W'UP! ★3月18日~3月30日 ベッティナ·ランス写真展『密室』No.9/4月1日~5月4日 ドアノーのスケートをする子供達など『海外作家によるモノクロ写真展』 Art Gallery M84(中央区銀座)

W'UP! ★3月18日~3月30日 ベッティナ·ランス写真展『密室』No.9/4月1日~5月4日 ドアノーのスケートをする子供達など『海外作家によるモノクロ写真展』 Art Gallery M84(中央区銀座)
Chambre Close © Bettina Rheims

2024年3月18日(月)~3月30日(土)
ベッティナ·ランス写真展『密室』No.9

 今回の作品展は、Art Gallery M84の第138回目の展示として実施する個展です。
 日本でヌード作品は、もう見ることが出来なくなるのだろうか? 綺麗なヌード写真を見たいと思っている人がいるのに、日本でヌード作品の展示は激減しています。そんなことを思いながら「シャネル(CHANEL)」のムービーを手掛けたことで知られ、『ヴォーグ』『フィガロ』などの雑誌で活躍するフランスを代表する女性写真家 ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)の当ギャラリー9回目となる個展です。入場は、成人限定とさせて頂きます。
 セルジュ・ブラムリーの小説とコラボレーションによる1990年から1992年に制作されたパリの女性達を撮影したヌード写真集(Chambre Close/シャンブル・クローズ=密室)で、あられもないポーズが話題となりヨーロッパだけでなく米国、日本、韓国、オーストラリア、モスクワでもベストセラーとなり世界中にその名が広がったと言います。海外では、ヌード作品により実力を評価される事も多々あり、世界的な写真家として名声を得る切っ掛けとなった貴重な作品約30点を展示します。
 女性を写した作品を数多く発表してきたランスは、一貫して女性達が生まれながらにしてまとう華やかさと儚さ、内面から湧き出る美や苦悩、憂いを力強く写してきました。レンズの前で飾り気のない心情や濃厚な人間性を惜しげもなくさらしています。作品の中には、「ランスでなければ写せない」とまで言われるしぐさや眼差しとともに、瞬間に写し取られた本能的な女性達の姿を捉えるベッティナ・ランスの魅力に迫りたいと思います。

ベッティナ・ランス(Bettina Rheims)略歴
1952年 パリに生まれる。
1978年 ストリッパーやダンサー、売春婦等社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエ 
    レガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、カリス
    マ雑誌「エゴイスト」の創始者に挑発的でエレガンスなイメージが評価され、
    同誌からデビュー。
1980年 女性のポートレート「Female Trouble/フィメール・トラブル」を制作。
1982年 パリ・ポンピドーセンターで初個展を開催。
1983年 生と死を表現した「動物の剥製シリーズ」を制作し注目を浴びる。
1986年 世界的な雑誌「ヴォーグ」「フィガロ」や広告のポートレートを撮影。
1990年 二重の性、転換する性、男性の妄想等、混迷する現代の性をモチーフに作品
    を数多く発表し、ティーンエイジャーの揺れ動く若者たちのセクシュアリテ
    ィを捉えた「Modern Lovers/モダン・ラバーズ」は彼女の傑作となった。
1990年 初めてのカラー写真「Chambre Close」で豊かな背景あるヌード写真を披露。
1995年 フランス大統領の公式カメラマンとなる。
1997年 44歳でレジヨン・ドヌール勲章受賞。フランスを代表する写真家として評価。
2005年 石の台座を小道具に、写真と彫刻の融合をテーマにリメイクしたオートクチ
    ュールのヴィンテージドレスを身に纏った彼女達を撮影したシリーズ発表。
2010年 セルジュ・ブラムリーと一緒に自叙伝的な物語「Rose, c'est Paris」を発表。
2011年 東京都写真美術館で「MADE IN PARADISE」と銀座のシャネル・ネクサス・ホールで「HEROINES」と二つの個展を同時に開催。2013年 最新のパリのオートクチュールを纏った有名人のポートレートを発表。
現在は雑誌、広告、ファッションの仕事(ChanelやLancome)を手掛けると共に、幾多の個人プロジェクトに取り組んでおり、フランスを代表する写真家として評価を得ている。
主な展示
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits」ポンピドゥー・センター(Paris)
1981年 Bettina Rheims写真展「Portraits nus」Gallery Texbraun(Paris)
1983年 Bettina Rheims写真展「動物の剥製シリーズ」パリとニューヨークで展示。
1987年 Bettina Rheims写真展「過去10年間の回顧展」エスポート・フォト(Paris)
1990年 Bettina Rheims写真展「Modern Lovers」をフランス、英国、米国で展示。
1991年 Bettina Rheims写真展「Chambre Close」PARCO(東京・渋谷)
2000年 ベッティナ・ランス写真展「イエスの生涯」小田急美術館(東京・新宿)
2004年 Bettina Rheims写真展「初の回顧展」ヘルシンキ市立美術館(Finland)
    その後欧州(オスロ、ウィーン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)を巡回。
2005年 Bettina Rheims写真展「Héroïnes」Galerie De Noirmont(Paris)
2008年 写真展「Can you find happiness?」ギャラリーc/o Berlin (Germany)
2010年 Bettina Rheims写真展「Rose, c'est Paris」フランス国立図書館(Paris)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「MADE IN PARADISE」東写美(東京・恵比寿)
2011年 ベッティナ・ランス写真展「Heroines」CHANEL Nexus Hall(東京・銀座)

ベッティナ・ランス写真展『密室』No.9
期 間 2024年3月18日(月)~3月30日(土)※休館日を除く
場 所 Art Gallery M84(東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階)
開館時間 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休館日 日曜日
入場料 800円
URL http://artgallery-m84.com/?p=12472
電 話 03-3248-8454
主 催 Art Gallery M84
販 売 展示作品は、一部を除き購入可能

住所東京都中央区銀座4-11-3 ウインド銀座ビル5F
TEL03-3248-8454
WEBhttp://artgallery-m84.com
営業時間*110:30 ~ 18:30
休み*2日曜
ジャンル*3現代美術、写真
アクセス*4東京メトロ東銀座駅歌舞伎座タワー出口より徒歩1分、東京メトロ銀座駅 A2出口より徒歩2分、都営浅草線東銀座駅 A7出口より徒歩1分
取扱作家http://artgallery-m84.com/?page_id=9
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

Art Gallery M84(銀座)

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 Art Gallery M84は、8月10日 (月)から下記の新型コロナウィルス感染症拡大防止策を実施致しますのでご協力をお願い致します。詳しくはこちら→ http://artgallery-m84.com/?p=7379

ローラースケートで遊ぶ子供達のモノクロ写真

Les Gosses a roulettes, 1949 © Atelier Robert Doisneau / Contact

2024年4月1日(月)~5月4日(土)
ドアノーのスケートをする子供達など『海外作家によるモノクロ写真展』

 今回の作品展は、Art Gallery M84の第139回目の展示として実施する海外作家によるモノクロ写真の企画展です。
 子供達などを捉えたヒューマニズム溢れる作品を撮影したフランスの写真家ロベール・ドアノーや、気品と乾いたエロティシズムを感じる写真で知られ、広角・超広角で撮影したファション写真家ジャンルー・シーフなど約13名の海外で有名な写真家の作品で構成しています。子供たち、恋人たち、女性のヌード、ポートレート、ファッションなど、題材こそ違えど、極めて美的で有り、これらの作品はモノクロの芸術写真とも言えるでしょう。もう市場に出回らないような珍しい写真や、もう目に触れる機会が無いような貴重な写真作品から厳選した約30点を展示します。巨匠と呼ばれるような作家の作品ばかりですので、この機会に是非ご鑑賞ください。
 あなたは、本物のプリントを見たことがあるだろうか。作品はすべて伝統的なクオリテイを醸し出す銀塩印画紙で表現されており、一部はヴィンテージプリントの暖かさも感じることができます。全てゼラチンシルバープリントです。しかも、特価にて販売いたします。この機会にお楽しみ頂けたと思います。

ドアノーのスケートをする子供達など『海外作家によるモノクロ写真展』
期 間 2024年4月1日(月)~5月4日(土) ※休館日を除く
場 所 Art Gallery M84(東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階)
開館時間 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休館日 日曜日
入場料 800円
URL http://artgallery-m84.com/?p=12483
電 話 03-3248-8454
作品数 約30点 ※展示作品は、全て購入可能
主 催 Art Gallery M84

展示作家 13名
※Bert Six(バート·シックス)
ハリウッド女優の魅力的なショットでよく知られています。1934年にワーナー ブラザーズでキャリアを開始し、1945年ハリウッドの全盛期にスチール部門の責任者になった写真家。没1967年
※Bettina Rheims(ベッティナ·ランス)
 シャネル(CHANEL)のムービーを手掛けたことで知られ、『ヴォーグ』『フィガロ』などの雑誌で活躍するフランスを代表する女性写真家。現役
※Clarence Sinclair Bull(クラレンス·シンクレア·ブル)
 女優グレタ·ガルボの専属フォトグラファーとして、彼女を撮影する一方で、今や伝説となっているスター達の素晴らしいポートレート作品も数多く手がけた写真家。没1979年
※Edward Maxey Mapplethorpe (エドワード·マクシー·メイプルソープ)
写真家ロバート·メイプルソープの弟で、1989年にロバートは亡くなり、その翌年に初個展を開催。一連の作品は、抽象表現主義や実験的なものから肖像画まで多岐にわたります。今や世界的な知名度を獲得している写真家。現役
※F.C.Gundlach(F.C.グンドラッハ)
パリオートクチュール等を撮影。ルポルタージュスタイルで戦後のヨーロッパの雰囲気を捉え、20世紀で最も有名なドイツのファッション写真家。現役
※Giorgia Fiorio(ジョルジャ·フィオリオ)
ニューヨークのボクサー、フランスの外国人部隊、スペインの闘牛士、などの閉ざされた男性共同社会を女性の視点から捉えたイタリア人女性写真家。現役
※Izis(イジス)
 アンリ·カルティエ=ブレッソンらと並び称され世界的に評価が高く、パリを詩情あふれるリアリズムでとらえ続けた写真で最も有名なフランスの写真家。没1980年
※Jeanloup Sieff(ジャンルー·シーフ)
 独特な構図から生まれる立体感、気品と乾いたエロティシズムを感じる芸術写真。ポートレート·ヌード·風景を広角·超広角で撮影したフランスのファッション写真家。没2000年
※Laszlo Willinger(L.ウィリンジャー)
映画スターや有名人のポートレート写真を撮影したことで有名なアメリカ合衆国に拠点を置くユダヤ系ドイツ人の写真家。没1989年
※Man Ray(マン·レイ)
 アメリカの写真家、画家、彫刻家、映画監督である。ソラリゼーションなどの技法を駆使した女性のヌード写真で有名である。ダダイスト又はシュルレアリストとして、多数のオブジェを制作したことでも知られる。没1976年
※Philippe Salaün(フィリップ·サルーン)
 ヒューマニストの潮流にあるモノクロの写真家である。彼は、これまでにロベール·ドアノー等、フランスを中心としたヨーロッパの著名写真家の作品を紙焼きして、プリントアーティストとしての地位も築きあげた。没2020年
※Robert Doisneau(ロベール·ドアノー)
 庶民の人々の何気ない生活を撮影し、人間愛に満ち、更に人間に敬意すら込め被写体に接し、人間の生活にユーモアやほろ苦さを込め魅力的に表現したフランスの写真家。没1994年
※William P.Gottlieb(ウィリアム·P·ゴットリーブ)
 1930年代から1940年代の黄金時代に多くのジャズミュージシャンを撮影し、ジャズ史上に貴重な作品を生み出した写真家。単なる作品の域を超えて、ジャズ史上、不滅の財産であり、その価値は計り知れない。没2006年

 Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す方々が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指しています。プロ·アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催してまいります。

 

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

コメント

*
*
* (公開されません)