W'UP★4月5日~4月25日 塩見真由「おはようございます | morning」 tagboat NINGYOCHO(中央区日本橋富沢町)

W'UP★4月5日~4月25日 塩見真由「おはようございます | morning」 tagboat NINGYOCHO(中央区日本橋富沢町)

2024年4月5日(金)~4月25日(木)
塩見真由「おはようございます | morning」

 tagboatギャラリーにて現代アーティスト・塩見真由による個展「おはようございます|morning」を開催いたします。
 2016年に愛知県立芸術大学大学院博士前期課程彫刻優秀賞を受賞し、修了後は六甲ミーツ・アート、東京建物 Brillia ART AWARD、岡本太郎現代芸術賞入賞と着実にキャリアを積み上げている塩見真由。
 作家は、生まれ育った渋谷で得た新しいカルチャーの影響やパンクロックからインスピレーションを受けて、アルミ箔やジーンズを用いたダイナミックな彫刻作品や、多様な素材・媒体から成るインスタレーションを構成しています。
 本個展では、「既製品の神話」をテーマに、一貫性を持たずに展示された様々な作品の素材に問いかけることで、自我を超えた経験や心の平安を追求しています。新作の麻袋を用いた彫刻やペインティング、ドローイングなど約20点を出展いたします。
 新しいものを生み出す喜びや分からないものを受け入れる探求の真髄を是非、ご高覧ください。

「Daydreamer」2024年
「Daydreamer」2024年
木製パネルに麻、アクリル 135.5x 97.2 x3.5cm
「Bear Song」2024年
「Bear Song」2024年
FRP、麻袋、アクリル、LED人感センサー付き照明 25.4x 27 x20.2cm

CONCEPT
 「おはようございます」。このちょっと煌めきを含んだような言葉、展覧会までの過程においてなんだかぴったりくる言葉です。
 言葉には力があって、正しく使うとその力は大いに発揮される。
しかしながら大体において、わからないけれどなんとなくそう思う、言葉にはうまく出来ないような想いや考えが、何十年もの厚い層になっていることから制作を続けています。
 私は「既製品の神話」というテーマをもとに、様々な媒体、素材、モチーフから作品を発表して来ました。
 蝋のサンタクロース、アルミ箔のジーンズ、セメントのコカ・コーラ、樹脂のテディ・ベア、玩具にカップ、ランプ、粘土を組み合わせた人物像、彫刻を主軸にインスタレーション、ドローイング、ペインティングを制作していますが、一見して一貫性のないその全てをずらりと横に並べて手を繋がせることが私の哲学です。近状では、まず素材に問いかけることにより、意味も形も無くしていき、自我を超えたその先の、心の平安とふくよかな空間に誘われるような体験について関心を寄せています。
 今展覧会では、わからない状況を積極的に受け入れる、わからないから作ることが探究の醍醐味であることを提示しています。
 塩見真由

塩見真由「おはようございます | morning」
会 期 2024年4月5日(金)~4月25日(木)
営業時間 11:00~19:00 
休廊日 日月祝
※4月5日(金)は17:00に開場いたします。
※オープニングレセプション:4月5日(金)18:00~19:00
入場無料予約不要
会 場 tagboat(東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ·パークレックス人形町 1F)
URL http://tagboat.co.jp/

ポートレイト

塩見真由 Mayu Shiomi
1982年 東京都生まれ。2016年 東京造形大学造形学部美術学科彫刻家卒業。2016年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻彫刻領域終了。「既製品と既成概念、それらを取り巻いている人間」というテーマから、彫刻、インスタレーション、ドローイング、ペインティング、様々な媒体を通して表現を展開しています。空き缶やブーツ、ぬいぐるみにサンタクロースといった表面的に一貫性のないモチーフを完全に同等に扱い、現実との大きな違和感が作品の特徴です。
主な展覧会
2020年「TAGBOAT × 百段階段 展」ホテル雅叙園東京
2019年「ART × KURASHIKI × SWEETS アートでふらっと倉敷」倉敷市立美術館
2018年「Brillia ART AWARD 2018」東京建物八重洲ビル Brillia Lounge「THE GALLERY」、「第21回 岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館
2017年「Fresh 2017 塩見真由展」伊勢現代美術館、他多数。

塩見真由 アーティストインタビュー
https://tagboat.tokyo/artistinterview/mayushiomi

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