W'UP★3月1日~4月29日 須田日菜子個展「存在が花する」 /5月1日~6月30日 斉木駿介「リプレイする」 横浜マリンタワー 2階アートギャラリー(横浜市中区)

W'UP★3月1日~4月29日 須田日菜子個展「存在が花する」 /5月1日~6月30日 斉木駿介「リプレイする」 横浜マリンタワー 2階アートギャラリー(横浜市中区)

2024年3月1日(金)~4月29日(月)
須田日菜子個展「存在が花する」

 横浜マリンタワー2階のアートスペースでは、須田日菜子による個展「存在が花する」を開催します。本展は、2024年3月15日(金)から始まる第8回横浜トリエンナーレ「アートもりもり!」の参加プログラムとなり、「野草:いま、ここで生きてる」という同一のテーマのもと開催します。(企画協力 CCCアートラボ)

 須田日菜子は、2023年に東京藝術大学美術科油画専攻を卒業、在学中から数々の個展、グループ展で作品を発表しています。
 外部から受けるフラストレーションの高まりを、身体を以て発散させる“精神と身体のギャップ”をコンセプトに、巨大なキャンバスにスプレーで書き殴ったかのような線で人物像を表現しています。精神の負荷をエネルギー源として全身を使って描いた作品には、須田自身の運動の確かな痕跡が残っています。
 「存在が花する」と題した本展は、2024年3月15日(金)から始まる第8回 横浜トリエンナーレの連動企画として開催します。今回の横浜トリエンナーレのテーマ「野草:いま、ここで生きてる」は、中国の小説家である魯迅(1881~1936年)による詩集『野草』に由来しています。魯迅は、中国の激動期を孤独の中生きた自身の存在を、もろくて無防備でありながらもたくましい生命力を持つ野草に例えて執筆しました。須田は「自分という存在はこの身体によって実感させられるもののように思う」と語ります。本テーマを、新型コロナウイルスの蔓延や戦争などが続く不安定な現代社会の中で、どのように咀嚼したのか、作品を通してお楽しみください。

作品とポートレイト

須田日菜子
1998年 東京生まれ
2023年 東京藝術大学美術科油画専攻卒業
主に綿布やスプレーなどを用いて、生きてる身体を持つことについて制作している。
個展
2019年「nobodyknows」(JINEN GALLERY)
2020年「風吹けば桶屋が儲かる」(JINEN GALLERY)
2021年「Light(i.e. not heavy.)」(JINEN GALLERY)
2022年「せきをしてもひとり」(JINEN GALLERY)
2024年「浮く肉」(Night Out Gallery)
グループ展
2019年「須田日菜子・山縣瑠衣展」(JINEN GALLERY)
2020年「WASANBON」(TURNER GALLERY)
2021年「Dear Art Online Exhibition Ed.3 What we love」
2021年「須田日菜子・林果林 他」(Gallery&Space TATSUMI)
2022年「2022年今年最初に見せたい絵」 (gallery TOWED)
2023年「シフト」 (gallery TOWED)
2023年「Step on a chair」(銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前)
2023年「Ito Kaito / Suda Hinako DUO EXHIBITION」(ars gallery)
2023年「WELL JUNE」(moosey gallery)
2023年「ひかりをつかむ」(ARTDYNE)
2023年「reimagine」(銀座 蔦屋書店FOAM COMTEMPORARY)
2023年「FRAME」(Gallery&Space TATSUMI)
2024年「expressed No.3」(長亭gallery)

第8回横浜トリエンナーレ/「アートもりもり!」
 横浜トリエンナーレは、横浜市で3年に1度開催する現代アートの祭典です。
 第8回横浜トリエンナーレは、北京を拠点として国際的に活躍するリウ・ディン(劉鼎)とキャロル・インホワ・ルー(盧迎華)をアーティスティックディレクターに迎え「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに開催します。二人のADが企画する「野草」展(横浜美術館ほか全5会場)と、「アートもりもり!」と称して、地域の文化芸術活動拠点による多彩な展示やプログラムを、横浜駅から山手地区に及ぶ広いエリアを舞台に展開します。横浜マリンタワーのプログラムも「アートのもりもり!」の一環として開催されるものです。
第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」
会期 2024年3月15日(金)~6月9日(日)
詳細は公式WEBサイトをご確認ください。
https://www.yokohamatriennale.jp/

W’UP★3月15日〜6月9日 第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路(神奈川県横浜市)

W’UP! ★3月15日~6月9日 BankART Life7「Urban Nesting:再び都市に棲む」 BankART Station+周辺各所(関内地区、みなとみらい21地区、ヨコハマポートサイド周辺地区)

アートもりもり!プログラムの詳細
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/many-many-arts

「存在が花する」
会 期 2024年3月1日(金)~4月29日(月)
時 間 10:00~22:00
会 場 横浜マリンタワー 2F アートギャラリー
休館日 会期中無休
企画協力 CCCアートラボ
入場無料

アートギャラリーについて
 横浜マリンタワーでは、季節ごとに展示が入れ替わり、無料で入場できるアートギャラリーを設けることで、横浜に訪れた方や横浜に住んでいる方のどなたでも身近にアート作品を楽しんで頂ける場を設けています。

横浜マリンタワーが青空にそびえる写真とロゴ

横浜マリンタワー(神奈川県横浜市中区山下町14番地1)
展望営業時間
デイチケット入場時間 10:00~18:00(17:30最終入場)
ナイトチケット入場時間 18:00~22:00(21:30最終入場)
※6~8月のナイトチケット入場時間は、日没に合わせて午後7時からとなります。
開業日 1961年1月15日
WEBサイト https://www.marinetower.yokohama/
SNS Instagram @yokohamamarinetower、Twitter @marine_tower

作品画像

「リプレイする」 3880×1120mm キャンバスに油彩、アクリル絵の具 2024年

2024年5月1日(火)~6月30日(日)
斉木駿介「リプレイする」

 斉木駿介は、九州産業大学大学院博士前期課程芸術研究科美術専攻修了後、福岡を拠点に活動するアーティストです。日常やネット上のモチーフや風景、記号を解体、再構築して作品を制作しており、リアルとネットが融合する現代の日常生活の曖昧さを絵画上に記録しています。
 本展で斉木は、横浜トリエンナーレの「野草」というテーマを、インターネット、フェイク、境界などのモチーフを用いることで、どこか遠くではなく自身の足元に目を向けさせようと試みます。例えば、インターネットの世界を見ている時、遠くて大きな世界に入っているようでありながら、ふとモニターやiPhoneの画面に映りこむ自分を見て、自身の存在を認識するような感覚を表現しています。
会場のカーブミラーは、鑑賞者が自身を俯瞰してみるための装置として設置されています。自身の目線と同時に、ミラー越しの視点からも作品鑑賞をお楽しみください。

アーティストステートメント
 現代はスマートフォンを使って世界と繋がり大量の情報をリアルタイムに手に入れる事が出来ます。
AIの進化により何が真実で何がフェイクなのかの境界はこれから益々曖昧なものになっていくでしょう。今展覧会では私がインターネットを通して見ている世界やその混乱と「野草」のテーマを受けて私自身の身体や居場所、リアリティのありかについても焦点を当てる事が出来ればと考えております。
 斉木 駿介

斉木 駿介「リプレイする」
会 期 2024年5月1日(火)~6月30日(日)
時 間 10:00~22:00
会 場 横浜マリンタワー 2F アートギャラリー
休館日 会期中無休
企画協力 CCCアートラボ
入場無料

ポートレイト

斉木 駿介(さいき しゅんすけ)Shunsuke Saiki
美術家。福岡県生まれ。九州産業大学 博士前期課程 芸術研究科 美術専攻 修了。
主な個展
2023年 「Skip chapter」 Artas Gallery
2023年 「BAD TRIP VR」 京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN
2020年 「スクロールする風景」 GalleryYukihira
2020年 「スクショする風景」 Artas gallery
2019年 「日常とフィクション」 新宿眼科画廊
2019年 「日常とディストピア」 KANZE ARTS
主な展覧会
2023年 「はたからみる」 CASHI 新宿眼科画廊
2023年 「アーカイブする断片」 MASATAKA CONTEMPORARY
2022年 「メランコリック日常」 Artas Gallery
2021年 「美術手帖ニューカマーアーティスト展」 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
2021年 「emerging artists」 500m美術館
2021年 「Kyushu New Art」 博多阪急
2021年 「dpi」 KANZE ARTS
2020年 「非/接触のイメージ 斉木駿介・名もなき実昌 2人展」IAFshop* ほか。
主な受賞歴
2020年 「15th TAGBOAT AWARD」 審査員特別賞 塩入敏治賞
2018年 「ワンダーシード2018」 入選
主な掲載物
2021年 「美術手帖2月号 ニューカマーアーティスト特集」
2021年 「明るい映画、暗い映画 21世紀のスクリーン革命」表紙装丁(渡邊大輔 著)など。

第8回横浜トリエンナーレ/「アートもりもり!」
 横浜トリエンナーレは、横浜市で3年に1度開催する現代アートの祭典です。
 第8回横浜トリエンナーレは、北京を拠点として国際的に活躍するリウ・ディン(劉鼎)とキャロル・インホワ・ルー (盧迎華)をアーティスティックディレクターに迎え「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに開催します。二人のADが企画する「野草」展(横浜美術館ほか全5会場)と、「アートもりもり!」と称して、地域の文化芸術活動拠点による多彩な展示やプログラムを、横浜駅から山手地区に及ぶ広いエリアを舞台に展開します。横浜マリンタワーのプログラムも「アートのもりもり!」の一環として開催されるものです。

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」開催概要
会期:2024年3月15日(金)~6月9日(日)
詳細は公式WEBサイトをご確認ください。
https://www.yokohamatriennale.jp/

アートもりもり!プログラムの詳細
https://www.yokohamatriennale.jp/2024/many-many-arts

 

情報掲載について

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