W'UP★9月24日~10月4日 アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」 第一会場:すみだリバーサイドホールギャラリー(墨田区吾妻橋)

W'UP★9月24日~10月4日 アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」 第一会場:すみだリバーサイドホールギャラリー(墨田区吾妻橋)
 
畑中亜未《無題》制作年不詳、部分

2023年9月24日(日)~10月4日(水)
アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」

 東京都渋谷公園通りギャラリーは、東京都と共に、アール・ブリュット2023巡回展「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」を、都内3会場にて順次開催いたします。
 「ものがたり」をテーマに、皆さまに、アール・ブリュットの魅力を体感していただける展覧会です。

 本展では、その独創性あふれる表現方法により、近年、国内外で注目されるアール・ブリュット作家7名の作品を紹介します。自らの存在を確かめるような「語り」から、他者と共有できる「物語」まで、人は日々さまざまな「ものがたり」と共にあります。本展では、作家それぞれの創作の過程や作品世界における「ものがたり」を味わい、語り合うことをテーマとしています。
 “思いを寄せる誰かの姿を架空のストーリーを込めてかたどること”、“飲み終わったビールの空き缶で唯一無二のからくり人形を作ってみること”、“暮らしの断片に向けられるまなざしと、そこに生まれる詩的なあじわい”、“空想の街のジオラマづくりと、そのジオラマに刻まれた‘増殖解体’の熱量の痕跡”、“宇宙や歴史を題材に俯瞰した時空間を捉えようとすること”、“大好きな色鮮やかな鳥を描き夢想する世界を彩ること”、“かつての高度経済成長期の建設労働の記憶と方眼紙に残された数々の描画”。
 ここには、作家の独自の体験を通じた「語り」の姿と、「物語」として広がる地平が織り交ざりながら存在し、わたしたちの感受や想像をより豊かに刺激します。
 本展が、「ものがたり」への思索を通じて、多様な人の創造性との出会いをつくり、語り合う機会となることを願います。

アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」
会 場 第1会場:すみだリバーサイドホールギャラリー(東京都墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所1階)
会 期 2023年9月24日(日)~10月4日(水)
時 間 10:00~17:00 ※会期中休館なし
観覧料 無料
アクセス 東武伊勢崎線「浅草駅」正面口から約5分、東京メトロ銀座線「浅草駅」5出口から約5分、都営地下鉄浅草線「浅草駅」A5出口から約5分、都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口から約5分
公式サイト https://inclusion-art.jp/s/talesandtalks

今後の開催予定
第2会場 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2
2023年10月21日(土)~12月24日(日)11:00~19:00 ※月曜休館
第3会場 たましんRISURUホール(立川市市民会館)展示室
2024年1月24日(水)~2月7日(水)10:00~17:00 ※会期中休館なし
出張イベント プリモホールゆとろぎ(羽村市生涯学習センター)展示室
2023年11月26日(日)※詳細は後日、当ギャラリーWEBサイトにてお知らせいたします。

出展作家紹介

鎌江 一美 KAMAE Kazumi
1966年滋賀県生まれ。2006年から土粘土による創作を始め、所属する「やまなみ工房」施設長の「まさとさん」をかたどる作品を作り続ける。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

鎌江一美《ラーメンを食べに行く私とまさとさん》粘土細工作品

富永 武 TOMINAGA Takeshi
1948年大阪府生まれ。2013年頃より大阪の釜ヶ崎で生活を送るなか、日課の図書館での読書を通じて「からくり人形」の存在を知り、独学で創作し始める。代表的な参加展覧会として、「かたどりの法則」(2018-2019年、広島、鞆の津ミュージアム)などがある。

富永武《通天閣(俺が飲まなければ誰が飲む)》

畑中 亜未 HATANAKA Tsugumi
1973年北海道生まれ。生活用品から自然現象まで幅広く、独自のモチーフ選びや大胆な画面上の配置を行い、クレヨンを塗り込む筆致で描く。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

畑中亜未《ピンクの口紅(2本)》

hideki hideki
1981年埼玉県生まれ。廃材やボンドなどミクストメディアで作る空想の街のジオラマを、10年近くかけて自宅内で完成させ、その後も作り変えることを繰り返している。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット☆アート☆日本2」(2015年、滋賀、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA)などがある。

hideki《北仙台駅》


松本 寛庸 MATSUMOTO Hironobu
1991年北海道生まれ、幼少期に熊本県へ移る。動物や昆虫などの生き物から、宇宙や歴史へと関心がひろがる。図鑑や本から得た知識を抽象度のある視覚イメージの世界に展開させる。代表的な参加展覧会として、「『KOMOREBI』日本のアール・ブリュット」(2017-2018年、フランス、ナント、リュー・ユニック)などがある。

松本寛庸《ブラックホール》

ミルカ  MIRUKA
1992年大阪府生まれ。色彩豊かな鳥を色鉛筆で緻密に描き、淡い色の音符を敷き詰めた背景とのコントラストで独自の世界を創る。大阪府内の「YELLOW」に所属。代表的な参加展覧会として「日本のアール・ブリュット もうひとつの眼差し」(2018-2019年スイス、ローザンヌ アール・ブリュット・コレクション)などがある。

ミルカ《アオフウチョウ》

山崎 健一 YAMAZAKI Kenichi
1944年新潟県生まれ、2015年没。入院中の病室で方眼紙にコンパスや定規、ボールペンなどを使い、描き続けた作品が3,000点ほど残される。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

山崎健一《クレーンダンプ》

会場構成 dot architects
主 催 東京都、東京都渋谷公園通りギャラリー(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)
協 力 立川市、羽村市教育委員会
後 援 墨田区

音声ガイド(全会場・無料)
音声ガイドナビゲーター:森崎ウィン(俳優・アーティスト)
本展の音声ガイドナビゲーターは森崎 ウィンさん。
アール・ブリュット作家7名の作品に込められた“ストーリー”やその魅力を、森崎さんの語りでお楽しみいただけます
森崎 ウィン
俳優・アーティスト。ミャンマー出身、映画・ドラマ・舞台等で活躍。2018年ハリウッドデビュー。2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナーとしてメジャーデビュー。ミュージカルでも『SPY×FAMILY』(2023)などの話題作で主演。

アール・ブリュット(Art Brut)とは
 フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェによって提唱されたことばです。今日では、広く、専門的な美術の教育を受けていない人などによる、独自の発想や表現方法が注目されるアートを表します。

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