高倉三条上ル)
開室時間 10:00~18:00 ※金曜日は午後7時30分まで(入室はそれぞれ30分前まで)
休館日 月曜日
入場料金 <当日券のみ> 一般・大高生1000円(800円)、 高校生以下無料
*()内は前売券/20名以上の団体料金 
*障害者手帳等をご提示の方と付き添い1人までは無料。
*上記料金で3階・2階展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます
(催事により有料の場合あり)


【国立映画アーカイブ】上映企画「NFAJ所蔵外国映画選集 2021」会期変更および企画開催のお知らせ
世界各国の映画を35mmフィルムで!

 本特集では、当館が所蔵する外国映画の中から、これまで上映する機会の少なかった映画を中心に、13作品(12プログラム)を上映します。音声表現の様々な可能性を探る創意に満ちたトーキー初期の『予審』『脱走者』といった作品から、第二次世界大戦の緊迫をダイレクトに伝える戦中の傑作『戦火の大地』、また、戦後に「赤狩り」でハリウッドを追放された映画人が残した異色作『地の塩』、さらに、 これらの映画を見ていたかもしれない、映画が大好きな青年を描いた90年代アメリカのインディペンデント映画の必見作『イン・ザ・スープ』まで、幅広くラインナップしました。世界各国の映画を35mmフィルムでお楽しみいただけるこの機会に、皆さまのご来場を心よりお待ちしています。

NFAJ所蔵外国映画選集 2021
会期:2021年6月8日(火)〜6月23日(水)※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]
HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/foreignfilms2021/
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)


オンライン写真コンテスト「IMA next #23」応募作品募集

 “LIVING WITH PHOTOGRAPHY”をコンセプトに、雑誌、オンラインなど多角的にアートフォトを発信する『IMA』は、この度、オンライン写真コンテスト「IMA next #23」の応募作品を募集します。
 アート写真プロジェクト『IMA』が主宰する「IMA next」は、誰もが応募できるグローバルなオンライン写真コンテストです。毎月国内外の多彩なゲストを審査員に迎え、月ごとにひとつのテーマを掲げ、応募の中から優れた作品を選出して、プラットフォームとして新たな才能の発掘を目的としています。一昨年春にスタートし現在では海外からの応募も増えるなか、第23回には思春期の少女たちのポートレートなどで知られるオランダ人写真家、ヘレン・ファン・ミーネ(Helen Van Meene)を審査員として迎えます。常日頃、新しいことへ挑戦する姿勢を大切にするファン・ミーネが今回選んだテーマは「 CHANGE 」。応募要項
テーマ :「CHANGE」
https://ima-next.jp/entry/change/
審査員:写真家 ヘレン・ファン・ミーネ(Hellen van Meene)氏
受付期間:2021年5月11日(火)~7月11日(日)
応募方法:投稿を希望する各テーマの専用フォームからご応募ください。
※テーマごとに応募フォームが異なりますので、 ご注意ください
※1回のエントリーで1~5枚までの写真のアップロードが可能です
※複数の写真をアップロードした場合は同一シリーズ作品として審査されます
※別シリーズとして応募する場合は、 別途エントリーをお願いします
応募資格:16歳以上(国籍、年齢、性別、経験<プロ、アマチュア>問わず)
※個人またはグループでの応募も可
応募費用:1エントリーにつき、¥2,000(税込み)
※支払方法:クレジットカードのみ(Visa、 Mastercard、 American Express)
作品規定:
・対象作品は静止画に限る
・撮影後にソフトウェアやアプリ等で加工した作品も応募可
・DVD・BluRayなどのメディアでの応募は受け付けていません
・写真表現とみなすことができないと判断したものは審査対象に該当しない場合があります
・1エントリーで10MBのファイルを5枚まで投稿可
・第三者の権利(著作権、 商標権、 肖像権など)を侵害する作品は応募いただけません。 第三者の著作物(美術品、 映画、 写真、 音楽など)その他の権利が含まれる作品は、 当該第三者から事前承認を得ていることが必要です


十和田市現代美術館×ArtStickerがコラボレーション開始。『十和田市現代美術館コレクション』『ArtsTowada 十周年記念 インター+プレイ展第1期』作品・展覧会紹介特設ページを公開

株式会社The Chain Museumは、当社の所蔵する作品《RR Haiku 061》(ラファエル・ローゼンダール作)が十和田市現代美術館に紹介されたことを機に、当社が運営するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)にて同館のコレクション及び展示会情報発信等のコラボレーションを展開していきます。 
コラボレーションの第一弾として、草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクなど世界の第一線で活躍するアーティストらによるコミッションワークで構成された『十和田市現代美術館 コレクション』(https://bit.ly/3wGtgje)と、2021年8月29日まで開催中の『Arts Towada 十周年記念 インター + プレイ展 第1期』(https://bit.ly/3oX5zk1)の作品・展覧会紹介特設ページをArtStickerにて公開いたしました。これにより、鑑賞者はArtStickerの地図機能を活用し、十和田市現代美術館内や館外にも点在するコレクション作品の位置情報を辿りながら、より便利に作品を鑑賞することができます。

ArtSticker( https://artsticker.app/r/dl)のダウンロードはこちらから
「ArtSticker」iOS版
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
「ArtSticker」Android版
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker


ではまた来週! Tokyo Live & Exhibits 

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