W'UP! ★3月8日~5月18日 戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見 東京都庭園美術館(港区白金台)

戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見
Back to Modern - Graphic Design from West Germany
会 期 2025年3月8日(土)~5月18日(日)
会 場 東京都庭園美術館(本館+新館)
開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※3月21日(金)、22日(土)、28日(金)、29日(土)は夜間開館のため20:00まで
休館日 毎週月曜日
※ただし5月5日(月)は開館、5月7日(水)は休館
※会期中無休
入場料 ※オンラインによる日時指定制を導入しています。 https://www.e-tix.jp/teien-art-museum/
一般 1,400円(1,120円)大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円(890円) 中・高校生 700円(560円) 65歳以上 700円(560円)
※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
※ 小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料
※ 教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
※ 第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
※ 4月23日・30日(フラットデー)は、無料・割引対象者以外は要予約
※ Welcome Youth 2025 3月8日(土)~4月6日(日)18歳以下(2006年4月2日以降生まれ)は無料。
※ 3月1日(土)~3月7日(金)は庭園のみ無料
ホームページ https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/250308-0518_backtomodern/
お問合せ 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
本展は、デュッセルドルフ在住のグラフィックデザイナーであるイェンス・ミュラー氏とカタリーナ・ズセック氏によって収集された「A5コレクション デュッセルドルフ」が所有する戦後西ドイツのグラフィックデザイン資料の中から、幾何学的抽象、イラストレーション、写真、タイポグラフィの観点から選ばれたポスターを中心に、冊子や雑誌など多彩な作品を展示します。バウハウスやウルム造形大学が提唱したデザイン教育を基盤としたモダニズムを継承しながらも、戦後の新しい時代の表現を追求した西ドイツにおけるグラフィックデザインの世界をお楽しみください。
- ハンス・ヒルマン《キール ウィーク 1964》 1964年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵 © Marlies Rosa-Hillmann
- ハンス・ヒルマン《映画「七人の侍」》1962年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵 © Marlies Rosa-Hillmann
- ミヒャエル・エンゲルマン 《T2》 1963年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵 © Echo Engelmann
- ヴォルフガング・シュミット 《映画「悪ふざけ」》 1963年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵
- セレスティーノ・ピアッティ《dtv》1965年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵© Celestino Piatti – The Visual Heritage, Switzerland
- ハンス・ヒルマン《映画「ウィークエンド」》1969年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵 © Marlies Rosa-Hillmann
- ヴォルフガング・シュミット 《展覧会「バウハウス 思想 /形 / 目的 / 時間」》 1964年 ポスター A5コレクション デュッセルドルフ蔵
- ハインツ・シュヴァーベ《雑誌『Gebrauchsgraphik(商業美術)』1953年11月号》1953年 A5コレクション デュッセルドルフ蔵 © Nachlass Heinz Schwabe/FH Dortmund/Bettina Schwabe
- ヴィリー・フレクハウス 《雑誌『twen』1959 年10 月号》 1959年 A5コレクション デュッセルドルフ蔵
見どころ
日本初公開のコレクション
本展で紹介されるのは、「A5コレクション デュッセルドルフ」から選ばれた珠玉の作品群。日本では初公開のコレクションとなります。デュッセルドルフ在住のグラフィックデザイナーであるイェンス・ミュラー氏とカタリーナ・ズセック氏によって収集された本コレクションは、主に戦後西ドイツのグラフィックデザインからなり、1,000点以上のポスターや、10,000点を超えるその他資料類によって構成されています。所蔵作品数は現在もなお増え続けており、戦後西ドイツのグラフィックデザインを総覧できる充実したコレクションとなっています。
本展では、この「A5コレクション デュッセルドルフ」から、約125点のポスターをはじめ、多数の資料類が展示されます。
戦後西ドイツのグラフィックデザイン
第二次世界大戦前にバウハウスが提示したモダンデザインの思想と教育は、戦後、西ドイツの都市であったウルムに設立されたウルム造形大学に受け継がれました。当時の西洋諸国の大半において、スイス・スタイル(国際タイポグラフィ様式)やアメリカのデザインなどが流行しもてはやされるなか、西ドイツではモダニズムを受け継ぎつつも、デザインと科学・哲学・社会思想などとの接点を探る、デザイン理論と実践を発展させていきました。こうして生み出された西ドイツのグラフィックには、戦禍による傷跡の残る同地においても、新たな時代を切り拓くべく、前進する歩みを止めずに発信し続けた、デザイナーたちのエネルギーと情熱がこめられています。
デザインの構成要素で辿る、西ドイツのグラフィック
本展では「幾何学的抽象」、「イラストレーション」、「写真」、「タイポグラフィ」の4つのカテゴリーに出品作品をわけ、戦後西ドイツのグラフィックデザインの魅力に迫ります。中には、手書きのタイポグラフィをつかった作品など、カテゴリーを横断したものとしてみることのできる作品もあり、デザイナーたちによる斬新なアイディアや創意工夫、実験的試みを楽しみながらご覧いただけます。ハンス・ヒルマン、オトル・アイヒャー、ハインツ・エーデルマン、ドロテーア・フィシャー=ノスビッシュおよびフリッツ・フィシャーなど西ドイツで活動したデザイナーたちが生み出したクリエイションの魅力をご堪能ください。
イェンス・ミュラー&カタリーナ・ズセック(vista)
A5コレクションは、ドイツのデュッセルドルフを拠点にグラフィックデザイナーで教育者でもあるイェンス・ミュラーによる出版事業と密接に関連している。ドイツのグラフィックデザインに関する書籍に加え、『ロゴ・モダニズム(Logo Modernism)』や『ドイツグラフィックデザインの開拓者たち(Pioneers of German Graphic Design)』、『グラフィックデザインの歴史(The History of Graphic Design)』などの書籍も出版。ドイツのグラフィックデザインに関するコレクションは、新しい出版プロジェクトのたびに拡大し、同時にこの収集から新たな出版プロジェクトが生まれてもいる。ドイツのグラフィックデザインの多面的な歴史に加え、ロゴデザインやコーポレイトデザインの国際的な進化も主な関心事となっている。デザイン史の文献を、原本や実物といった一次資料と組み合わせることで、グラフィックデザイン史の研究における新たな知見を生み出している。
関連イベント
講演会
①「映画から見る戦後ドイツのポスターグラフィック」
講師 岡田秀則(国立映画アーカイブ 主任研究員)
日時 2025年4月20日(日) 14:00~15:15
場所 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
参加費 無料 ※当日有効の展覧会チケットが必要
定員 80名(事前申込制・先着順)
②「ドイツのポスター:ザッハプラカート(Sachplakat)を中心に(仮)」
講師 池田祐子(三菱一号館美術館 館長)
日時 2025年5月10日(土) 14:00~15:30
場所 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
参加費 無料 ※当日有効の展覧会チケットが必要
定員 80名(事前申込制・先着順)
コンサート
③「ドイツの夜明け」
ヴァイオリン 水島愛子(元バイエルン放送交響楽団ヴァイオリン奏者)
チェンバロ 平沢匡朗(洗足学園音楽大学、愛知県立芸術大学講師)
バッハなどによるクラシック音楽から現代音楽まで、様々な曲をとおして皆様をドイツ音楽の世界へいざないます。
日時 2025年3月30日(日) 14:00~15:30
場所 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
参加費 無料 ※当日有効の展覧会チケットが必要
定員 80名(事前申込制・先着順)
ワークショップ
④「かさねて!くみあわせて!ポスターづくり」
様々なかたちの色紙や文字をつかって、オリジナルのポスターをつくりましょう!
日時 2025年4月12日(土) 10:00~16:00(最終受付15:00)
※開催時間中、いつでも参加可能
場所 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
参加費 無料 ※当日有効の展覧会チケットが必要
対象年齢 どなたでも
※事前申し込みの必要はありません ※材料がなくなり次第、終了します
主 催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
協 力 A5コレクション デュッセルドルフ
後 援 ドイツ連邦共和国大使館、ゲーテ・インスティトゥート
東京都庭園美術館(港区白金台)
住所 | 東京都港区白金台5-21-9 |
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
WEB | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
開館時間 | 10:00 ~ 18:00 (入館は17:30まで)3月21日、22日、28日、29日は夜間開館のために20:00まで開館 |
休み*2 | 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始、5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館 |
ジャンル*3 | 絵画、近代美術、建築、デザイン、工芸、庭園 |
入場料*4 | 展覧会観覧料 展覧会によって異なります。詳細は展覧会ページをご覧ください。 庭園入場料 一般200円(160円)、大学生(専修・各種専門学校含む)160円(120円)、中・高校生・65歳以上100円(80円)( )内は20名以上の団体料金。 小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料。 |
アクセス*5 | 【目黒駅】JR山手線 東口/東急目黒線 正面口より徒歩7分 【白金台駅】都営三田線・東京メトロ南北線 1番出口より徒歩6分 ※エレベーターご利用の場合は2番出口より徒歩8分 |
収蔵品 | https://www.teien-art-museum.ne.jp/collection/ |
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *5 表示時間はあくまでも目安です |
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