W'UP!★9月2日~10月31日 「秋、収穫に感謝を込めて」展 OBENTO Gallery(中央区日本橋茅場町)
「秋、収穫に感謝を込めて」展
会 場 Plenus OBENTO Gallery(東京都中央区日本橋茅場町1丁目7番1号 日本橋弥生ビルディング1F)
開催日 2024年9月2日(月)~10月31日(木)
開館時間 9:00~17: 30
休館日 土、日、祝日
入場料 無料
Plenus OBENTO Galleryホームページ https://www.plenus.co.jp/obentogallery/
秋は収穫の季節、収穫が早い早稲刈りに始まり、収穫が遅い晩稲の収穫まで続きます。今回は神話の中の話から民間での信仰、現代の田んぼアートまで稲作に関する習俗を紹介します。本企画を通じて日本人の稲作や米に対する思いを感じていただければと思います。近くにお越しの際は、ぜひ気軽にお立ち寄りください。
展示内容を一部紹介
収穫後の脱穀作業の様子
右図は収穫した稲穂を、天日で乾燥させた後の脱穀作業の様子です。稲の穂先から籾を落とす脱穀は「稲扱き(いねこき)」とも言い「竹製の扱き箸(こきはし)」で行います。その次の工程の「籾摺り(もみすり)」は、小さな穂先を「唐棹(からさお)」で何度も叩き、籾を分離しています。次に、籾に混ざっている稲の葉や藁くずを「唐箕(とうみ)」という道具で、人工的に風を起こして取り除きます。「粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)」という言葉がありますが、一粒一粒を苦労して育て、刈り取ったあともさまざまな手間をかけて稲は米という食料になります。
田んぼアート
近年注目の「田んぼアート」は、田んぼをキャンバスに見立て色の異なる稲を使って、巨大な絵や文字を描くアートです。1993年に青森県田舎館村で地域活性化事業の1つとして始まり、今や全国に100箇所以上の田んぼアートが存在します。斜め上から見る前提で図案を設計し、これに基づいて遠近を考慮して稲を植え、図柄の部分には古代米と呼ばれる種や特別に育成した鑑賞用の稲が使われ11種類7色があります。先駆の田舎館村には村民8000人をはるかに超える20万人以上の見物客が訪れるようになりました。
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