W'UP★10月5日~12月18日 SHOW-CASE PROJECT Extra-3 冨井大裕 像の条件/SHOW-CASE project No. 5 冨井大裕 像の単位 慶應義塾大学アート・センター(港区三田)

会場:clinic 写真:いしかわ みちこ ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
SHOW-CASE PROJECT Extra-3 冨井大裕 像の条件/SHOW-CASE project No. 5 冨井大裕 像の単位
会 期 2026年10月5日(月)~2026年12月18日(金)
開館時間 11:00~18:00
休館日 土日祝休館 ただし10月31日(土)、11月14日(土)は開館 11月2日(月)、11月16日(月)は休館
会 場 慶應義塾大学アート・センター(東京都港区三田2-15-45 三田キャンパス南別館1階アート・スペース)
入館料 無料
ホームページ http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/motohiro_tomii_2026-2/
SHOW-CASE project http://www.art-c.keio.ac.jp/research/research-projects/show-case-project/
SHOW-CASE project No.5 冨井大裕 像の単位 http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/show-case-project-no-5/
慶應義塾大学アート・センターでは、若い世代が学ぶ大学という場でこそ、現代という同時代を生きるアーティストたちの作品と出会い、多様な視点に触れる機会を作ることが重要と考え、現代美術展を実施しています。
2024年より新たな試みとして、既成品を用い独自の眼差しでその新たな側面を見出す作品で知られている美術家・冨井大裕と3年連続の展示プロジェクト「SHOW-CASE PROJECT Extra」を始動しました。SHOW-CASEは展示ケースを指すと同時に、「ケースを見せる」と捉えることもできます。ある対応や態度を見せること、ケースを示すということです。かつて、このような考え方で、一つの展示ケースを提案し、そこから様々なアプローチを引き出すプロジェクト「SHOW-CASE project」のプロトタイプを一緒に作ったのが冨井大裕でした。アート・センターの45㎡の展示室1室という展示空間もまた、ひとつのSHOW-CASEと捉えられるのではないか。あるいはさらに、展覧会という枠組み自体がSHOW-CASEとして機能していると捉えることもできるのかもしれません。そこで、本企画はいわば、ショーケースプロジェクトの番外編として「SHOW-CASE PROJECT Extra」と呼ばれることになりました。
- 「SHOW-CASE PROJECT Extra-1 冨井大裕 モノコトの姿」展示風景 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
- 「SHOW-CASE PROJECT Extra-1 冨井大裕 モノコトの姿」展示風景 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
- 冨井大裕《measure》2009 メジャー(参考作品) 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates e.
- 「SHOW-CASE PROJECT Extra-2 冨井大裕 接点の都合」展示風景 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
- 「SHOW-CASE PROJECT Extra-2 冨井大裕 接点の都合」展示風景 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
2024年から始まった3年にわたるこの「SHOW-CASE PROJECT Extra」の第1回は、「モノコトの姿」と題して、冨井らしい既成品を用いた作品と、石膏の造形が並置/対比されました。第2回「接点の都合」では、旧作も含めた定規を用いた作品を展示しました。「像の条件」と題された最終回はいかなる展開となるでしょうか。この3回の展示を通して、展示空間と作品の関係、展覧会という枠組みそのものを問いかけます。
展覧会は時間と場所が区切られている「出来事」です。通常は一期一会的に成り立つもので、それが展覧会の魅力でもあります。その「出来事」を3年の連続形で考えることによってどのような展開が可能なのか、小さな展示室から新しい「出来事」の挑戦を発信します。
また、今回は、Extraシリーズのもととなった展示ケースひとつの「SHOW-CASE project No. 5 像の単位」も併せて実施します。1個の展示ケース、1室の展示室にそれぞれ展開する展示は連携するのか対立するのか、その関係性にもご注目ください。
作家によるステートメント
人は目の前のものやこと、或いは脳裏に漠然と思い浮かんだものにも何かしらの像を投影しようとする。ぼやけていても像は像だ。先立つイメージがなくとも像は像としかいいようのないものとして出現する。これを「存在」などといって片付けてしまうのは勿体無い。とはいえ、ぼんやりとしたその中心に惑わされるくらいなら、像を像たらしめる条件をその周縁から探ってみたらどうだろう。像そのものを問題にするのではなく、像を出現させる仕組みに集中すること。そこに人がものをつくる意味が横たわっているような気がする。
冨井大裕
関連イベント
ワークショップ
日時 2026年10月24日(土)14:00より
講師 冨井大裕
SHOW-CASE project トーク
日時 2026年11月7日(土)14:00~16:00 ※休館日ですが、トーク終了後、展示室をご案内いたします。
登壇者 冨井大裕(美術家)、志村信裕(アーティスト)、河口龍夫(現代美術家)、有元利彦(インストーラー)、川村格夫(デザイナー)
トーク
日時 2026年11月14日(土)14:00~16:00
登壇者 冨井大裕、林卓行(東京藝術大学芸術学科教授)、梅津元(批評家/キュレーター)、渡部葉子(アート・センター教授/キュレーター)
※予定は予告なく変更されることがあります。
※詳細は展覧会ウェブサイトで順次公開いたします。
プロフィール
冨井大裕(とみい もとひろ)
1973年 新潟県生まれ
武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了
活動初期の石膏による小人型の作品を経て、スーパーボール、クリップ、鉛筆、ハンマーなど、多種多様な既製品を用いて立体作品を構築する作品スタイルへと移行
並べる、重ねる、束ねる、折り曲げるといったシンプルな手法によって、既製品を本来の意味や機能から解放し、彫刻の新たなあり方を探求し続けている
X(旧Twitter)にて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察する活動も行う
主な展覧会に「横浜トリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?」(横浜美術館/日本郵船海岸通倉庫、2011年)、「MOT アニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」(東京都現代美術館、2011年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋-日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、東京/韓国国立現代美術館、ソウル)、「Re construction 再構築」(練馬区立美術館、2020年)など
2023年には個展「みるための時間」(新潟市美術館)、「今日の彫刻」(栃木県立美術館)を開催
現在、武蔵野美術大学教授
個人ウェブサイト http://tomiimotohiro.com
登壇者プロフィール
林卓行(はやし たかゆき)
美術批評、作品論
近年の寄稿に「既製品、拾得物、日用品—〈レディメイド〉あるいは「できあがった彫刻」たち」(冨井・藤井・山本編『わからない彫刻:みる編』、武蔵野美術大学出版社、2024年)
翻訳にゴームリー+ゲイフォード『彫刻の歴史』(石崎尚との共訳、東京書籍、2021年)
梅津元(うめづ げん)
批評家/キュレーター
近年の企画:「〈うつること〉と〈見えること〉-映像表現をさぐる:60年代から現在へ」大阪市中央公会堂(ART OSAKA, 2025年)、「樋口朋之 DUB/stance」The White(2024年)
埼玉県立近代美術館学芸員(1991-2021年)として「ドナルド・ジャッド 1960-1991」(1999年)などを企画
同館の「NEW VISION SAITAMA Ⅲ」(2009年)に冨井大裕を選出
渡部葉子(わたなべ ようこ)
慶應義塾大学アート・センター 教授/キュレーター
近現代美術史
東京都美術館、東京都現代美術館学芸員を経て、現職
「東京ビエンナーレ'70」プロジェクトなど研究・アーカイヴ活動と展示やワークショップを結びつけた活動を展開
「Standing Point」シリーズなど現代美術展も企画
2014年冨井大裕を招きSHOW-CASE projectを発動
W'UP★10月15日~12月12日 秋季企画展 諭吉と熊楠─未完の二人─ 福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館(港区三田)
crossorigin="anonymous">









コメント