W'UP★6月23日~8月30日 開館10周年記念 北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士 すみだ北斎美術館(墨田区亀沢)

開館10周年記念 北斎 広重 ふたりの富士、それぞれの富士
会 期 2026年6月23日(火)~8月30日(日)
※前期 6月23日(火)~7月26日(日) 後期 7月28日(火)~8月30日(日)
会 場 すみだ北斎美術館 3階企画展示室(東京都墨田区亀沢2-7-2)
開館時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日 月曜日(ただし7月20日は開館、翌7月21日は休館)
入館料 大人1,000円、65歳以上/高校生・大学生 700円、中学生/障がい者 300円、小学生以下無料
ホームページ https://hokusai-museum.jp/
ダイナミックな描写と奇想に満ちた大胆な構図で、私たちの記憶に残る傑作を世に送り出した葛飾北斎。一方、温和な筆致で名所絵(風景画)のリアリティーを追求し、数々の心に残る名作を発表した歌川広重。北斎は浮世絵の中で名所絵を主要なジャンルに押し上げ、広重はその人気を長きにわたって支えて圧倒的な支持を受けたため、37歳の年齢差がありながら両者はライバルとして注目されることも少なくありません。本展では、開館10周年を記念し、この浮世絵の名所絵を代表する二人の巨匠が手がけた富士山のシリーズ作品を中心に展示し、その表現方法の違いや影響関係などを丹念に比較することによって、それぞれの個性を浮き彫りにします。北斎の名作「冨嶽三十六景」を約4年ぶりに前後期あわせて全点展示するほか、広重の「冨士三十六景」シリーズ全点および「不二三十六景」シリーズも展示します。北斎と広重それぞれがめざした作品世界に少しでも触れていただければ幸いです。
- 二代歌川国輝「冨士山諸人参詣之図」慶応元年 (1865) 山梨県立博物館蔵(前期)
- 葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」天保2年 (1831) 頃 すみだ北斎美術館蔵(通期)※1
- 葛飾北斎「冨嶽三十六景 山下白雨」天保2年 (1831) 頃 吉野石膏コレクション すみだ北斎美術館寄託(通期)※1
- 葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」天保2年 (1831) 頃 吉野石膏コレクション すみだ北斎美術館寄託(通期)※1
- 歌川広重「不二三十六景 駿河冨士沼」嘉永5年 (1852) 頃 太田記念美術館蔵(後期)
- 歌川広重「不二三十六景 相模七里か浜風波」嘉永5年 (1852) 頃 山梨県立博物館蔵(後期)
- 歌川広重「冨士三十六景 駿河薩タ之海上」安政6年 (1859) 町田市立国際版画美術館蔵(前期)
- 歌川広重「名所江戸百景 目黒新冨士」安政4年 (1857) 東京藝術大学蔵(前期)
富士山は古くから信仰の対象であり、江戸の町々からよく見えたため、江戸っ子にとって憧れの存在でした。江戸の各町には富士山への参詣等のために奉加寄進を行う団体「富士講」が組織され、正月の早朝に富士山を遥拝する初富士や、旧暦6月1日の富士の山開きに合わせて富士山を礼拝するなど、富士山は強い結びつきがありました。この章では、江戸の人々が富士山に抱く想いをさまざまな資料や作品によって見ています。
葛飾北斎(1760-1849)が70代で発表した代表作「冨嶽三十六景」は、各地から見える富士山をめぐる風景を紹介した錦絵シリーズです。富士講が盛んな状況を捉えつつ、18世紀初頭にベルリンで開発された発色のよい化学顔料ベロリン藍を用いるなど、北斎の画力・発想力はもちろんのこと、版元の西村屋与八の戦略もうまく作用し、全46図まで続くヒット作品となりました。この章では「冨嶽三十六景」の出版背景と、シリーズ中、北斎らしい場所の選定や構図で描かれた作品を紹介します。
歌川広重(1797-1858)といえば、天保4~6年(1833-35)刊行の保永堂版「東海道五拾三次」、安政3~5年(1856-58)刊行の「名所江戸百景」が知られていますが、実は北斎よりも多く、生涯で2つの富士山のシリーズを発表しています。1つは嘉永5年(1852)頃刊行の「不二三十六景」、2つ目は安政5年までに描かれ、没後の翌6年に刊行された「冨士三十六景」で、両方とも36図からなります。この章では広重の名所絵制作に対する考え方を示す資料とともに、これら2つの広重の富士シリーズおよび富士が多く描かれている「名所江戸百景」より、広重らしい場所の選定や構図の作品を選び紹介します。
北斎の「冨嶽三十六景」、その約20年後に刊行された広重の「不二三十六景」、さらに約10年後に刊行された「冨士三十六景」、そして「冨士三十六景」と同じ頃に刊行された広重の「名所江戸百景」の富士図も合わせて比較し、北斎と広重のめざした表現世界の違い、北斎から広重が受けた影響、さらに広重が自らの画風を打ち立てようとした軌跡をたどります。
関連イベント
スライドトーク
日時 7月18日(土)、8月8日(土)14:00~14:30(開場13:30)
講師 本展担当学芸員
会場 MARUGEN100(講座室)
定員 40名(先着順・各回開場時間から整理券配布)
料金 無料(ただし企画展観覧券か前売券、または年間パスポートが必要です)
講演会「浮世絵師、富士を描く―北斎と広重を中心に―」
日時 8月15日(土)14:00~15:30(開場13:30)
講師 大久保純一(すみだ北斎美術館館長)
会場 MARUGEN100(講座室)
定員 40名(事前申込制・応募者多数の場合抽選)
※詳細は公式ホームページを通じてお知らせします。
料金 無料(ただし企画展観覧券か前売券、または年間パスポートが必要です)
すみだ北斎美術館について
すみだ北斎美術館(墨田区亀沢)は、浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)が生まれ、生涯のほとんどを過ごしたゆかりの地に2016年に開館。開館以来、展覧会事業や教育普及事業を通して北斎の生涯や作品を発信している。
関連情報
オンラインチケットのご案内
ご来館当日に受付に並ばずにご入館いただけますので、下のリンクからぜひご利用ください。
https://art-ap.passes.jp/user/e/hokusaihiroshige/
※販売数に限りがありますので、あらかじめご了承ください。
※各種割引サービスでのご購入は、当館受付でのみ取り扱いとなります。(日時指定制·枚数に限りあり)
※提携館等各種割引は当日券窓口のみ扱い
※観覧日当日に限り、4階『北斎を学ぶ部屋』、常設展プラスもご覧になれます。
※一般以外の料金対象者は、年齢等の確認できるものをお持ちください。
※障害者手帳をご提示の方は、付添の方1名まで障がい者料金でご覧いただけます。
※前売券及び当日観覧券·オンラインチケットの発売日·販売方法や、各種割引の詳細、団体でのご来館(事前予約優先制)、最新のイベント情報については、すみだ北斎美術館の公式ホームページをご覧ください。
※アクセス 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分、JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
| 住所 | 東京都墨田区亀沢2-7-2 |
| TEL | 03-6658-8936 |
| WEB | https://hokusai-museum.jp/ |
| 開館時間*1 | 9:30 ~ 17:30(入館は 17:00まで) |
| 休み*2 | 月曜日(祝日または振替休日の場合は開館、翌平日閉館) |
| ジャンル*3 | 浮世絵 |
| 観覧料*4 | 大人1,000円、65歳以上/高校生・大学生 700円、中学生/障がい者 300円、小学生以下無料 |
| アクセス*5 | 大江戸線両国駅A3出口より徒歩5分、JR両国駅東口より徒歩9分 |
| 収蔵品 | https://hokusai-museum.jp/modules/Collection/ |
| *1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です | |











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