W'UP! ★7⽉6⽇~8⽉10⽇ 後藤 夢乃個展 「Frangere Magna Caelum」 Tokyo International Gallery(品川区東品川)

W'UP! ★7⽉6⽇~8⽉10⽇ 後藤 夢乃個展 「Frangere Magna Caelum」 Tokyo International Gallery(品川区東品川)

後藤 夢乃個展 「Frangere Magna Caelum」
会 場 Tokyo International Gallery(東京都品川区東品川 1-32-8 TERRADA ART COMPLEXⅡ 2F)
開催日 2024年7⽉6⽇(⼟)~8⽉10⽇(⼟)
営業時間 開館時間 開廊時間
休廊日 ⽇曜、⽉曜、祝⽇
入場料 無料
ホームページ https://tokyointernationalgallery.co.jp/

 後藤は、神話や伝承、タロットを元に作品制作を⾏い、⻑い歴史の中で虐げられてきた⼈々の悲しみを描いています。その悲しみを紡いでいくための制作を、後藤は「今よりも先に続く世界への橋渡し」と表し、苦しみ抗う⼥性たちへの救済の意を込めて制作し続けます。錬成された物質感のある後藤の作品は、隆起した絵の具がまるで現実世界へ迫り出しているようです。今回の展覧会では、Frangere Magna Caelum(偉⼤な空を砕く)と題し、これまで描いてきたヌードという象徴から⼥神や⺟といった⼤きな存在へ拡張し、隠すことや纏い直すことの意味を問いながら、神話へのリベンジとして再創造に挑みます。後藤が⽣み出す幻想世界との狭間をぜひご⾼覧ください。

アーティストステートメント
 ノミを⽚⼿に、絵画の美しいと思った箇所に傷をつけていく。
 絵に重ねた、⾚、茶、⿊、紫、翠、⻘⾊をした⾎が流れる。
 ⽪膚を捲った中にある不⾃然な⾎と⾁のうごめきが、はみ出た⾝体の表⾯に現れる。
 私たちの悲しさが、何⾊でどんな形をしているのかを
 汚すように治療するように描き、つけた傷から辿っていく。
 ⽳となって広がるその傷で、いつしか世界に裂け⽬を作れるのではないかと思った。
 世界に開いた裂け⽬は、太陽から流れる⾵の通り道のようだ。
 中世の芸術家たちが描いた処⼥受胎におけるマリアの上⾐の下に⼊り込んだ、
 天から降りる太陽の筒のような裂け⽬。
 ⾒張り塔からずっと今にも崩れそうな⾜場の周縁から、⼼地よく空を覗き込みながら逆さまになって、
 世界の裂け⽬に落ちていきたい。鳩が懐妊させに⾶びおりていくように。
  参考⽂献 エリッヒ・ノイマン=著、「無意識の⼥性の現象学 グレート・マザー」 28 項 ユング「⼼の構造」⼀節より

ポートレイト

後藤 夢乃 Yumeno Goto
1996年 東京都出⾝
2019年 ⼥⼦美術⼤学 洋画専攻卒業
2022年 東京藝術⼤学⼤学院美術研究科
修⼠課程油画専攻(第⼀研究室)修了
主な個展
2018 「Voyage」(THE SECRET MUSEUM)
2020 「Bacchus, Aradia, Moondances.」(Gallery Tagboat)
2022 「Nos sumus Luna, Vmbra luceat」(biscuit gallery)
2023 「Attiude of the Venus」 (Long Story Short NYC)
2024 「Recreate the hidden goddess(隠された⼥神を再演する)」 (銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM)
2024 「Between the Worlds」(F2T Gallery Millan)
主なグループ展
2019 「第 55 回神奈川県美術展」(神奈川県⺠ホール)
2022 「grid」(biscuit gallery)
2023 「鋳物のマブ」(Club 王族)
2023 「6 drawings」(biscuit gallery)、「grid3」(biscuit gallery)
2023 「Intersection」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM)
2024 「Lux」( Lurf MUSEUM )
主な受賞歴
2019 卒業制作 ⼥⼦美術⼤学美術館奨励賞、加藤成之記念賞、東京藝術⼤学 O ⽒記念賞、神⼭財団奨学⾦
2020 絵画の筑波賞 優秀賞、第 55 回神奈川県美術展 準⼤賞
2022 第 77 回東京藝術⼤学卒業・修了作品展 art の⼒賞 受賞

情報掲載について

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