W'UP★4月25日~5月24日 グンジ 新作個展「road mirage(近くて遠い水)」 GALLERY ROOM・A(墨田区本所)

グンジ 新作個展「road mirage(近くて遠い水)」
会 期 2026年4月25日(土)~5月24日(日)
会 場 GALLERY ROOM・A(東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1)
開館時間 8:00~23:00
休館日 会期中無休
入館料 無料
ホームページ https://artsticker.app/events/124049
本展は、グンジにとって大学卒業後初の個展となり、これまでの制作の延長線上に位置づけられます。
グンジは、自身の内面にある「箱庭」をモチーフに、そこに登場する人物たちの関係性や会話の断片をスナップショットのように切り取り、絵画として表現してきました。都市の繁華街を原風景に、刹那的な人間模様や隣人愛といったテーマを描き出しています。
本展では、卒業制作でも描かれた“砂漠を思わせる幻想的な風景”を舞台に、東京を想起させるモチーフや遠い異国のイメージが点在する新作群を発表します。タイトルの「road mirage」は「逃げ水」に由来し、近づくほどに遠ざかる像のように、距離と知覚のずれを象徴するものです。
「近くて遠い水」という言葉には、自らの身体に流れる血や水分と、遠く離れた他者の身体に流れるそれとが重ね合わされています。触れることのできない距離を隔てながらも、どこかで感覚を共有しているかもしれない。そうした関係性が、作品の中で静かに立ち上がります。



ステートメント
本展「road mirage(近くて遠い水)」は、グンジの絵画において繰り返し現れる「箱庭的世界」を起点に、距離や身体感覚、他者との関係性がどのようにイメージとして立ち上がるのかを、作品を通して浮かび上がらせる個展です。
グンジはこれまで、自身の内面に立ち上がる「箱庭」を舞台に、そこに登場する人物たちの関係性や会話の断片を、スナップショットのように切り取ることで絵画化してきました。都市の繁華街を原風景に持つその視線は、賑わいの裏側にある孤独や距離感をすくい上げながらも、そこに確かに存在する人間同士の微かな接続――すなわち隣人愛のようなものへと向けられています。
本展において、その舞台はこれまでの都市空間から大きく拡張されます。作品群の基底には、砂漠という非日常的かつ抽象度の高い風景が据えられ、そこに東京を想起させる断片的なモチーフや、遠い異国を思わせるイメージが点在します。具体と抽象、現実と想像、ローカルとグローバルといった複数のレイヤーが、ひとつの場のなかで緩やかに重なり合っていきます。
タイトルにある「road mirage」は、「逃げ水」に由来する言葉です。地表の熱によって遠くに水があるかのように揺らめいて見えるその現象は、近づこうとするほどに遠ざかり、確かに見えているはずのものが決して触れられないという、知覚のずれを孕んでいます。本展における「水」もまた、物理的な存在としてではなく、距離と感覚を媒介する概念として扱われています。
ここで示される「近くて遠い水」とは、ひとつには自らの身体に流れる血液や水分といった、極めて内的で親密な存在であると同時に、もうひとつには遠く離れた他者の身体に流れる同質のもの、すなわち決して直接触れることのできない他者の生の感覚を指しています。それらは本来地続きのものでありながら、経験の中では切り離されています。この二重性が、グンジの描く人物たちのあいだに横たわる距離感や、共有されることのない時間の感覚と重なり合っています。
砂漠という舞台は、その隔たりを強調すると同時に、あらゆるものを等価に配置する場として機能します。都市の記憶も、異国のイメージも、個人的な内面も、同一の地平の上に浮かび上がり、観る者の視点によって自由に結び替えられていきます。そこでは「近い/遠い」という区分そのものが揺らぎ、むしろそれらが同時に立ち現れる状態が持続しています。
グンジの絵画において重要なのは、特定の物語や明確な関係性を提示することではありません。断片的に切り取られた場面や人物たちは、互いに緩やかに呼応しながらも、完全には接続されることなく画面上に佇みます。そのあり方は、都市における他者との距離感や、現代におけるコミュニケーションの在り方を想起させると同時に、遠く離れた存在同士がどこかで同じ感覚を共有しているのではないかという、曖昧でありながら切実な実感を浮かび上がらせます。
逃げ水のように捉えどころのない像を追いながら、グンジの描く世界は、私たちが他者とどのように繋がりうるのかという問いを、静かに、しかし確かに投げかけています。
グンジ Gunji
2000年 東京生まれ
[主な展覧会]
2024年 グループ展「INTRO2」代官山ヒルサイドテラス(東京代官山)
2024年 2人展「skin-deep」myheirloom(東京日本橋)
2024年 グループ展「1番美味しく食べるには」Marco gallery(大阪心斎橋)
2024年 グループ展「YADORU/宿る」有形文化財 鳳明館(東京本郷)
2023年 個展『私東京』vol.2 グンジ:burning paradise 上野下スタジオ(東京上野)
2023年 「ROOM206 Vol.2 グループ展~nine fish stories~」 8/CUBE1,2,3(東京渋谷)
2023年 グループ展「鴨塚骨(GAMO TSUKA BONE)」(RYOZAN PARK)(東京巣鴨)
2022年 2人展「ファンテイ サーファーズ」(gallery33south)(東京高円寺)
アーティストステートメント
自己の内面にある「箱庭」をモチーフに、その中で繰り広げられる登場人物達の掛け合いをスナップ写真的に切り取り絵画にしています。
幼少期から東京で育ち、様々な都市の繁華街がルーツであるグンジは、都会的な寂しさを原風景にその中にある人間らしさに焦点を当て、刹那的な人間模様や隣人愛をテーマに、制作しています。
Instagram(@_____gunji_____)
GALLERY ROOM・Aについて
アートストレージとホテルが融合した、新たな宿泊施設として知られる「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」。その1Fの「STORAGE 1」に2021年4月10日から新たにコマーシャルギャラリー『GALLERY ROOM・A』をオープンいたしました。
アートコミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」が企画・運営を行っています。ギャラリーは建物のエントランスに面した1Fスペースに位置し、宿泊者以外でも見ることができる開かれた場所として展開していきます。ギャラリーでの個展や作品販売だけではなく、ホテル客室での展示企画や、地域性を活かしたワ ークショップや宿泊プログラム、トークイベントなどを通じて、“アート”を多様な解釈の中で経験するための場所としていきます。
Instagram https://www.instagram.com/galleryrooma_artsticker/
| 住所 | 東京都墨田区本所2-16-5 KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1Fストレージ |
| TEL | |
| WEB | https://artsticker.app/share/events/detail/371 |
| 営業時間*1 | 8:00〜23:00 |
| 休み*2 | 展覧会中は無休 |
| ジャンル*3 | 現代美術、工芸 |
| アクセス*4 | 都営浅草線浅草駅より徒歩8分、本所吾妻橋駅より徒歩9分、都営大江戸線蔵前駅より徒歩9分 |
| 取扱作家 | |
| *1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります | |
「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」について

「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(以下、KAIKA 東京)」は、築55年(1966年築)の倉庫ビルを再生し、コンテンポラリーアートを公開保管しておくアートストレージ(収蔵庫)を併設したリノベーションホテルです。1階、地下1階の共用部に用意した計8区画のスペースを、アートギャラリーに「見せる収蔵庫」として利用してもらうことで、ゲストに日本の現代アートシーンを感じてもらうとともに、特別な空間体験を提供します。アートストレージ内の作品は入居するアートギャラリーの活動と連動しながら常に変化し、驚きや新しい発見のある空間となります。
アートストレージは、宿泊者以外の方もご利用いただけるバーラウンジ(全46席)や、地階にある天井高4.5mの宿泊者専用ラウンジなどに配置。広々とした共用空間で、ゲストは普段垣間見ることができないアートの“裏側”を感じながらお酒を楽しんだり、旅路の計画を立てたりとそれぞれの時間をお過ごしいただけます。施設内にはアーティストの作品集などを扱う物販コーナーや企画展スペースを設け、アートにまつわるイベントも実施予定。様々な角度からアートとゲストをつなぎます。
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(カイカ トウキョウ バイ ザ シェア ホテルズ)
URL https://www.thesharehotels.com/kaika/
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