W'UP★6月27日~7月15日 TENNOZ ART WEEK 2024 束芋 新作映像インスタレーション「触れてなどいない」ほか 寺田倉庫 G3-6Fおよび周辺施設、天王洲アイル第三水辺広場(品川区東品川)

W'UP★6月27日~7月15日 TENNOZ ART WEEK 2024 束芋 新作映像インスタレーション「触れてなどいない」ほか 寺田倉庫 G3-6Fおよび周辺施設、天王洲アイル第三水辺広場(品川区東品川)

TENNOZ ART WEEK 2024
会 場 寺田倉庫 G3-6Fおよび周辺施設、天王洲アイル第三水辺広場
開催日 2024年6月27日(木)~7月15日(月・祝)
入場料 プログラムによって異なる。一部無料あり
公式サイト  https://taw.warehouseofart.org
主 催 寺田倉庫株式会社
協 力 一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会
後 援 品川区

 2回目となる今回は、海外からも大きな注目を集める現代アーティスト束芋氏と3人のインディペンデントアニメーション作家が倉庫空間で魅せる新作映像インスタレーション、ギャラリーコンプレックスでの日本酒などの提供、工芸展、伝統画材のワークショップなど、多様な日本文化の現在地を天王洲から世界へ発信します。
 また寺田倉庫株式会社は、昨年日本で初開催され好評を博した国際水準のアートフェア「Tokyo Gendai(東京現代)」にオフィシャルフェアパートナーとして参画し、両イベント開催期間中、Tokyo Gendaiを目的に訪日するアートコレクターへのプログラム提供や、横浜・天王洲間の相互誘客連携などを実施します。Tokyo Gendaiとアートシティ天王洲が連携することで、よりダイナミックに国内外のアートシーンを盛り上げ、国際的文化観光を促進してまいります。

展示会場マップ

プログラム一覧
1. 束芋 新作映像インスタレーション 「触れてなどいない」
2. WHAT MUSEUM 「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」ガイド付きツアーとナイトミュージアム
3. WHAT CAFE 美術工芸展 「Beautility: The Betweenness of Kogei」
4. PIGMENT TOKYO ワークショップ 「日本の伝統画材を使って花をえがく/純金とマラカイトで日本画制作」
5. TERRADA ART COMPLEX 「TAC GALLERY NIGHT(Cocktail Party)」
6. STREET MARKET 日本各地の食事や名産品が並ぶストリートマーケット

週末は天王洲の街の魅力を体験するコンテンツも
 会期中の週末には天王洲運河沿いのボードウォークにて、日本各地の食事や名産品を紹介する約20店舗が並ぶストリートマーケットも開催。天王洲の水辺景観や壁画、立体のパブリックアートなど、街の魅力を体験するコンテンツも提供します。

TENNOZ ART WEEK 2024 実施プログラム詳細

束芋 新作映像インスタレーション 「触れてなどいない」 

1.束芋 新作映像インスタレーション 「触れてなどいない」 
会 場
 寺田倉庫G3-6F(東京都品川区東品川2-6-10寺田倉庫G号)
日 時 7月5日(金)~7月15日(月・祝)
開演時間 全日 11:00~ / 13:00~ / 15:00~ / 17:00~ / 19:00~ (各回 約90分)
入 場 一般 2,000円、学生(高校生・大学生・専門学生) 1,500円、子ども(小中学生) 1,000円
チケット予約サイト https://artsticker.app/events/33365
※本チケットには、WHAT MUSEUM鑑賞券が含まれます
※事前予約制
※学生チケットをご購入された方は学生証の提示が必要です
※安全上の理由から小学生以上の方のみの入場可能、中学生以下の入場は保護者の同伴が必要となります
※7月6日(土)は11:00~ / 13:00~ / 15:00~のみ販売

 メインプログラムである本作は、手描きドローイングと日本の伝統的な木版画を思わせる色彩を用いたアニメーション・インスタレーションで知られ国内外で活躍する現代アーティスト束芋による新作です。2023 年に開催された「新千歳空港国際アニメーション映画祭」に審査員として参加した際、審査を通してアニメーションという世界の奥深さを再認識した束芋は、そこで出会った3人のインディペンデントアニメーション作家であるJosh Shaffner(アメリカ)、Lea Vidakovic(セルビア)、Stephen Vuillemin(フランス)とともに新たな試みとして本作を制作します。展示会場となる倉庫の一室には、束芋とのコラボレーションによって空間に解き放たれた3人の映像が展開され、鑑賞者は空間を移動しながら、アニメーションを通して開かれていくその先のifの世界を体験する回遊型インスタレーションです。

ステートメント
 束芋は、実空間とアニメーションが地続きになったような非日常的な空間を作りだし、普段は見過ごしてしまいがちな気配や手触り、記憶といった日常の深層へと見るものを誘い込んでいく表現をデビュー当初から一貫して重ねてきた。最新作となる本作では、束芋と共に3人のアニメーション作家が一つの作品を作り上げる新しい試みがなされる。これまでもアニメーションを自身の表現手法の中核に置いてきた束芋だが、新千歳空港国際アニメーション映画祭の審査にて、アニメーションという世界の深遠さに改めて触れ、そこで出会った3人の作家とともに制作をスタートした。

 会場となる寺田倉庫はアート保管を事業としており、その倉庫ビルの一室で行う本企画において、水や生物などといった存在は固く禁じられている。そこで束芋が最初に掲げたテーマは、そこに持ち込んではいけない存在を持ち込むこと。アニメーションを通してであれば、ifの世界が開かれ、その先には幻想とナラティブが生まれていく。普段はスクリーンの上に展開される魅力的な3人の映像は、束芋とのコラボレーションによって空間に解き放たれ、アートの文脈と結びつくことでアニメーションの魅力を多層的に表現した新たな体験型インスタレーションを作り出していく。

3人のアーティストを紹介するインタビュー動画を公開しております(提供:新千歳空港国際アニメーション映画祭 )
Josh Shaffner  https://youtu.be/zuVIvJ_sm7M
Lea Vidakovic  https://youtu.be/GZWhKUdCzjU
Stephen Vuillemin  https://youtu.be/b8Irf5eOSUk

参加アーティスト
束芋(たばいも)
 手描きドローイングと日本の伝統的な木版画を思わせる色彩を用いたアニメーション・インスタレーションで知られ、現代日本社会に潜む問題をシュールでシニカルに表現。2011年、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に日本代表として参加。2006年にイスラエルのバットシェバ・ダンス・カンパニーのオハッド・ナハリンとのコラボレーションを皮切りに、様々な舞台コラボレーションに取り組んでいる。2016年、映像芝居「錆からでた実」(東京芸術劇場 シアターイースト公演)を舞踊家の森下真樹と共同演出。この舞台作品は、2020年に米国4都市を巡回した。2022年サーカスアーティストヨルグ・ミュラーとのコラボレーション作品「もつれる水滴」日本4都市、フランス4都市を巡るツアーが行われた。2023年にはコペンハーゲンのKunstforeningen Gl Strandにて、大型インスタレーション作品5作品とドローイング、油絵を展示した大規模個展も開催。2024年10月にはギャラリー小柳での6年ぶりの個展も開催予定。

Josh Shaffner(ジョシュ・シャフナー)
 アメリカ生まれ。米国カリフォルニア州ロサンゼルスおよびモンタナ州ミズーラを拠点とする映画監督・ビジュアル・アーティスト。シャフナーの手がけたアニメーション作品は世界中の映画祭で上映されており、ペインティングやドローイングなどの平面作品はアメリカおよびオーストラリアの美術館やギャラリーで数多く展示されている。現在、カリフォルニア芸術大学で教鞭をとりながら、新作短編アニメーション映画を制作中である。2005年にモンタナ大学美術学士(ペインティング・ドローイング専攻)を、2015年にカリフォルニア芸術大学美術修士(実験アニメーション専攻)取得。

Lea Vidakovic(レア・ヴィダコヴィッチ)
 セルビア生まれ。マルチメディアアーティストとして、アニメーションを使ったインスタレーションや拡張メディア、伝統的なパペット・アニメーションの分野で活躍。多数の個展やグループ展を行うのみならず、200を超えるアニメーション映画祭で作品を披露するとともに、いくつもの賞を受賞している。また、アーティストインレジデンス、学術会議、アニメーション映画祭での作品選定や審査員も行う。2021年より、リスボンのルゾフォナ大学でパペット・アニメーション、フォトグラフィー、脚本制作などを教えている。

Stephen Vuillemin(ステファン・ヴィユマン
 フランス生まれ。アニメーション監督、漫画作家、イラストレーター。2011年に発表したウェブコミック「Lycéennes」は、アニメーション業界トップメディアであるCartoon Brew に「アニメーションGIFの新しい使い方」と称され、多くのメディアの注目を集めた。2016年から2022年にかけて制作した短編アニメーション映画「A Kind of Testament」は世界各国で25以上の賞を受賞。ヴィユマンは自身の作品に加えて、CHANEL、STONE ISLAND、The New York Times、GQ、Arteなど多様な企業クライアントに対する作品制作も行っている。ロンドン、台北を経て、現在はフランス・ジュラ地方と東京を拠点に活動。

2. WHAT MUSEUM 「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」ガイド付きツアーとナイトミュージアム
 WHAT MUSEUMでは、建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」を開催しています。本展では、現存する世界最古の木造建築「法隆寺五重塔」から、現在開発中の月面構造物まで100点以上の貴重な名建築の構造模型をご覧いただけます。また、建築家や設計事務所からお預かりした600点以上の建築模型を保管し、その一部を公開する「建築倉庫」も鑑賞いただけます。
 イベント期間中には、展覧会企画担当者による特別ガイドツアーと、営業時間を特別延長し展示をゆっくりとお楽しみいただけるナイトミュージアムを開催します。
企画担当者によるガイド付きWHAT MUSEUMツアー「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」(日英同時通訳あり)
会場 WHAT MUSEUM(東京都品川区東品川2-6-10)
日時 7月6日(土)10:00~11:00、7月13日(土)10:00~11:00
定員 各回16名
入場 一般 2,500円 (建築倉庫の入場料込)※事前予約制
ナイトミュージアム
日時 
7月6日(土) 11:00~21:00(最終入館20:00)
7月7日(日)、13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)11:00~20:00(最終入館19:00)
入場 通常料金
上記プログラムは公式チケットサイト( https://ticket-what.warehouseofart.org )よりご予約ください
展示の詳細は公式サイト( https://what.warehouseofart.org )をご確認ください

ナイトミュージアム風景

3.WHAT CAFE 美術工芸展「Beautility: The Betweenness of Kogei」
 アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」では、オープン以降初めて、若手アーティストを中心とした美術工芸展を実施いたします。本展タイトルの「Beautility」は、「Beauty(美)」+「Utility(実用)」からなる造語です。工芸の伝統的な素材や技法等をベースに現代性や新しい表現をかけあわせた作品を紹介することで、世界のアート市場に向け美術工芸の可能性と価値を再発見する機会を提供します。今回は、株式会社丹青社が提供するアートとしての工芸作品を取り扱う「B-OWND(ビーオウンド)」をコラボレーションパートナーに迎え、「間」「曖昧さ」(Betweenness of Kogei)に焦点を当てた作品を展示販売いたします。WHAT CAFEがピックアップする美術工芸の若手アーティストの作品を含め、合計約200作品との出会いをお楽しみください。
会場 WHAT CAFE(東京都品川区東品川2-1-11)
日時 6月27日(木)~7月7日(日)11:00~18:00
※7月6日(土)11:00~21:00、7月7日(日)11:00~20:00まで営業
入場無料
協力 株式会社丹青社
展示の詳細は公式サイト( https://cafe.warehouseofart.org/event/beautility/ )をご確認ください
※掲載写真はイメージであり、出展作品とは異なる可能性がございます。

作品画像

W'UP!★2月19日~3月4日 WHAT CAFE EXHIBITION vol.40:NIPPON ART NOW WHAT CAFE(品川区東品川)

4.PIGMENT TOKYO ワークショップ 「日本の伝統画材を使って花をえがく/純金とマラカイトで日本画制作」
 金泥と岩絵具を使って花の作品を制作いたします。日本では、職人たちの高い技術に支えられながら金属製の絵具や天然岩絵具を用いた数多くの美術作品が生まれました。そうした極東における多様な表現のうち、「金泥」と「たらし込み」の技法をご体験いただきます。いずれも難しいことはありません。墨、金、緑青それぞれの輝きを感じてください。(日英同時通訳あり)
会場 PIGMENT TOKYO(東京都品川区東品川2-5-5 TERRADA Harbor Oneビル1F)
会期
7月6日(土)11:30~13:30 / 16:00~18:00
7月7日(日)11:30~13:30 / 16:00~18:00
定員 各回10名
入場 9,900円  ※事前予約制・先着順
チケット予約 https://pigment.tokyo/collections/workshop?filter.p.m.custom.ws_date_filter=2024%E5%B9%B47%E6%9C%88&sort_by=created-descending

制作中のイメージ画像

 

5.TERRADA ART COMPLEX 「TAC GALLERY NIGHT(Cocktail Party)」
 TERRADA ART COMPLEXは日本を代表するアートギャラリーが集積した国内最大級のギャラリーコンプレックスです。TAC GALLERY NIGHTでは、17軒の入居ギャラリーが開館時間を20時まで特別延長し各展示をご覧いただけるほか、フロアごとに異なるテーマでセレクトした日本産のお酒もご用意しております。日本屈指のギャラリーによるアートシーンの今を、日本各地の多彩なお酒とともにお楽しみいただける特別な夜を提供します。
会場
TERRADA ART COMPLEX I(東京都品川区東品川1-33-10)
TERRADA ART COMPLEX II(東京都品川区東品川1-32-8)
日時 7月6日(土)17:00~20:00
入場 特別鑑賞チケット購入者および招待者のみ
※本プログラムは特別鑑賞チケット購入者および招待者のみ入場可能となります

カクテルパーティの様子

6.STREET MARKET
 日本各地の食事や名産品が一堂に会するストリートマーケットを開催します。運河沿いのボードウォーク上には約20店舗が並び、各地域の特色がある食や名産品を通じて、その土地の文化や魅力を再発見する機会を提供します。運河沿いの開放的な空間で、美味しくて楽しいひと時をお楽しみください。
会場 天王洲アイル第三水辺広場 ボードウォーク (東京都品川区東品川2-1-18)
開催日 
7月6日(土)11:00~21:00、7月7日(日)11:00~18:00、7月13日(土)11:00~20:00、
7月14日(日)11:00~20:00、7月15日(月・祝)11:00~18:00
入場無料
※7月13日~15日はキッチンカーのみとなります

ストリートマーケットのイメージ

特別鑑賞チケットを販売
 TENNOZ ART WEEKのアート鑑賞プログラムを余すことなく楽しめる特別鑑賞チケットを販売します。本チケットでは、束芋の新作映像インスタレーションへの入場と、WHAT MUSEUMへの入館、TAC GALLERY NIGHTへ入場がセットになっています。
販売価格 3,500円
購入サイト https://artsticker.page.link/TAW2024

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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