W'UP★8月24日~9月16日 NEW WAVE tagboat NINGYOCHO(中央区日本橋富沢町)

W'UP★8月24日~9月16日 NEW WAVE tagboat NINGYOCHO(中央区日本橋富沢町)

 

2023年8月24日(木)~9月16日(土)
NEW WAVE

 tagboatギャラリーでは、初となるグループ展「NEW WAVE」を開催いたします。各作家の独自の技法や表現に焦点をあてた今回の展示は、注目の若手実力派アーティストを中心に期待の作家を紹介していきます。
 自身で創作した架空の国家の歴史をモチーフに制作する太田剛気。「絵画」の構造や、その制作に対する自身の視点を基にした発想を作品にするオクヤマ コタロウ。実体験に基づく平成女子の世界観を表現する佐藤しな。デフォルメされた二次元の中にリアルを感じ、様々な要素をほぐしながら真に本質的なものを探る中風森滋。
 好奇心に溢れた4名の作家による渾身の新作を是非ご覧くださいませ。

ARTIST
太田剛気、オクヤマ コタロウ、佐藤しな、中風森滋

NEW WAVE
会 期 2023年8月24日(木)~9月16日(土)
営業時間 11:00~19:00 
休廊日 日、月、祝日 
入場無料・予約不要
会 場 tagboat(東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町 1F)

ミニトークイベント
開催時間 8月24日(木)18:00〜18:30
tagboat代表徳光と出展作家による作品紹介を行います。

太田剛気 Gouki OTA
1991年 東京都生まれ
2019年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究分野修了
 創作歴史作家。架空の国家の歴史を自ら創作し、それをモチーフにした作品を制作する。2022年頃より、絵本風の絵柄を取り入れた【とんちき坊やとまぬけのろんシリーズ】を発表している。歴史をモチーフとすることは、10代の頃より続けている日本史についての研究と、そこから派生した「架空の国家の歴史づくり」という2つの趣味が由来となっている。大学進学後は、そうした趣味の歴史づくりと、芸術の伝統的なテーマである歴史画を結び付けて、現代の技術や文化を取り入れた新しい歴史画を模索する。近作のシリーズでは、「難しい内容をかわいい絵柄で描く」ことをテーマにして制作している。

オクヤマ コタロウ COTALOU
東京都出身
2021年 東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻 卒業
現在 東京藝術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画技法材料 在学
 主に「絵画」の構造・制作に対する自身の視点を基にした発想を形にしています。
そのひとつとして、絵画を図像(image)と物質(material)というふたつの性質から成っていると捉え、制作を試みています。‘light_source’というタイトルをつけた制作では、現在の絵画(具象画)の描画におけるPCやタブレット、スマートフォン等の液晶に表示された画像を参照する所作をモチーフにしています。実際の対象の観察から描くこと、そして印画された写真を参照する事との構造的な隔たりについて考え、視認する事、反射光と透過光の差異、光源の所在などを意識して絵画化を試しています。

佐藤しな Shina Sato
1998年 神奈川県横浜市生まれ
2017年 慶應義塾大学法学部法律学科入学
2021年 慶應義塾大学法学部法律学科中退
 可愛い女の子と暗い世界を描きます。 やりたいことや目標が明確になく、なんとなく入った大学に上手く馴染むことができず、 精神的に追い込まれ、 休学をしました。 とある方に「暇つぶしに絵とか描いてみたら?」と言われたことをきっかけに、iPhoneで絵を描きはじめました。描いた絵を SNSに投稿したところ、ひとりの方が「もっと見たい」とコメントをしてくれ、 それをきっかけに絵を公開するようになりました。 私は色々な人の些細なひと言に救われていると強く感じます。私の絵が、 普段は忘れている感情や見過ごしてしまっているような感情を思い出すきっかけになったり、 誰かのちょっとした支えになったりできたら、とても嬉しく思います。

中風森滋 nakakaze shinji
1994年 千葉県生まれ
2018年 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 卒業
2022年 東京藝術大学 大学院 美術研究科 修了
 私は現実の情報量についていけず、想像力も満足に働かない。簡略化されて、整理された二次元のデフォルメされた世界の方が、私にとって様々なリアリティを感じられた。
しかし、現実を諦めるべきじゃないと思っている。どんなに人と比べ劣った現実でも、か細いリアリティを手繰り寄せて感じとることに生きる意義を感じている。
私の場合、表現は、リアリティを感じられる二次元から始めるしかない。私は普段pcやノートに、SNSにあげるために生みだしたような物語のないキャラクターを落書きするが、キャラクターは自分自身では自立できないほど弱々しく、私に少し似ているようにも思う。私は線体であるその子を絵画の中で、ただの線に還るように解きほぐし解放することを試みる。雑多な要素をほぐし、真に本質的なものを探るなかで、現実のリアリティを少しでも感じたいと思っている。
私は私の表現のオリジナリティや、アイデンティティをその弱さにこそ見出だしたい。

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