W'UP!★9月9日~10月3日 塩内浩二「DAYDREAM」/10月7日~10月31日 ヒロ杉山キュレーション展「NEO PAINTING TOKYO」 OIL by 美術手帖ギャラリー

W'UP!★9月9日~10月3日 塩内浩二「DAYDREAM」/10月7日~10月31日 ヒロ杉山キュレーション展「NEO PAINTING TOKYO」 OIL by 美術手帖ギャラリー

 

塩内浩二 DAYDREAM

2022年2022年9月9日(金)~10月3日(月)
塩内浩二「DAYDREAM」

 塩内は幼い頃から画家やデザイナーを志し、英国留学などを経て、東京・中目黒にてクリエイティブコレクティブ「Cattleyatokyo」を立ち上げました。以来10年以上にわたり、ファッションや音楽・アートの領域を横断しながら、集団的手法によるアートディレクション、グラフィックデザイン、プロダクト、映像、アートワークと多様な表現を創造しています。
 展覧会タイトルである「DAYDREAM」は、白日夢や白昼夢ともいい、目を覚ました状態にもかかわらず非日常的な空想や想像が視覚性を帯びて現れることを意味します。塩内が手がける、どこか幻影作用を思わせるようなグラフィカルな作品も、高度な認識に達しようとする神智学的な試みとも言えるでしょう。
 世界各国で分断化が進む現代、多様性をうたいながらも目に見えない境界線がいまだに潜んでいます。本展のキービジュアルも、地上にいる人類が天空と地下のいずれかに行くか、選択を迫られている瞬間として描かれ、分断的な状況への批評的な視座が伺えます。
 無機質で平面的な空間に施されたビジュアルが生む、リアルな物質感と奥行き。自由芸術と応用芸術の間を行き来しながら、軽やかに分野や概念の境界線を融解する塩内の視覚言語からは、あらためて世界の複雑さを感じることができます。
 本展では、8角形のアクリル額装を施した高さ160cmある大型作品「Firmament(天蓋)」「Surface(地上)」「Underground(地下)」の3種を中心に、モノクロ作品「Parallel world(並行世界)」、小作品「Reincarnation(輪廻)」の計15点を展示。その他にもアートレーベルAtoZ MUSEUM(R)と、ファッションブランドBODYSONG.とのコラボレーションアイテムや、展覧会を記念したプロダクトの販売も行います。会場演出はCattleyatokyoが、ブース設計はButtondesignが担当します。
 塩内は、今年10月に渋谷パルコで開催されるアートイベント「SHIBUYA PARCO ART WEEK」中、NFTアートプロジェクトのメインアーティストとしての起用も決定しています。イベント期間中は、NFTアート購入者を対象に、渋谷パルコ館内に特設されたスペースでオリジナルグッズの購入が可能となります(詳細は後日渋谷パルコより発表)。
 日常と非日常を彷徨うような視覚的でカオティックな実験を、ぜひご覧ください。

塩内浩二 DAYDREAM

アーティストステートメント
 歴史を振り返ると、80年周期で大きな変動に見舞われている。
 分断が起き、見えない抑圧が今も続いている世界。
 後に振り返るととんでもない歴史の渦にいることだろう。
 そんなことを想いながら、アトリエでの一日が一瞬で過ぎ去っていく。
 以前にも増して一週間で自己エネルギーの入力と出力が激しくなっているのは、タフな時代になったからであろうか。

 目まぐるしい日々の小休止として、必ず毎週日曜の静かな朝に都内の寺院に参拝に行く。目的は「心」と「氣」を整えるためである。
 まるで部屋の中を整理するように。

 科学技術が進む現代だからこそ、非科学的な次元にアクセスする。現実の4次元と非現実の5次元の狭間に立ち、過去と未来に集中する。

 そこからインスピレーションを得て、制作に取り掛かった。
 見えない力に導かれ仏師が仏像を掘り進めるかの如く、気づいたら大きな樹脂の塊であるアクリルに、騒乱と救済が同時に内包されたような作品が生まれた。

 世界中の神話で語られるように、乱世に生きるということは、覚悟を決めて光と闇の中をくぐり抜けるということ。
 今は冬の時代、次は春の時代だ。

 そして次の週末も「心」を整え、前を見据える。

  塩内浩二

塩内浩二 Koji Shiouchi
 1985年愛知県生まれ。英国留学後、京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科卒。クリエイティブコレクティブ「Cattleyatokyo」、アートラボ「Cryptecs(C)」代表。これまで集団的創造で10年以上にわたりファッション・音楽・アート領域でアートディレクション、グラフィックデザイン、映像、プロダクトデザイン、インスタレーションなどを通して文化醸成に寄与している。またコレクティブ名義での展覧会に加え、2019年より始動したA2Z™名義での個展をOIL by 美術手帖にて発表するなど精力的にアート活動も展開。これまでの作家活動として「SYMBOL」(POCKET、2014)「春本楼」(表参道ROCKET、2017)「WILD」(CALM & PUNK GALLERY、2018)「AtoZ MUSEUM(R)」(OIL by 美術手帖ギャラリー、2020)「SOCIAL SCULPTURE(R)」(日本橋新光ビル、2021)「NEO UNIVERSE(R)」(OIL by 美術手帖ギャラリー、2021)などがある。
Website https://kojishiouchi.com

塩内浩二「DAYDREAM」
会 場 OIL by 美術手帖ギャラリー(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階)
会 期 2022年9月9日(金)~10月3日(月)※会期中無休
開場時間 11:00~20:00
入 場 無料
主 催 OIL by 美術手帖
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。https://shibuya.parco.jp/

作品販売について
本展出品作品は、会場・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
オンライン販売開始 9月12日(月)16:00~
販売URL https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※オンライン公開は、会場販売開始後となるため、公開時点で売り切れの場合がございます。予めご了承ください。

《NEO UNIVERSE(R)》(OIL by 美術手帖ギャラリー、 2021)展示風景 ※参考作品
《AtoZ MUSEUM(R)》(OIL by 美術手帖ギャラリー、 2020)展示風景 ※参考作品

ヒロ杉山による「NEO PAINTING TOKYO」メインビジュアル
 

2022年10月7日(金)~10月31日(月)
ヒロ杉山キュレーション展「NEO PAINTING TOKYO」

 OIL by 美術手帖ギャラリーでは、ヒロ杉山がキュレーションするグループ展「NEO PAINTING TOKYO」を開催。参加アーティストは伊藤桂司、榎本マリコ、SARUME、中島友太、長嶋五郎、山崎由紀子、ヒロ杉山。80年代のニューペインティングとヘタウマ文化を経て、現在の東京に生まれつつある新たなペインティングの潮流を展望する。

キュレーター・ステートメント
 1970年代のコンセプチュアル・アートやミニマル・アートという、抽象的で極限まで感情を押し殺した表現に対し、激しい感情のままの荒々しい筆致であったり、物語性をもつ具象的な形を描きはじめた作家たちにより、1980年代からアメリカ、イタリア、ドイツをはじめ世界各国で同時多発的に発生したのが、ニューペインティグのムーブメントである。
 時を同じくして80年初頭の日本では、イラストレーター・湯村輝彦が掲げたヘタウマという概念が、若い作家に絶大なる影響を与えていた。まさしく日本の新表現主義、ヘタウマニューペインティング時代である。この概念をアーティストではなくイラストレーターが掲げたということが、欧米諸国と日本の大きな違いであろう。そしてその洗礼を受けたのが伊藤桂司、長嶋五郎やヒロ杉山。さらにその影響は、次の世代へと受け継がれていった。
 東京は今、空前のアートブームである。オークションでは多くの作品が高値で取引されていく。その多くは漫画的であったり、アニメ的な表現である。
 しかしそれらは、80年代のヘタウマという概念の系譜では決してないのである。
 日本にはアニメ文化だけではない“ヘタウマ”というとても重要な文化が存在していたのである。本展は、ニューペインティングからヘタウマ、その流れの中から生まれた流れを「NEO PAINTING TOKYO」と名付け、7人の作家で構成してみた。

本展キュレーター ヒロ杉山

参加アーティストプロフィール
ヒロ杉山/Hiro Sugiyama
 東京都生まれ。湯村輝彦氏に師事。1989年に谷田一郎氏とともに「近代芸術集団」結成。1997年にクリエイティブユニット「エンライトメント」を結成。2004年より現代美術の世界で国内外の展覧会にて作品を発表する。近年の主な展覧会に、21年個展「PAINT IT BLACK」(WATOWAギャラリー、東京)、22年「Monochrome Colors」(Lurf MUSEUM、東京)、22年「PAINT IT BLACK II」(ギャラリーTAGSTA、福岡)ほか。

《HOWKMAN》(2022) 910×730mm キャンバスにアクリル(参考作品)

伊藤桂司/Keiji Ito
 1958年東京都生まれ。グラフィックワーク、アートディレクションを中心に活動。2001年東京ADC賞受賞。テイ・トウワ、木村カエラ、スチャダラパー、GRAPEVINE、THE BAWDIES、PES from RIP SLYME、高野寛、ohana、オレンジペコー、ボニー・ピンクなどの音楽関係や、愛知万博 EXPO2005 世界公式ポスター、コカコーラ・コーポレイトカレンダー、NHKの番組タイトル&セットデザイン、イギリスのクラヴェンデール・キャンペーンヴィジュアル、SoftBank キャンペーン、KEIJI ITO × graniph Collaboration等、活動は多岐に渡る。

《HARMONIA》(2020)500mm×380mm 紙、ミクストメディア(参考作品)

榎本マリコ/Mariko Enomoto
 1982年生まれ。東京都在住。日本画家であった曽祖父の影響もあり、幼い頃から自然と絵のある環境で育つ。バンタンデザイン研究所、スタイリスト科卒業後独学で絵を描き始める。イラストレーターとして書籍の装画、演劇のビジュアル、CDジャケットなど様々なジャンルのアートワークを担当していたが、近年ではより作家性を追求し個展やグループ展で、植物や動物などに顔を覆われた人物のポートレートを中心に発表する。主なクライアントワークとして、チョ・ナムジュの小説「82 年生まれ、キム・ジヨン」(筑摩書房)、今村夏子著「むらさきのスカートの女」(朝日新聞出版)、川上未映子の連載小説「黄色い家」(読売新聞)の挿絵などを手がけている。

 

《a dreamer I》(2022)324mm×232mm 紙に油彩(参考作品)

SARUME
 形ある“モノ”の概念に焦点を当てず、モチーフを抽象的に捉え、古くから受け継ぐ人々に共通する深い意識や、自身が新たに経験した世界から反響した光により映し出されたイメージ、さまざまな意識段階に記録された記憶に意識をフォーカスして描く。2015年より「Here is ZINE Tokyo」にてドローイング作品を発表。17年よりペインティング作品を発表。近年の主な展覧会に20年「WAVE 2020」(3331 Arts Chiyoda、東京)、21年「WAVE TOKYO 2021」(同)、22年「THE SELECTED BY WATOWA GALLERY」(elephant STUDIO、東京)、「WHAT CAFE X WATOWA GALLERY NEW STANCE」(WHAT CAFE、東京)。

《theōria》(2022)1455×1120mm キャンバスにアクリル(参考作品)

 

中島友太/Yuta Nakajima
 エンライトメント所属のアーティスト、アートディレクター。ネットで拾った画像や、漫画、古本、アニメ、雑誌の切り抜きなどをまとめたフォルダの中から、琴線に触れたオブジェクトをセレクトし、デジタル上でコラージュ。自身のフィルターを通しインプットとアウトプットを繰り返し、ペインティングや再コラージュをしてキャンバスに落としこんでいる。2023年3月に渋谷YUGEN Gallery(東京)で個展を開催予定。

《Reverse suspension》(2022) 606×727mm キャンバスに油彩(参考作品)

長嶋五郎/Goro Nagashima
 雑誌『POPEYE』の表紙やANA機内誌『翼の王国』、TOYOTAカローラのCMへの参加など、雑誌媒体から広告、アパレル、音楽関連、TV 番組を中心にイラストレーターとして活動。2020年より油彩画でのアーティスト活動を本格的に開始。近年の主な展覧会に、2010年、個展「PROM HEARTS c/w 10SEC.TILL LOVE」(No.12gallery、東京)、21年グループ展「WAVE TOKYO 2021」(3331 Arts Chiyoda、東京)22年個展「Thick Layer」(YUGEN gallery、東京)。

長嶋五郎 参考作品(キャンバスに油彩、 アクリル、 メディウム)

山崎由紀子/Yukiko Yamasaki
 1988年京都府生まれ。東京都在住。デジタルネイティブとアナログ世代の間に生まれ、あらゆるデジタルガジェットの進化、それに伴う情報取集におけるスピードの変化を体感した世代の作家。SNSやネット上で気になった画像を日々集め、デジタル上でコラージュし、それをペインティングに再編集するという手法で作品を発表している。キャンバスのペインティング作品の他に、CD ジャケットや広告、ファッションブランドとのコラボ、壁画など媒体を多様に展開。

《均衡と連続性》(2022)1170×1170×25mm キャンバスにアクリル(参考作品)


「NEO PAINTING TOKYO」
会 場 OIL by 美術手帖ギャラリー
会 期 2022年10月7日(金)~10月31日(月) ※会期中無休
開場時間 11:00~20:00
入場無料
主 催 OIL by 美術手帖
お問い合わせ oil_gallery@ccc.co.jp
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。https://shibuya.parco.jp/
作品販売について
本展出品作品は、会場とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
※榎本マリコの作品は、会場・オンラインともに販売いたしません。予めご了承ください。
オンライン販売開始 10月8日(土)16:00~
販売URL https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※オンライン公開は、会場販売開始後となるため、公開時点で売り切れの場合がございます。予めご了承ください。

住所東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階
TEL03-6868-3064
WEBhttps://oil-gallery.bijutsutecho.com/
営業時間*111:00 〜 20:00
休み*2イベントにより異なります
ジャンル*3現代美術、デザイン、カフェ
アクセス*4渋谷駅ハチ公口より徒歩5分
取扱作家 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

情報掲載について

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