W'UP★12月25日~4月2日 ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)

ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー
会 期 2025年12月25日(木)~2026年4月2日(木)
会 場 東京都現代美術館 企画展示室 1F(東京都江東区三好4-1-1)
開館時間 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(2026年1月12日、2月23日は開館)、2025年12月28日~2026年1月1日、1月13日、2月24日
入館料 一般1,600円/大学生・専門学校生・65歳以上1,100円/中高生640円/小学生以下無料
ホームページ https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/LeWitt/

2017年イェール大学美術館ウェストキャンパス・コレクションセンター
(コネチカット州ウェストヘイブン)での展示
© 2025 The LeWitt Estate / Artists Rights Society (ARS), New York. Courtesy Paula Cooper Gallery.


© 2025 The LeWitt Estate / Artists Rights Society (ARS),
New York. Courtesy Paula Cooper Gallery.
見どころ
1. 日本の公立美術館では初となるソル・ルウィットの個展
ルウィットは1960年代後半、作品の物質的な側面よりも、それを生み出すアイデアやプロセスを重視する動きに「コンセプチュアル・アート」の呼称を与え、その後の実践に多大な影響を与えました。本展では、ウォール・ドローイング、立体・平面作品、アーティスト・ブックなど、その広範な仕事を検証します。
2. 本展のために6点のウォール・ドローイングが展示
これらは多くの場合、ルウィットの文章や図面による指示をもとに、アーティスト本人以外の手で描かれる作品で、1968年に初めて発表されて以来、代表作として知られています。広々とした空間のなかでアーティストのアイデアを体感できます。
3. ルウィットが手がけたアーティスト・ブックを展示
ルウィットは自らのアイデアを多くの人と共有するために、1960年代から晩年までアーティスト・ブックを作品として制作し続けました。本展では、多数のアーティスト・ブックやその他の書籍を通して、アーティストの思考の軌跡をたどります。
ソル・ルウィット(1928-2007)は、アイデアを主軸とする作品を通して、芸術とは何でありうるかという問いに向き合った、20世紀後半を代表する米国出身のアーティストです。
1960年代、芸術を個人の内面や感情の表現とする伝統的な考えに異を唱えたルウィットは、立方体を基本単位とするモジュールを組み合わせることで、構造の連続的かつ体系的な変化によって形態が規定される作品を発表しました。その芸術の根幹をなすのは、目に見える作品そのものではなく、作品を支えるアイデアや構造であり、それらを形態へと移し替えるための仕組みやプロセスに主眼が置かれます。
1968年に初めて発表されたウォール・ドローイングは、代表的な仕事のひとつであり、全体で1,300点を超えます。そのほとんどは、ルウィット自身の指示をもとに、ほかの人の手で壁に描かれ、展覧会では会期が終わると塗りつぶされました。こうした手法やプロセスは、作者性や唯一性、物質的な永続性といった芸術をめぐる前提に再考を促すものです。
本展が照らし出そうと試みるのは、ルウィットの芸術に通底する「構造を開く思考」です。たとえば、立方体を用いた作品の多くは、外側の各面を削ぎ落とし、骨組みとなる辺を際立たせることで、形態を支える構造を明らかにします。《不完全な開かれた立方体》(1974年)のように、辺の一部を欠いた作品は、連続写真の一コマのように、漸次的な移行の渦中にある構造のダイナミクスを浮かび上がらせ、完全性や不変性を解体します。アイデアを持定の個人の所有物とせず、受け取ったすべての人と分かち合おうとする姿勢は、「アイデアは所有できない。それを理解しうる人のものだ」という発言にも表れています。

© 2025 The LeWitt Estate / Artists Rights Society (ARS), New
York. Courtesy Paula Cooper Gallery
プロフィール
1928年 米国コネチカット州ハートフォード生まれ。
1945年 シラキュース大学に入学し、絵画と版画を学ぶ(1949年卒業 BFA)。
1951年 選抜徴兵制により米国陸軍に所属し、朝鮮戦争期にカリフォルニア、日本、韓国に派遣される。
1953年 除隊後、ニューヨークに拠点を移す。
1954-55年 Ⅰ・M・ペイの建築事務所でグラフィック・デザインの仕事につく。
1960年 ニューヨーク近代美術館で書店員や夜間受付係として働く傍ら、絵画を制作。
1965年 初個展(ジョン・ダニエルズ・ギャラリー、ニューヨーク)。
1967年 「コンセプチュアル・アートについてのバラグラフ」を『アートフォーラム』夏号に発表。
1968年 ウォール・ドローイングの一作目を発表。
1970年 「第10回日本国際美術展 人間と物質」(東京都美術館)参加のため来日。
1976年 ニューヨークのソーホーにルーシー・リバードらと「プリンテッド・マター」を共同設立。
1978年 初回顧展(ニューヨーク近代美術館)。
1990年 個展(東高現代美術館、東京)。
2000年 回顧展(サンフランシスコ近代美術館/シカゴ現代美術館/ホイットニー美術館、ニューヨーク)。
2007年 ニューヨークで死去(享年78歳)。
関連プログラム
会期中にギャラリートーク、手話通訳つきのプログラムなどの開催を予定しています。参加方法・詳細は、展覧会ウェブサイトで順次公開いたします。
同時期開催の展覧会
2025年12月25日(木)~2026年4月2日(木)
開館30周年記念 MOTコレクション
2025年12月25日(木)~2026年3月29日(日)
Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展「湿地」
2026年1月31日(土)~5月6日(水・振休)
ミッション∞インフィニティ
※開催内容は、都合により変更になる場合がございます。
※展覧会カタログは2026年3月刊行予定です。
主 催 東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協 力 The Estate of Sol LeWitt
W'UP★1月31日~5月6日 ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)
W'UP★12月25日~4月2日 開館30周年記念 MOTコレクション マルチプル_セルフ・ポートレイト/中西夏之 池内晶子 —弓形とカテナリー 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)
W'UP★12月25日~3月29日 Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展「湿地」 東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)
■美術館一般情報
| 住所 | 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) |
| TEL | 03-5245-4111(代表) |
| WEB | http://www.mot-art-museum.jp/ |
| 開館時間 | 10:00 ~ 18:00(展示室入場は閉館の30分前) |
| 休み*1 | 月(祝日は開館、翌平日閉館)、年末年始、展示替え期間 |
| ジャンル*2 | 現代美術 |
| 入場料*3 | 展覧会ごとに異なります |
| アクセス*4 | 東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅B2出口より徒歩9分 |
| 収蔵品 | https://www.mot-art-museum.jp/collection/ |
| *1 このほかに臨時休業あり *2 空欄はオールジャンル *3 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *4 表示時間はあくまでも目安です | |
東京都現代美術館(MOT)(江東区三好)



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