GC magazine 展覧会「魁*タギッテルステイト」
会　期　2025年5月31日（土）～ 6月17日（火）
会　場　see you gallery（東京都渋谷区広尾1-15-7 2F）
開館時間　13：00～20：00
休館日　会期中無休
入場料　無料
ホームページ https://seeyougallery.com/exhibitions/sakigake-tagitterustate_gc-magazine/
主　催　see you gallery
ディレクション　J.K.Wang
レセプション　2025年5月30日（金）18：00～20：00

　気鋭のアーティストコレクティブとして知られる、GC magazineによる新作展覧会を開催いたします。
　彼らは”写真の錯綜と当惑”というトピックを主題に、写真表現にとらわれない自由なアイデアでZINEをはじめとする制作物を数多く発表しています。
　今回、彼らはイメージが出力される手前にある過程に着目し、写真家・土門拳氏を取り巻く逸話へのオマージュとも言えるフィジカルなアプローチや、近年彼らがシンボル的に展示で使用している”車”から繋がる、新しいインスタレーションを披露いたします。

アーティストステートメント
　加速し続けるイメージ環境、またそこに進んで身を投じる私たち自身がどうにか正直に生き続けようとする一つの姿である。
　写真のための筋トレやサーキット会場にあるはずだったフラッグは、かつて明確な目的に結びついていた動作、シンボルである。
しかしここでは、その目的から切り離されたまま、形式だけが残っている。レンザは何も写さず、旗は誰も迎えない。それでもなお私たちはその振る舞いを演じ、今日も変わらずあなたたちはその力を信じるふりをしている。
　かつて写真そのものに宿っていた熱量の根拠は問い直され、実体を欠いた「空転」だけがこだまのように反芻している。

GC magazine（ジーシー マガジン）
　若手を中心としたアーティストコレクティブ。zineの制作、写真を軸としたインスタレーションを展開し展覧会を開催している。GCmagazineは、”写真の錯綜と当惑”というトピックを扱い、コレクティブのアーティストたちは写真というメディアに7年以上関わり、それが持つ規範への不満に取り組むための幅広い戦略を提示する。これらには遊び心に満ちたアプローチから、親しみやすさへの新しいアプローチ、技術的な写真の限界まで、多種多様なアプローチが含まれている。
Instagram　@gcmagazine

ギャラリーステートメント
　コミュニケーションをデザインし、クリエイティブで実装する株式会社XICOが運営する、「see you gallery」。作家のあらたな挑戦、文化的価値と商業的価値の融和、非連続な成長の機会となることを目的として生まれました。
　視覚表現を主とした展覧会を開催するギャラリースペースとなっており、共存共栄を志しに、作家の活動紹介、作品の発表、及び販売を通じて、作品と社会の関係性を模索します。作家にとって、作品が結実する場所であると同時に、そこから何かがはじまり「またね」と再会を願える場所。それが、私たちの考える see you gallery です。
　場所は、JR恵比寿駅より徒歩4分の立地にあり、こぢんまりとしたホワイトスペースで構成されています。メインギャラリーと、やわらかい光が差し込みながら遮光も可能な展示ルーム、蔵書を保管するリーディングルームから成る、100平米超のスペースとなっています。
　レトロビルのワンフロアを改装したつくりとなっており、芸術との距離を身近に感じられる場として、写真芸術の普及、市場の形成、作家のプラットフォームとして貢献できるよう努めます。