W'UP! ★9月27日~10月8日 第31回 瑛九 展/10月18日~11月5日 ウォーホルの元祖オタク栗山豊のポスターと資料展 ときの忘れもの

W'UP! ★9月27日~10月8日 第31回 瑛九 展/10月18日~11月5日 ウォーホルの元祖オタク栗山豊のポスターと資料展 ときの忘れもの

 

2022年9月27日(火)~10月8日(土)
第31回瑛九 展

 明治以来、多くの画家たちが悪戦苦闘した油彩画ですが、瑛九こそがもっとも優れたカラーリスト(色彩画家)であると思います。
 24歳の青年・杉田秀夫は1936年1月、宮崎から上京し、持参した印画紙作品(フォト・デッサンと命名)を久保貞次郎、長谷川三郎、外山卯三郎らに認められ、瑛九としてデビューを飾ります。フォト・デッサンやコラージュを多数制作し、前衛画家として注目を集めました。また、版画制作に没頭した時期もあり、1951年から1958年までの僅か足掛け8年の間に銅版画350点制作。1956年からはリトグラフにも取り組み、158点を制作しました。
 油彩については、はじめは抽象表現を、そして「印象派からやり直す」として具象作品をつくり、戦後は再び抽象表現に取り組み、短い生涯にダイナミックな変遷を重ねました。そして最後に行き着いたのが点描で画面全体を埋め尽くす独自の抽象絵画でした。48歳の命を燃えつくすまで、油彩、水彩、吹き付け、フォト・デッサン、フォト・コラージュ、銅版、リトグラフなど、それぞれに独自の表現を求め、決して自分を模倣することはありませんでした。いつもそこには光り(最も美しい色彩)がありました。
 本展では、瑛九晩年の油彩点描画を中心に、銅版とリトグラフを多数ご覧いただきます。

瑛九《(作品)》1959年 キャンバスに油彩 45.0×52.5cm

瑛九《海辺の孤独》1957年 リトグラフ 50.7×37.7cm

瑛九 Q Ei(1911-1960)
 1911年宮崎生まれ。本名・杉田秀夫。15歳で『アトリヱ』『みづゑ』など美術雑誌に評論を執筆。1936年フォト・デッサン作品集『眠りの理由』を刊行。1937年自由美術家協会創立に参加。既成の画壇や公募団体を批判し、1951年デモクラート美術家協会を創立。靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家たちに大きな影響を与えた。1960年48歳で永逝。

会 期 2022年9月27日(火)~10月8日(土) 11:00~19:00 ※日・月・祝日休廊


アンディ・ウォーホル "KIKU1" 1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)50.0×66.0cm Ed.300 サインあり

2022年10月18日(火)~11月5日(土)
ウォーホルの元祖オタク栗山豊のポスターと資料展(仮称)

 ウォーホル・ウォッチャー栗山豊(1946-2001)は、60年代〜90年代にアンディ・ウォーホルに関する新聞、雑誌、広告、展覧会の半券、中には珍しいジャズ喫茶のマッチ箱まで幅広いメディアを網羅して情報を蒐集していました。本展では、亡くなる前に譲り受けていた膨大なウォーホルの栗山資料を中心に、現代版画センターが1983年にエディションしたウォーホルのシルクスクリーン〈KIKU〉〈LOVE〉シリーズ、大谷石地下空間ウォーホル展の写真(村井修撮影)や、ウォーホル展のポスターなどをご覧いただきます。当時メディアがウォーホルをどのように捉えていたのか、この機会に貴重な資料を是非ご覧ください。

栗山豊が蒐集した資料

アンディ・ウォーホル Andy WARHOL (1928-1987)
 8月6日アメリカ・ピッツバーグ生まれ。本名“Andrew Warhola”。49年カーネギー工科大学卒業。52年ニューヨーク・ヒューゴー画廊でドローイングによる初個展。56年友人と約6週間で世界一周旅行、日本にも立ち寄る。62年(ファクトリー)を設立。同年8月5日モンローの死に会い(マリリン)を制作。63年映画の制作を始める。68年ファクトリーで狙撃される。74年10月大丸の大個展のため来日。1987年2月22日、心臓発作で逝去。

栗山豊 KURIYAMA Yutaka (1946-2001)
 和歌山県田辺市に生まれる。1965年田辺高校卒業後、東京銀座で似顔絵を描きはじめる。1969年文化学院美術科卒業。1977年アメリカ大陸横断、アンディ・ウォーホルに会う。1977年壁画を描きはじめる(渋谷PARCO他)。1979年東京都知事候補・秋山祐徳太子のポスター作成掲示。1983年アンディ・ウォーホル展カタログ編集(現代版画センター、渋谷PARCO)。1989-1996年世界12都市を歴訪。2001年2月22日、ウォーホルの命日に逝去。

会 期 2022年10月18日(火)~11月5日(土) 11:00~19:00 ※日・月・祝日休廊休


ハ・ミョンウン "POP Flower color line" 2018年
ミクストメディア 56.0×55.0×5.0cm サインあり

2022年11月15日(火)~11月26日(土)
Tricolore 2022 ハ・ミョンウン・戸村茂樹・仁添まりな

 ときの忘れものが選んだ作家三人のグループ展を開催します。

 韓国の作家・ハ・ミョンウン(b.1980)は、誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを再解釈・再構築し、自らのスタイルに昇華させた作品を紹介します。

 盛岡在住の戸村茂樹(b.1951)は、風景描写の中に、現実には見えないが確実に存在しているものを、自然の時の移ろいや空気感に託して、一本一本丹念に線に刻み込んで描きます。

 沖縄在住の仁添まりな(b.1993)は「琉球絵画の花鳥楽園」を一貫したテーマとして扱っています。伝統的な吉祥の画題を、現代の琉球絵画で描く楽園として制作していくことで、伝統と革新を試みています。


戸村茂樹《道IV》2017年 エッチング
19.7×14.7cm/39.5×26.5cm Ed.24 サインあり

 


仁添まりな《泉》2018年 絹本着彩・パネル・絹
岩絵具・水干絵具・墨(1パネル)117.0×40.0×3.0cm サインあり


ハ・ミョンウン HA Myoung-eun (b.1980)
 韓国の若い世代を代表する女性アーティスト。20世紀のポップアートを用いて、さまざまな素材のオブジェへと再解釈して、独自の作品を作る。2011年ソンシン女子大学一般大学院西洋画科卒業。

戸村茂樹 TOMURA Shigeki (b.1951)
 八戸市生まれ。岩手大学特設美術科卒業。1984年から版画制作に専念する。89、91年にウッジ国際小版画展(ポーランド)で名誉メダル賞を受賞など海外においても多数の受賞を重ねる。ロシア、イギリス、ドイツ、アメリカなど海外での作品発表も多い。

仁添まりな NIZOE Marina (b.1993)
 沖縄県北谷町生まれ。2010 年、沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻(日本画コース)に入学。日本画を学びながら、学部3 年次から琉球絵画の研究を始める。2021年に同大学院博士課程を修了し、現在は沖縄県立芸術大学の非常勤講師として働きながら県内外で作家活動を行っている。

会 期 2022年11月15日(火)~11月26日(土) 11:00~19:00 ※日・月・祝日休廊

住所東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
TEL03-6902-9530
WEBhttp://tokinowasuremono.com/
営業時間*111:00 ~ 19:00
休み*2日、月、祝
ジャンル*3現代美術、近代美術、建築、版画、美術本
アクセス*4JR駒込駅南口から徒歩約10分
取扱作家http://tokinowasuremono.com/nv02-mainartist/index.html
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

ギャラリー ときの忘れもの

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