茅ヶ崎市美術館

 富士山や江の島を望み、伊豆半島から三浦半島までを一望する海岸。温暖な気候に恵まれた茅ヶ崎には、明治以降結核療養所・南湖院が開設され、別荘も多く建てられて、多くの芸術家や文化人がこの地を訪れました。彼らは、この環境の中で精力的に活動し、優れた作品を多く残しています。 茅ヶ崎市美術館は、郷土ゆかりの美術家の作品を収集・展示する、質の高い多様な美術文化に触れる場として、また、市民の創作・発表活動を支援する場として、1998(平成10)年4月に開館しました。かつてこの地にはオッペケペー節で知られる明治時代の新劇俳優・川上音二郎、貞奴夫妻の居宅(萬松園)が建てられ、その後、実業家・原安三郎が別荘を構えていました。現在、美術館のまわりは茅ヶ崎…