W'UP ★7月18日~常設展示 アーティゾン美術館 屋外彫刻プロジェクト レイチェル・ホワイトリード《Artizon Conversations》 アーティゾン美術館(中央区京橋)

大理石、インスタレーション ©Rachel Whiteread
アーティゾン美術館 屋外彫刻プロジェクト
レイチェル・ホワイトリード《Artizon Conversations》
会 期 2025年7月18日(金)~常設展示
会 場 アーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2)
ホームページ https://www.artizon.museum
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館は、ビルの建て替えと新しい美術館構想の中で、2010年頃から、屋外彫刻設置のプロジェクトを進めてきました。この街にふさわしい屋外彫刻のあり方について検討を重ねた結果、レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リーの二人の作家に、それぞれ新作を依頼する運びとなり、この長期に渡るプロジェクトの結実の一つめとして、7月18日(金)、レイチェル・ホワイトリードによる彫刻作品《Artizon Conversations》が完成いたしました。リンディ・リーによる新作設置についての詳細は追って発表予定です。



レイチェル・ホワイトリードは、1993年に世界有数の現代美術の賞として知られるターナー賞を受賞し、「ネガティブ・スペース(物体の間に存在する空間)」をキャスティング(型取り)する独自の手法で国際的に評価されているイギリス出身の彫刻家です。このたび完成した《Artizon Conversations》は、椅子の座面と脚に囲まれた空間(ネガティブ・スペース)をキャスティングした彫刻によるインスタレーション作品で、日本国内で採取した希少な大理石を用いています。この作品は、同じく椅子のネガティブ・スペースを樹脂でキャスティングした代表作《Untitled (One Hundred Spaces)》(1995年)から続くシリーズに位置づけられ、このシリーズとしては世界で初めて公共空間に常設展示されます。
《Artizon Conversations》は、ミュージアムタワー京橋とTODA BUILDINGの2つのビルの間に設置され、椅子として座ることが可能です。慌ただしい日常の中に、美術を通じて豊かな透き間が立ち現れ、街に新たな会話が生まれることを願い、レイチェル・ホワイトリードに制作を依頼しました。
なお、プロジェクトの二つめとして、2026年1月、オーストラリア出身の作家リンディ・リーによる屋外彫刻設置を予定しています。自身の道教や禅への関心から「世界と人とのつながり」を表現するリーが手がける屋外彫刻の常設展示は、今回が日本初となります。
また、プロジェクトを締めくくる関連プログラムとして、2026年3月、レイチェル・ホワイトリード、リンディ・リー両作家を招いたトークイベントを開催します。この空間における二つの作品の意味を紐解いていきます。

レイチェル・ホワイトリード
1963年、ロンドン生まれ。1993年、女性として初めてターナー賞を受賞し、物体と空間の関係性に新たな視点をもたらした作家として国際的に評価されている。ネガティブ・スペースをキャスティングする独自の手法により、記憶や痕跡、存在の不在を可視化する彫刻作品を一貫して制作している。2017年から2019年にかけて、テート・ブリテン(ロンドン)を皮切りに、ベルヴェデーレ21(ウィーン)、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、セントルイス美術館(いずれもアメリカ合衆国)を巡回する回顧展が開催された。2023年には、ベルガモ近現代美術館(イタリア)で《...And the Animals Were Sold》を発表し、その一部である《Bergamo II》は、2024年12月よりジル サンダー 銀座に恒久設置されている。
関連イベント
トークイベント レイチェル・ホワイトリード&リンディ・リー
日 時 2026年3月(詳細未定)

photo by Martin Ollman



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