W'UP★8月28日~9月6日 名づけられぬもの~韓国現代写真の一断面 横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区)

名づけられぬもの~韓国現代写真の一断面
会 期 2026年8月28日(金)~9月6日(日)
会 場 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内)
開館時間 11:00~18:00
休館日 会期中無休
入館料 無料
ホームページ https://artazamino.jp/event/post-23706
武蔵野美術大学映像学科菅沼研究室では、The Korea Arts Management Service(KAMS)の助成を受け、韓国現代写真を紹介するプロジェクトを行っています。その第一弾として、8月28日(金)~9月6日(日)、横浜市民ギャラリーあざみ野と共催で、韓国の若手写真家7人による展覧会「名づけられぬもの ~ 韓国現代写真の一断面」を開催します。
本展では、祖母の家族が体験した植民地支配や広島の原爆といった歴史、韓国人の視点から見た複雑な歴史・文化・政治が重なり合う沖縄、行商をしながら家族を支えた母方の祖母の人生、悪性脳腫瘍により死に向かう母の記録、女性の身体やそこに宿る記憶、果たして「写真は出来事」なのかという命題、架空の物語をベースにさまざまな表現技術を使い写真というメディアを考えるなど、さまざまな写真の実践を通して、現代韓国写真の一断面をご紹介します。
日本初紹介となる作家を含め、韓国の若手写真家7名を一堂に紹介します。日本では見る機会の少ない韓国の若手写真家の表現に触れることができる貴重な展覧会です。
異なる世代や背景を持つ作家たちの実践が交差する展示となっており、写真、映像、テキストなど多様なメディウムを横断しながら展開されるデジタル世代ならではの新たな写真表現から、個人の記憶や家族との関係、歴史や社会との向き合い方まで様々な表現をご覧いただけます。
会期中、出品作家を交え、日韓の写真界の状況、若手写真家たちの活動、制作の背景や作品に込めた視点等をテーマにイベントを開催予定です。
イ・ハヌル(Haneul LEE)
1994年生まれ。人々のアイデンティティと彼らが暮らす環境との関係性を探求する作品を制作している。主にポートレート写真を通して、彼女は顔や社会的な認識が、歴史的背景、世代間の記憶、そして日常生活によってどのように形作られるかを観察している。

キム・ヒョヨン(Hyoyeon KIM)
1986年生まれ。これまで十分に語られてこなかった歴史や政治的な出来事、地球環境問題等が人々の生活にどのように影響を与えるのかをテーマに、リサーチを基に写真や映像メディア、アーカイブ資料を活用して、学際的な方法論によって物語論的に構築する制作活動を行う。

キム・ヨンギョン(Young K. KIM)
1992年生まれ。制作では、表現技術の展開を「場(グラウンド)」の変容として捉え、とりわけ写真を人類が歴史的に定着し、住まう場の一つとして理解している。彼女の制作活動は、技術の進歩がいかにして「見る主体」と視覚そのものの条件を再形成するのかを探求するものである。レーザー光を使って事物を立体的に捉え、そこに色をのせることで、写真のように描き出す「Lazography」という手法を開発した。同時に「農民と写真家」を消えゆく肉体労働の代表として捉えることで、自身が写真表現の拡張とする「Lazography」を使って農業と写真の様子を表現している。

ハ・ダウォン(Dawon HA)
1994年生まれ。写真を通して、人生の中で起こる瞬間を捉え、表現することに情熱を注いでいる。作品では、繊細でありながらも重要な人間関係や、周囲で起こる変化を探求し、問いを投げかけ、意味を探求している。家族の移動の記憶を通して、家族の歴史や世代を越えて受け継がれる生の痕跡を見つめる試みを続けている。

ファン・イェジ(Yezoi HWANG)
1993年生まれ。写真、テキスト、映像、参加型プロジェクトなど多様なメディアを横断して活動するアーティスト。感情を表に出せない環境で育った彼女は、言葉で直接語られることよりも、身振りや家庭的な空間、そして日々の関わりを通じて伝えられるものに関心を抱くようになった。2015年より「Yezoi Class」を主宰し、写真をめぐる学びと交流の場をつくっている。また、写真ウェブマガジン「dummydumpyimage」を運営し、若手作家の声や見過ごされがちな物語の発信にも取り組んでいる。

ホン・ジンフォン(Jin-hwon HONG)
写真やイメージを取り巻く権力の力学を探求し、それに関わっている。主に写真、映像、ウェブプログラミングなどのメディアを用いて制作活動を行う。また、同時代の作家たちと協働し、「Space Nowhere」、「The Scrap」、「docs」といった様々なプロジェクトを企画・主導している。さらに、地域におけるアートの可能性や、アートとコミュニティの交差する領域について考察するコレクティブ「Second Komplex」のメンバーとしても精力的に活動している。

ヤン・ドンミン(Dongmin YANG)
1989年生まれ。彼女の作品は、親密性と演出性が交錯する現代写真の実践として位置づけられる。写真を通して存在そのものを再構築する点が特徴的。代表作の《MOTHER》は、母親という存在を世界につなぎ留めるための切実な行為であると同時に、誰もが避けることのできない「準備されていない別れ」と、人間の尊厳や愛について問いかける作品となっている。

関連イベント
イベント1. ファン・イェジ(出品作家)及び関係者によるトーク ※要申込
本展の出品作家のファン・イェジ(Yezoi HWANG)氏、本展に関連した書籍の出版を手掛ける赤々舎代表の姫野希美氏、本展でゲスト・キュレーターを務める天野太郎氏の3人が日韓の写真界の状況、若手写真家たちの活動についてお話しします。
日時 8月30日(日)14:30~16:00
定員 40名
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 3Fアトリエ
料金 無料
登壇者 ファン・イェジ(出品作家)、姫野希美(赤々舎代表取締役・ディレクター)、天野太郎(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)
お申込みはこちら https://peatix.com/event/5120198?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_content=link_in_bio&fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAc3J0YwZhcHBfaWQPOTM2NjE5NzQzMzkyNDU5AAGnP-MVZn1va30GoJuCzWS2nLBL4C4ii_eCxZuLW15DzTd4TpiHZyTq08bamPU_aem_mS_LuEkrpjbsOByZHNnkcA
ファン・イェジ(Yezoi HWANG)
1993年生まれ。写真、テキスト、映像、参加型プロジェクトなど多様なメディアを横断して活動するアーティスト。感情を表に出せない環境で育った彼女は、言葉で直接語られることよりも、身振りや家庭的な空間、そして日々の関わりを通じて伝えられるものに関心を抱くようになった。2015年より「Yezoi Class」を主宰し、写真をめぐる学びと交流の場をつくっている。また、写真ウェブマガジン「dummydumpyimage」を運営し、若手作家の声や見過ごされがちな物語の発信にも取り組んでいる。
姫野希美(ひめの・きみ)
赤々舎代表取締役、ディレクター。写真集、美術書を中心に約300冊の書籍を刊行。志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、浅田政志『浅田家』、高木こずえ『MID』『GROUND』、百々新『対岸』、石川竜一『絶景のポリフォニー』、藤岡亜弥『川はゆく』、長沢慎一郎『Mary Had a Little Lamb』などがある。京都芸術大学大学院客員教授。
天野太郎(あまの・たろう)
東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター
一般社団法人somethinglikethis理事長。国内外における数々の展覧会企画に携わる。主な展覧会として「戦後日本の前衛美術」(93)、「ルイーズ・ブルジョワ」(97)、「考えたときには、もう目の前にはない―石川竜一」(2016)などを企画。「横浜トリエンナーレ2005」でキュレーターを、2011年、2014年はキュレトリアル・ヘッドを務める。2018年から2021年まで札幌国際芸術祭2020統括ディレクター。
イベント2. 出品作家によるギャラリーツアー(申込不要)
複数名の出展作家が展示室をめぐりながら、制作の背景や作品に込めた視点を語ります。最新の情報は本プロジェクト公式Instagram(@a_project_on_kphoto)で発信いたします。
日時 8月30日(日)16:30~18:00
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
料金 無料
| 住所 | 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 |
| TEL | 045-910-5656 |
| WEB | https://artazamino.jp/ |
| 営業時間*1 | 9:00~21:00 |
| 休み*2 | 第4月曜 |
| ジャンル*3 | 美術全般 |
| アクセス*4 | 東急田園都市線あざみ野駅東口より徒歩5分 |
| 取扱作家 | |
| *1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術には、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります | |
横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区)


