W'UP!★2月8日~3月23日 特別展 夢美セレクション展 八王子市夢美術館(八王子市八日町)

八王子市夢美術館 特別展 夢美セレクション展
小杉放菴記念日光美術館の所蔵作品を中心に
会 場 八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
開催日 2025年2月8日(土)~3月23日(日)
開館時間 10:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし祝日は開館し、火曜日が休館)
観覧料 一般400円、学生(高校生以上)·65歳以上200円、中学生以下無料
ホームページ https://www.yumebi.com
SNS https://x.com/yumebi_official
お問合せ TEL 042-621-6777
主 催 公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
特別協力 武藤政彦
八王子市夢美術館では現在、2,000点以上の作品を収蔵・管理しています。今回の「夢美セレクション展」では、大野五郎、小島善太郎の油彩作品を展示するほか、城所祥の木版画、清原啓子の銅版画、そして夢美術館に寄贈されてから初めてのご紹介となる、靉嘔のシルクスクリーンなどを展示します。また、昨年度寄贈を受けた神邊コレクションからは、主に明治~大正期に活躍した出版社・金尾文淵堂が発行した小説の木版口絵を中心にご覧いただきます。さらに、今年度新たに夢美術館に寄託されることとなった、自動人形師・ムットーニ(本名:武藤政彦)による近年の代表作6点もお披露目いたします。バラエティ豊かな作品の数々をお楽しみください。
- 大野五郎《赤と緑の風物》1955年 八王子市夢美術館蔵
- 鏑木清方画 菊池幽芳『百合子 前編』口絵 1913年 金尾文淵堂発行 八王子市夢美術館蔵
- 菊池幽芳『百合子 前編』1913年 金尾文淵堂発行(装丁:杉浦非水)八王子市夢美術館蔵
- 城所 祥《静物’87》1987年 八王子市夢美術館蔵
- 靉嘔《オープニング或いはマスゲーム》1988年 八王子市夢美術館蔵
- 清原啓子《絵画》1979年 八王子市夢美術館蔵
- 小島善太郎《花と人形》1979年 八王子市夢美術館蔵
- ムットーニ《花、根源、そして愛(部分)》2020年 ©MUTTONI 個人蔵
- ムットーニ《アナザー・ウィングズ(部分)》2023年 ©MUTTONI 個人蔵
展示構成
第一章 神邊コレクションの近代木版口絵
第一章では、主に明治から大正期にかけて活躍した出版社·金尾文淵堂(かなおぶんえんどう)が発行した書籍を中心に、神邊コレクションの近代木版口絵20点あまりをご紹介します。
神邊コレクション
2023年6月に八王子市内在住の美術コレクターから寄贈を受けた、近代木版口絵とその関連資料のコレクション。その内容は、江戸時代後期~明治時代に出版された合巻、明治時代~大正時代に制作された、おもに木版画、石版画による口絵つきの書籍や雑誌、そして書籍から切り離され、シートの状態になっている近代木版口絵の、総計1,000点を超える作品で構成されている。
第二章 夢美術館の近現代版画
第二章では、夢美術館に収蔵されている現代版画の中から、城所祥の木版画、清原啓子の銅版画、近年寄贈を受けた靉嘔のシルクスクリーンを展示します。
靉嘔(あいおう)
1931年茨城県生まれ。本名·飯島孝雄。1954年に東京教育大学芸術学科を卒業。1953年からデモクラート美術家協会に参加。1958年ニュ-ヨークに渡り、前衛芸術集団「フルクサス」に参加。この頃からレインボーカラーを用いた独自の表現行為を展開。1970年《レインボー北斎》で第7回東京国際版画ビエンナーレ東京国立近代美術館賞受賞。他にもバンクーバー国際版画ビエンナーレ展特別賞、ジャパン·アート·フェスティバル外務大臣賞、リストウエル国際版画ビエンナーレ大賞等、多数受賞。
城所 祥(きどころしょう)
1934年八王子市生まれ。中学の頃から木版画に興味を持ち、高校でも美術部に所属するなど美術に親しむが、家業を継ぐため早稲田大学商学部に進学。卒業後ふたたび版画家の道を志して国内外で活躍し、日和崎尊夫、柄澤齊らと「鑿の会」を結成するなど旺盛に活動するも、53歳で逝去。
清原啓子(きよはらけいこ)
1955年八王子市生まれ。1976年多摩美術大学絵画科に入学、1978年に版画コースに進んで深沢幸雄、渡辺達正から銅版画を学ぶ。1981年に多摩美術大学大学院を中退し、1982年に日本版画協会賞を受賞。1983年には番町画廊(東京、銀座)で初の個展を開催するなど、若くして精力的に活動したが、1987年7月、31歳で他界。
第三章 夢美術館の近現代油彩画
第三章では、洋画家の大野五郎、小島善太郎の油彩画を展示します。
小島善太郎(こじまぜんたろう、1892年~1984年)
1892年、現在の東京都新宿区に生まれる。少年期に極貧の生活を送るが、のちに援助を得て絵を学び、1922年から3年間パリに留学。帰国後の1926年、留学先で交流を深めた画家仲間5人で1930年協会を結成し、当時の画壇に新風を吹き込む。後半生を八王子·日野で過ごし、独立美術協会の重鎮として、日本近代洋画壇の振興につとめた。1984年逝去。
大野五郎(おおのごろう、1910年~2006年)
1910年、現在の東京都北区に生まれる。祖父、父はいずれも足尾銅山事件で知られる谷中村の村長を務めた。また、詩人の逸見猶吉(本名·大野四郎)は兄にあたる。1928年、1930年協会展に初入選し、翌年には同展奨励賞を受賞。1931年、独立展でO氏賞を受賞。1943年、靉光、寺田政明らと新人画会を結成。1947年には独立美術協会を脱会し、自由美術協会に参加する。1964年、寺田政明らと主体美術協会を創立。1979年には八王子に居を定め、2006年に逝去するまで画壇で活躍した。
第四章 夢美術館のムットーニコレクション
本展覧会最後の章となる第四章では、今年度新たに夢美術館に寄託された、自動からくり人形作家「ムットーニ」こと武藤政彦氏の作品6点をお披露目します。
ムットーニ(本名:武藤政彦)
1956年横浜市生まれ。工場が立ち並ぶ京浜工業地帯で少年時代を過ごす。家に帰ると、その日見て感じたモノを油粘土で再現して遊んでいた。十代半ばから油彩画を描き始め、高校卒業後、創形美術学校に入学。卒業後、東京都国立市にアトリエを構え、のちに再び粘土による人形制作に没頭。人形、光、効果音、背景の転換などの要素を詰め込んだ「箱」が、電動の仕掛けによりストーリー展開していくという独自の世界を確立し、高い評価を得ている。文学作品をモチーフにしたものは、世田谷文学館、前橋文学館にコレクションされている。
担当学芸員によるギャラリートーク
展覧会担当学芸員が、作品鑑賞のポイントや展示のみどころを解説します。
ギャラリートーク 1
出品作品のうち、現代版画および近代油彩作品について解説します。
日 時 2025年2月22日(土)15:00~(約40分)
会 場 夢美術館展示室
費 用 無料(ただし入場料が必要です。事前申込不要)
ギャラリートーク 2
出品作品のうち、神邊コレクションの近代木版口絵について解説します。
日 時 2025年3月1日(土)15:00~(約40分)
会 場 夢美術館展示室
費 用 無料(ただし入場料が必要です。事前申込不要)
イベント情報は随時更新する予定です。詳細は 夢美術館HPをご確認ください。
無料ご招待券プレゼント!
美術館様のご好意により、入館ご招待券を5名様(各2枚)にプレゼントいたします。
ご希望の方は、申込ワード「バラエティ豊かな作品の数々」を記載のうえ、展覧会名、氏名(ふりがな)、〒、住所、ご連絡先をこちら(tokyoliveexhibits@gmail.com)までご応募ください。
先着順です。チケット発送にて発表にかえさせていただきます。(※初めての応募の方を優先します。応募多数の場合は抽選とさせていただきます)また本サイトへのご感想・ご要望なども書き添えていただけたら幸いです。
■美術館一般情報
住所 | 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F |
TEL | 042-621-6777(代表) |
WEB | https://www.yumebi.com |
開館時間 *1 | 10:00 〜 19:00(ただし、入館は18:30まで)※開館時間は変更になることがあります。 |
休み | 月曜日(ただし、祝日、振替休日の場合は開館し翌平日休館)年末・年始(12/29〜1/3)展示替期間 ※休館日は変更になることがあります。 |
ジャンル | 絵画、版画 |
入場料 | 観覧料は特別展により異なります。 |
アクセス | JR八王子駅北口より徒歩15分。京王線京王八王子駅より徒歩18分 |
収蔵品 | https://www.yumebi.com/perm.html |
*1 開館時間は変更することがあります。お越しの際は当館ウェブサイトをご確認ください。https://www.yumebi.com/ |
八王子市夢美術館(八王子市)
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大正時代の日本を克明に伝える美術品です。旅を重ねて信じられない数の作品を世に送り出す作者と印刷をになう渡辺庄三郎氏。写実的な作品は朝鮮の金剛山にまで及ぶ。
コメントありがとうございます。隠れた絵師が結構いるのにびっくりです。