W'UP! ★3月15日~4月13日 佐々木成美「As the Body」  LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)

W'UP! ★3月15日~4月13日 佐々木成美「As the Body」  LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)
Narumi Sasaki《untitled(無題)》1620mm x 1303mm, Oil on Canvas

2024年3月15日(金)~4月13日(土)
佐々木成美「As the Body」

 LOKO GALLERYでは、画家・佐々木成美による個展「As the Body」を開催いたします。同ギャラリーにおいて2021年以来、3回目となる本展は、身体とイメージの運動性に焦点を当て展開されます。

会 期 2024年3月15日(金)~4月13日(土)
時 間 11:00〜18:00
休廊日 日・月・祝
展覧会詳細 https://lokogallery.com/archives/exhibitions/as-the-body

Narumi Sasaki《Hand(手)》150mm x 250mm x 150mm, Ceramics
Narumi Sasaki《Hand(手)》150mm x 250mm x 150mm, Ceramics

佐々木成美個展に寄せて|志賀理江子
 自分の手よりも少し大きく
 非現実的なまでに黒く滴るよう
 美しく焼かれた手は指で小さな輪を作っていた
 「わたし、目が悪いんです、でもあまり眼鏡をかけなくって、それで指でこうやって望遠鏡みたいに輪して覗くんです、すると少しはっきりするから、それで駅の時刻表なんかを見たりして事済ませてます」
 そう彼女は言い
 「それでこの、指で輪っかをつくるこの仕草が気になって、この輪は、指をぱっと外すだけで魔法が解けたみたいに、ほら、円を解くことができる」
 そして、このことをとても気に入っている、と続けた
 彼女にとってあらゆる物事の関係性は開かれるべきもので
 その深度は色として現れる
 自らの表現によってその濃淡の間をいったりきたりすること
 そのグレデーション自体を描くことで創り出すこと
 そのために体を使うこと
 その先端に、感じやすい手が、指の先が、性の結び目のようにしてある
 彼女にとって「何を見るか」は「何を見出すか」と同義
 だから自ずと彼女の絵からは、ある形を帯びたものが立ち上がってくる
 見る人によってそれは、記憶の奥底に沈むものを呼ぶトリガーのように、フックのように働く
 絵はそこに留まることをしない
 ひとつをつなげるとふたつに、そこにもうひとつつなげればみっつに
 彼女はどこまでも見ようとする、過激なまでに
 これは私ひとりの世界
 けどあなたはここに入ってくることもできる
 出て行くこともできる
 「これは優しさではない、私はその言葉を警戒します」 志賀理江子

志賀理江子 Lieko Shiga
 写真家。愛知県生まれ。2008年より宮城県に移り住み、人間社会と自然の関わりや記憶、精神の根源などを題材にした作品制作を続けている。写真集『Lilly』(2007)『Canary』(2008)で、第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。近年の主な展覧会に「さばかれえぬ私へ」(2023、東京都現代美術館)、「SHÉHÉRAZADE LA NUIT」(2022、パレ·ド·トーキョー)、「志賀理江子 ヒューマン·スプリング」(2019、東京都写真美術館)、「志賀理江子 ブラインドデート」(2017、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)など。ロンドン芸術大学チェルシー·カレッジ·オブ·アート·アンド·デザイン ファインアート、ニューメディア専攻修了。

佐々木成美 Narumi Sasaki
1990 広島県出身
2014 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画 卒業
2016 ナント芸術大学 (フランス) 留学
2018 東京藝術大学 美術研究科 油画専攻 大学院 修了
主な個展
2024「As the Body」LOKO GALLERY(東京)
2023「鬱金香」Mizuho Oshiro Gallery(鹿児島)
2022 – 2023「Labyrinth of Memories」Colloquium(仙台)
2022「翅」TAKU SOMETANI GALLERY (東京)
2021「Story」flotsam books(東京)
2021「⚫」LOKO GALLERY(東京)
2019「・/♯ La la la la la la la la la la………. Do do do do do… Ah ah ah.. 」LOKO GALLERY(東京)
2014「wonder world 佐々木成美個展」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2014「佐々木成美 個展」東京都庁(東京)
主なグループ展
2023「A. C.|B.D.」HIGURE17-15cas(東京)
2022「On paper」TAKU SOMETANI GALLERY (東京)
2021「SLANGS」WHAT CAFE 寺田倉庫(東京)
2020「ドローイング展」LOKO GALLERY(東京)
2018「アートアワード丸の内2018」丸の内行幸地下ギャラリー(東京)
2018「藝大アンダーグラウンド」Echika Ikebukuro Gallery(東京)
2014「アートアワード丸の内2014」丸の内行幸地下ギャラリー(東京)
2014「東大宮ヤングアーティスト」東大宮コミュニティーセンター
2014「小林正人×大庭大介 研究室交流展」京都造形大学(京都)
2013「共感覚実験劇場」東京藝術大学美術館(東京)
主な受賞歴
2018「アートアワード丸の内2018」高橋明也賞
2018 メトロ文化財団賞
2013 トーキョーワンダーウォール賞、今村有策賞
2013「MEC Award」入選
2013 上野芸友賞
主なスカラシップ
2017 神山財団芸術プログラム
2017 広島スカラシップ
2017 ジャッソ学生交換留学支援機構

住所東京都渋谷区鶯谷町12-6
TEL03-6455-1376
WEBhttps://lokogallery.com/
営業時間*111:00 〜 19:00
休み*2日・月・祝日
ジャンル*3現代美術、アーティスト・イン・レジデンス
アクセス*4代官山駅 正面口より徒歩6分、渋谷駅より徒歩10分
取扱作家https://lokogallery.com/archives/artists
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)

※LOKO GALLERYでは、かねてよりコロナ禍において感染拡大防止に努めております。スタッフの検温、室内換気、消毒、密を避けることを徹底しております。皆さまには無理のない範囲でご高閲いただけましたら幸いです。
【コロナウイルス感染拡大防止に伴うお願いとご理解】
・国、都の要請や状況等により、展覧会日程は予告なく変更になる可能性がございます。
・発熱や咳等の症状があるお客様はご遠慮くださいませ。
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・ご来廊時、マスクの着用とアルコール消毒のご協力をお願い申し上げます。

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