W'UP★11月7日~11月30日 佐久間洋司キュレーション 巡回展『拡張される音楽』 ソーシャルイシューギャラリー&カフェ SIGNAL(港区虎ノ門)

W'UP★11月7日~11月30日 佐久間洋司キュレーション 巡回展『拡張される音楽』 ソーシャルイシューギャラリー&カフェ SIGNAL(港区虎ノ門)

佐久間洋司キュレーション 巡回展『拡張される音楽』
会 場 ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」()
会 期 2024年11月7日(木)~11月30日(土)
開館時間 10:00~18:00(最終日17:30まで)
休館日 日・月・祝日
公式サイト https://signing.co.jp/signal/
お問合せ 03‐6205‐8220

『拡張される音楽』(Aungmented Music)について
 もしアートが大衆と距離のある場所に留まるならば、私たちへの影響力を発揮する、社会における行動変容を誘発するというアートの原義的な価値を求めることはできないのだろうか。本企画展では、インターネットが牽引する時代における新しいアートの価値を、インターネットカルチャーの側から追求する。インターネット音楽の担い手たちが、心の在り処をテーマに、会場でしか体験できない一回性のある音楽をアートとして表現することで、アートをインターネットカルチャーにより拡張する試みである。 エンターテイメントからアートへ、インターネットから芸術祭へ、コンセプトとリサーチ、クラフトを重ね合わせることで音楽の影響力はアートまで拡張される。本企画展では、新しい時代のアートの価値を提示する。

第1期 11/7(木)~11/15(金)
展示作品 はるまきごはん『聴心』・sekai × x0o0x『境界』・フロクロ『流動回廊』

第2期 11/19(火)~11/30(土)
展示作品 たなか×椎乃味醂『多面体、鏡面』・sekai × x0o0x『境界』・たなか×椎乃味醂『多面体、鏡面』・フロクロ『流動回廊』

作品一覧
キュレーター 佐久間 洋司(NOUS)
アーティスト たなか × 椎乃味醂、はるまきごはん、フロクロ、sekai × x0o0x_

《聴心》
全体設計・制作・音楽:はるまきごはん
木枠・壁制作:宮元 和也(シミズオクト)、中村 将吾(シミズオクト)
制作進行:五月女正子

《境界》
コンセプト・作詞:sekai
作曲:x0o0x_
アートワーク:calla
映像・タイトルデザイン:柚璃遥
MIX・エンジニアリング:はるっと
制作協力:佐久間洋司

《流動回廊》
ディレクション:フロクロ
プログラミング:melonade

《多面体、鏡面》
作曲・ディレクション:椎乃味醂
作詞・歌唱:たなか
システム開発:ながい、なぽりたん、yuu(インフラサポート)
UI・ポスターデザイン:kohakuno
キャラクターデザイン:氵戔マ
リリックビデオ:Cube、柚璃遥、ぶるたるvap

本展示に寄せたコメント  佐久間洋司
 このソーシャルイシューギャラリーのように現代アートは文化として根付き始めています。しかしながら、大衆とくに大半の若者からするとまだまだ縁遠いものであることは否定できません。マーケットにおける経済的な価値やアカデミアにおける権威的な価値を待つことは、専門的なコミュニティを飛び出した大衆への影響力を失うことと裏表だと思います。このような時代に、人々を行動変容させる現代アートを生み出すことはできるのでしょうか?
 昨年に「Study:大阪関西国際芸術祭 vol.3」で開催された企画展『拡張される音楽』では、数十万人~百万人のファンを抱えるインターネット音楽の担い手たちが、その場でしか体験できない「一回性の音楽」をテーマにした現代アートを制作しました。大阪の商業施設(ルクア イーレ)での十日間の展示ながら、3000人以上の方にご来場いただきました。 インターネット音楽を取り巻くコミュニティや視聴環境の形成そのものを俯瞰した表現、生成AIや高度なプログラミングを活用した音楽などを展示したもので、東京開催を期待いただく声をたくさんいただいたことにより、巡回展としてSIGNALで開催させていただくことになりました。ご関係の皆様に心より感謝申し上げます。メディアとインターネットの強みを最大限に発揮したクリエイターたちが、現代における「一回性」を復興する様をぜひお楽しみください。

佐久間洋司
 1996年東京都生まれ。アバターやエージェントを用いた新しいコミュニケーションの研究に取り組む。2025年大阪・関西万博では大阪パビリオンのディレクターを務め、「未来のバーチャルビーイング」の展示を統括する。2021年には国家プロジェクトのひとつであるムーンショット型研究開発事業の調査研究でチームリーダーを務めた。2022年には日本オープンイノベーション大賞文部科学大臣賞を受賞。日本SF作家クラブ会員他。Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023に選出。

本展示に寄せたコメント  プランナー 牧之段直也
 10~20代の若者をこれからの未来に一般化する世代、つまり「未来世代」だと捉えたとき、リアルとデジタルとの向き合い方はこれから大きく変わっていきそうです。例えば、自分たちの位置情報をシェアするようになったり、アイデンティティをデジタル上で使い分けたり、AIを友だちのように捉えて創作活動をしたり。そして、彼らは他の世代と比べて、最も生活にアートを取り入れ、デジタルで実践したいと考えています。 そう考えると、インターネット上のアート体験が最もリアルの行動やアイデンティティに影響を及ぼすという未来も生まれうるかもしれません。今、日本においてデジタルとリアルが溶け合うことに対する賛否は完全に二極化。日本がリアルとデジタルとのちょうどいい向き合い方を探る過渡期を迎える中、あなたはどのようにデジタルに向き合いたいと感じるのか、展示を通して体感していただけると嬉しいです。

牧之段直也 Naoya Makinodan
 1997年生まれ。2020年に博報堂入社。商品開発から未来洞察まで経験し、2023年よりSocial Business Studio「SIGNING」に参画。未来世代に向けたグローバルアジェンダの普及に取り組み、バーチャルとリアルが溶けた未来や、ネイチャーポジティブとヒューマンポジティブが実現した未来社会を調査研究。2025年大阪・関西万博では「地球の未来と生物多様性」におけるプログラムを手がける。

グッズ販売・オープニングイベントについて
 本企画展では、展示内容に沿ったグッズ販売や、オンライントークイベントを予定しています。内容の詳細は、後日HP/SNSにてアップいたします。
SIGNAL 公式サイト https://signing.co.jp/signal/
SIGNAL 公式Instagram https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/

クレジット
企画・制作・キュレーション 佐久間洋司(NOUS)
リサーチ 牧之段直也(SIGNING)
プロデュース 高橋比香理(YOMIKO)、北村久美子(Aoi Pro.)
進行 吉田薫(CINRA)、ヴィンセント一朔(SIGNING)
デザイン 小林喜佐斗(MATO)
グッズ制作 フェリシモ
監修 亀山淳史郎、菅井朋香(SIGNING)

SIGNALについて
 ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、来場者が情報のインプットとアウトプットの両方を担うところが特徴です。アート展示を鑑賞し、顕在化していない社会課題と向き合う機会提供だけにとどまりません。社会課題を表現したアートを鑑賞することで湧き上がる来場者の想いがアンケートによりアウトプットされ、そのアウトプットの集合体を当社が様々な角度で”兆し”として取り扱い、社会課題解決のアイディアに昇華させていく、という仕組みです。アンケートで得た定量データをもとに、社会課題に関するレポートや対話型のイベント、企業・団体・大学との共同プロジェクトも実施予定です。リアルな実地調査による取り組みを通じ、未発見の社会の課題や兆しの発見を目指し、大小隔たりのない社会課題解決に邁進してまいります。

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