W'UP! ★4月20日~5月19日 廣瀬祥子 個展「7 Scenes [in the world created by people who can shed tears by watching movies and dramas]」 GALLERY ROOM・A(墨田区本所)

W'UP! ★4月20日~5月19日 廣瀬祥子 個展「7 Scenes [in the world created by people who can shed tears by watching movies and dramas]」 GALLERY ROOM・A(墨田区本所)
展覧会キーヴィジュアル

2024年4月20日(土)~5月19日(日)
廣瀬祥子 個展「7 Scenes [in the world created by people
who can shed tears by watching movies and dramas]」

 廣瀬祥子は2018年、東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻卒業。卒業後はゲーム業界でデザイナーとしての活動を経て、現在はアートとイラストの2つの領域を横断した活動をおこなっています。
「デジタルなもの・物質を伴い存在するものとの境界が曖昧になっている現代だからこそできる絵画へのアプローチ」をコンセプトに、 デジタル環境で描いた作品を一度出力し、その上に描画材を用いて手を加える手法やその他様々な技法を用いた絵画作品を制作、発表しています。同時に、「ひろせ」名義でイラストレーターとしても多岐にわたる作品を手掛けており、国内外のゲームやライトノベル、「初音ミク」等の人気作品にイラストを提供するなど、近年一層の勃興をみせるイラストシーンを牽引する作家の一人としても注目が集まっています。
 本展覧会では、廣瀬がとある言葉から着想を得て創作した一つの物語をベースに、作中に登場する7つの場面を作品として構成したものを中心に発表いたします。
 物語の舞台となるのはディストピアと化した近未来。その世界で排斥対象となった主人公の少女が、自らの最期の旅路で訪れた場所を軸に、少女が初めて触れた「世界」の情景、またそこでの実記を、廣瀬は造形的な言語に置き換えていきます。
 「実際、この世界はそんな綺麗なものではなかった。 踏み潰された花束みたいにぐちゃぐちゃで 見たくもない不条理に塗れていたけれど 確かに美しかった」
廣瀬祥子「STORY」草稿より抜粋 
 さらに今回、廣瀬は物語という形式を採用しながら、相即不離な現実と創作・フィクション世界の間にある可変的なあわい、またこれまでに創作物が担保してきた理想論、倫理観の部分に触れ、それぞれの不完全さを指摘した上で、双方が越境的に作用をしながら再生成していく不断なダイアローグと愛らしさを作品へも映し出そうと試みているようにも見えます。
是非会場にて物語と絵画の横断を様々なアプローチで紐解きながら、ご覧いただけたら幸いです。

廣瀬祥子 参考作品
廣瀬祥子 参考作品
廣瀬祥子 参考作品
廣瀬祥子 参考作品

廣瀬祥子 個展「7 Scenes [in the world created by people who can shed tears by watching movies and dramas]」
会 期 2024年4月20日(土)~5月19日(日)
会 場 GALLERY ROOM・A(東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1)
開催時間 8:00~23:00
休館日 会期中無休
観覧料 無料
アクセス 都営浅草線「浅草駅」徒歩8分 「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分
会場URL https://www.thesharehotels.com/kaika/
展覧会URL https://artsticker.page.link/Hirose_7Scenes

廣瀬祥子ポートレイト

廣瀬祥子 Shoko Hirose
 2018年 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻卒業。卒業後はゲーム業界でデザイナーとしての活動を経て、現在はアートとイラストの2つの領域を横断した活動をおこなう。
 「デジタルなもの・物質を伴い存在するものとの境界が曖昧になっている現代だからこそできる絵画へのアプローチ」をコンセプトに、 デジタル環境で描いた作品を一度出力し、その上に描画材を用いて手を加える手法やその他様々な技法を用いた絵画作品を制作、発表。「ひろせ」名義でイラストレーターとしても多岐にわたる作品を手掛けており、国内外のゲームやライトノベル、「初音ミク」等の人気作品にイラストを提供するなど、イラストシーンを牽引する作家の一人としても注目が集まっている。
主な展示歴
2018 第66回 東京藝術大学卒業・修了制作展(東京都美術館)
2022 個展「Life in a “PARALLEL” world」(阪急メンズ東京)
2022 「Art Fair GINZA tagboat x MITSUKOSHI」(銀座三越)
2022 「WAVE2022」(アーツ千代田3331)
2023 「初音ミク×イセタン」(伊勢丹新宿)
2023 「CULTURE ART PARK 2023」(代官山蔦屋)
2023 「Born New Art Vol.3」(渋谷スクランブルスクエア)
2023 個展「[Departure] from Unreality:A Slumber's End」(阪神梅田本店)
2024 「ART OF MIKU」(札幌・渋谷パルコ)
賞歴
2014 トーキョーワンダーウォール2014入選
2018 Independent TOKYO2018 審査員特別賞
所蔵
KDDI株式会社
SNS
Instagram https://www.instagram.com/hrs_s_10011/
X(Twitter)https://twitter.com/hrs10011

住所東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1Fストレージ
TEL 
WEBhttps://artsticker.app/share/events/detail/371
営業時間*18:00〜23:00
休み*2展覧会中は無休
ジャンル*3現代美術、工芸
アクセス*4都営浅草線浅草駅より徒歩8分、本所吾妻橋駅より徒歩9分、都営大江戸線蔵前駅より徒歩9分
取扱作家 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」について

KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 外観 (撮影:MARC AND PORTER)

 「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(以下、KAIKA 東京)」は、築55年(1966年築)の倉庫ビルを再生し、コンテンポラリーアートを公開保管しておくアートストレージ(収蔵庫)を併設したリノベーションホテルです。1階、地下1階の共用部に用意した計8区画のスペースを、アートギャラリーに「見せる収蔵庫」として利用してもらうことで、ゲストに日本の現代アートシーンを感じてもらうとともに、特別な空間体験を提供します。アートストレージ内の作品は入居するアートギャラリーの活動と連動しながら常に変化し、驚きや新しい発見のある空間となります。

 アートストレージは、宿泊者以外の方もご利用いただけるバーラウンジ(全46席)や、地階にある天井高4.5mの宿泊者専用ラウンジなどに配置。広々とした共用空間で、ゲストは普段垣間見ることができないアートの“裏側”を感じながらお酒を楽しんだり、旅路の計画を立てたりとそれぞれの時間をお過ごしいただけます。施設内にはアーティストの作品集などを扱う物販コーナーや企画展スペースを設け、アートにまつわるイベントも実施予定。様々な角度からアートとゲストをつなぎます。

KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)
URL https://www.thesharehotels.com/kaika/

作品画像

2024年5月25日(土)~6月23日(日)
杉田万智 新作個展「流れ鳥」

 杉田は2000年埼玉県生まれ。
 幻想的な光と看板を組み合わせた理想の世界、風景を表現した油彩絵画を制作しています。人間の行き先を示す看板に取り入れるモチーフや言葉は社会へのメッセージであり、ネオンサインのイメージを持たれる方がいますが、杉田の中ではネオンを描いていると言うよりは「光を描いている」感覚です。"ここではないどこか"の風景や、国籍・身分・性別を問わない人間の姿を淡い光で描いています。

 本展「流れ鳥」は、渡り鳥の物語です。
 渡り鳥は人間が作り出した境界線と国境、歴史の壁を最も容易く越える存在です。
 冬になるとシベリアから飛来するオオワシと白鳥の群れを眺めた際に、光が遠い彼方に移動しているような感覚があり、渡り鳥の生息地と今自分が立っている場所との、日本と他国との密接な距離を強く実感したと杉田は語っています。
 自然的国境と人為的国境を組み合わせた「BORDER」シリーズ作品は、国境が存在しない島国である日本においての「国境」「境界」の在り方を問い掛けます。
 また今年6月に渋谷で開催する個展とも繋がりがある内容となっています。合わせて是非、会場でご覧いただけますと幸いです。

過去作品《NO RACISM》oil on canvas , F120号, 2023年
過去作品《NO RACISM》oil on canvas , F120号, 2023年
過去作品《WE ARE ALL HUMAN》oil on canvas , F80号, 2024年
過去作品《WE ARE ALL HUMAN》oil on canvas , F80号, 2024年
過去作品《Border no.6》oil on canvas , S30号, 2023年
過去作品《Border no.6》oil on canvas , S30号, 2023年

展覧会ステートメント
 一羽の渡り鳥がある地点から飛び立つ。
 稜線と青に吸い込まれて海面が揺れ、記憶と歴史と国境を容易く越えた。羽が反射しているのか存在自体が発光しているのか、ただ淡々と点と点を結ぶ。
 人間が生み出した境界線を物ともしないその姿が脳裏に焼き付いた。

アーティストポートレイト

杉田万智 Machi Sugita
2000年埼玉県生まれ。
2020年女子美術大学短期大学部造形学科美術コース卒業
2022年同大学部研究生卒業(学士)
個展
2022年「First Light」(ARTDYNE)
2023年「Dignity and Light」(Contemporary tokyo)
2023年「We can't all become one」(ARTDYNE)
グループ展
2022年「Aritificial Phenomenon」(Centurion Lounge,Regent Hotel,Taipei)
2022年 「nine colors XVI」(西武渋谷店)
2022年「ブルーピリオド展-BLUE ART COLLABORATION-」(寺田倉庫G1ビル)
2022年「阪急うめだnine colors」(阪急うめだ)
2023年「nine colors XVII」(西武渋谷店)
2023年「grid2」(biscuit gallery )
2024年「Draw Lines & Shapes in My Maps」(T&Y Gallery ,Los Angeles) 等
コラボレーション
「THE PACKAGE by ZOZOVILLA Vol.2」
受賞歴
「女子美術短期大学部2019年度卒業制作展」
卒業制作賞受賞
第7回「未来展」準グランプリ・特別賞受賞
第8回「未来展」特別賞受賞
「WATOWA ART AWARD2022 」準グランプリ受賞
Instgaram   https://www.instagram.com/machi3021/

杉田万智 新作個展「流れ鳥」
会 期 2024年5月25日(土)~6月23日(日)
会 場 GALLERY ROOM・A(東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1)
開催時間 8:00~23:00
休館日 会期中無休
観覧料 無料
アクセス 都営浅草線「浅草駅」徒歩8分 「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分
展覧会URL https://artsticker.page.link/sugitamachi_rooma

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