コロナ対策のため休館、営業時間の変更、事前予約が必要な場合がございます。ご来場の際は各施設に直接ご確認ください。

W'UP!★6月17日~9月25日 TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか 東京都写真美術館 2F 展示室

W'UP!★6月17日~9月25日 TOPコレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか 東京都写真美術館 2F 展示室
 
マリオ・ジャコメッリ《やがて死がやってきてあなたをねらう》1954-1968年 ゼラチン・シルバー・プリント
Courtesy Archivio Mario Giacomelli © Rita e Simone Giacomelli 東京都写真美術館蔵 


2022年6月17日(金)~9月25日(日)
TOPコレクション メメント・モリと写真
死は何を照らし出すのか


 TOPコレクション展は、東京都写真美術館の36,000点余り*の収蔵作品のなかから、珠玉の名品を紹介する展覧会です。本展は「メメント・モリ」をテーマに、人々がどのように死と向き合いながらも、逞しく生きてきたかを約150点の写真作品等から探り、困難を伴う時代を前向きに生き抜くための想像力を刺激します。
 ラテン語で「死を想え」を意味する「メメント・モリ」は、人々の日常がいつも死と隣りあわせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した14〜17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播していきます。一方で、写真もまた、死を想起させるメディアであることが数多くの写真論の中で度々言及されてきました。
 本展では、死の図像を描いた版画作品および、ウジェーヌ・アジェ、W.ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリ、藤原新也ほか19世紀から現代を代表する写真群から「メメント・モリ」と「写真」の密接な関係性を再考します。
*2022年3月末時点

ヨゼフ・スデック《身廊と下側の眺め、聖ヴィート大聖堂の新しい部分の南側》〈聖ヴィトゥス〉より 1928年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 ©Nobuyoshi Araki
ロバート・キャパ《フラーガ アラゴン前線、スペイン 1938年 11月7日》1938年 ゼラチン・シルバー・プリント
東京都写真美術館蔵
藤原新也《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》〈メメント・モリ〉より 1972年 発色現像方式印画
東京都写真美術館蔵 ©Shinya Fujiwara

本展のみどころ

1 写真表現に込められた、日常を灯す「生きることの意味」
本展では「メメント・モリ」をテーマに、19世紀から現代までの写真表現を通して、人々がどのように死と向き合いながらも、逞しく生きてきたかを探ります。
 ある一瞬を切り取り、感光材によってイメージを定着させる写真術は、人間がもろく、うつろいやすい時間の中にあることを示すものであるといえます。中世の人々が『死の像』のなかに、生きることへの積極的な意味を見いだしたように、現代を生きる私たちもまた、写真表現に通底する「メメント・モリ」を見出すことで、生きることの意味を見つめることができるのかもしれません。
 また、本展は、時間や記憶、人間の想いを1枚のイメージに定着させるという、「写真」ならではの特性に着目します。世界的な混沌を伴う現代を生きる私たちにとって、積極的に「生」と向き合うためのヒントを得る契機となることでしょう。

2 国内外の重要作家によるラインアップで構成するTOPコレクション
 東京都写真美術館では、写真史において重要な国内外の作家・作品を幅広く、体系的に収集するととも に、日本の代表的作家も重点的に収集しています。本展では、全36,899点(2022年3月末時点)のTOPコレクションからフォト・ジャーナリズムに代表されるW.ユージン・スミスや、ロバート・キャパ、澤田教一をはじめ、近代化により変わりゆくパリの街並みを記録した、ウジェーヌ・アジェ、ホスピスで暮らす人々の暮らしを見つめたマリオ・ジャコメッリ、など、だれもが知る有名作から知られざる逸品を紹介します。本展のテーマ「メメント・モリ」を多角的に考察する、写真作品との新たな出会いにご期待ください。

3 メメント・モリの原典、ハンス・ホルバイン(子)の『死の像』
 本展の序章として「死」のイメージとして名高い、ハンス・ホルバイン(子)『死の像』(国立西洋美術館所蔵)を展示します。現在から約500年前に、人間の生きる意味を問い、世界中にセンセーショナルを巻き起こした版画作品がコロナ禍を経て、国内で公開される貴重な機会です。

出品作家 計18名予定
ハンス・ホルバイン(子) マリオ・ジャコメッリ ロバート・キャパ 澤田教一 セバスチャン・サルガド ウォーカー・エヴァンズ W. ユージン・スミス リー・フリードランダ- ロバート・フランク 牛腸茂雄 ウィリアム・エグルストン ダイアン・アーバス 荒木経惟 ウジェーヌ・アジェ ヨゼフ・スデック 小島一郎 東松照明 藤原新也
出品作品点数 145点
写真作品120点、版画作品25点(予定)

メメント・モリ Memento mori
 ラテン語で「死を想え」という意味を持つ「メメント・モリ」は、キリスト教世界において、人々の日常がいつも死と隣り合わせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した中世期 に描かれた、骸骨と人間が踊る様子を描いた『死の像』と呼ばれるイメージと結びつき、広く使われるようになります。その背景には、伝染病、戦争、飢餓といった困難の多い時代を生きた人々が、身近にある死への恐れとともに、人間もやがては死すべき運命であることを自覚することによって、生きることに積極的な意味を見いだそうとした様子がうかがえます。

TOP コレクション メメント・モリと写真 死は何を照らし出すのか
TOP Collection: The Illumination of Life by Death―Memento mori&Photography
会 期 2022年6月17日(金)〜9月25日(日)
開館時間 10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(ただし月曜が祝休日の場合は開館、翌平日休館)
入館料 一般 700円、学生 560円、中高生・65歳以上 350円
※オンラインによる事前予約を推奨
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者は無料。
会 場 東京都写真美術館2階展示室(東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
主 催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
関連イベント 会期中関連イベントを開催予定です。決定次第ホームページ等で発表いたします。
ホームページ https://topmuseum.jp/

W’UP! ★5月20日~8月21日 アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真 東京都写真美術館 3F 展示室

W’UP! ★ 6月4日〜7月10日 岩合光昭写真展 PANTANAL パンタナール清流がつむぐ動物たちの大湿原 東京都写真美術館 地下1階展示室

住所東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL03-3280-0099
WEBhttps://topmuseum.jp/
開館時間10:00 〜 18:00 ※⽊・⾦曜は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで
休み月(祝休日は開館、翌平日休館)、年末年始および臨時休館
ジャンル写真、映像
入場料*1イベントにより異なります
アクセス*2JR恵比寿駅東口より徒歩約7分
収蔵品https://topmuseum.jp/contents/pages/collection_list.html
 *1 高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *2 表示時間はあくまでも目安です

東京都写真美術館

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 入場制限などを実施中。また、事業はやむを得ない事情で変更することがあります。詳細はホームページをご確認ください。→ https://topmuseum.jp/

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

地図で探す

コメント

*
*
* (公開されません)