W’UP!★ 5月12日〜8月4日 梅津庸一 エキシビション メーカー ワタリウム美術館(渋谷区神宮前)

W’UP!★ 5月12日〜8月4日 梅津庸一 エキシビション メーカー ワタリウム美術館(渋谷区神宮前)

梅津庸一 エキシビション メーカー
会 場 ワタリウム美術館(東京都渋谷区神宮前3-7-6)
開催日 2024年5月12日(日)〜8月4日(日)
開館時間 11:00〜19:00
休館日 月曜日(7/15は開館) 
入場料 大人 1,500円 / 大人ペア 2,600円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで) 1,300円、小・中学生 500円 
※会期中、ご本人は何度でも展覧会へ入場できるパスポート制チケット。再入場の際、ご本人であることを証明するものをご提示下さい。
ホームページ http://www.watarium.co.jp
お問合せ 03-3402-3001
主 催 ワタリウム美術館
協 力 Kawara Printmaking Laboratory, Inc. / Kanda & Oliveira / SCAI THE BATHHOUSE / CASHI / 麻田弦 / 安藤裕美

梅津庸一   夢の転写 2024
梅津庸一 夢の転写 2024
会場風景
会場風景 撮影:後藤秀二

展覧会をつくる
 日々、おびただしい数の展覧会が開催され続けている。即時性と話題性が常に求められ、みな自らの「独自性」を主張し差異化を図ることに必死だ。しかし、残念ながらその多くの営みは既存のインフラの上で平準化されたコンテンツとして消費され忘れ去られていく。そんなサイクルが固定化しつつある。無論、美術家である僕もその渦中でもがき続けてきた。身もふたもない話で恐縮だが、この悪循環から脱するためには「作品をつくる」あるいは「展覧会をつくる」とは何か?そんな素朴で単純すぎるかもしれない問いから再出発するほかないのではないか。
 本展はワタリウム美術館の前身であるギャルリー・ワタリ時代の「知られざるコレクション」を軸とした展覧会だ。ワタリウム美術館にはいつも制度化される以前のアートの気配が漂っている。それは「未然のアート」と言い換えることもできるだろう。ところで、展覧会を企画することを「キュレーション」と呼ぶようになって久しい。けれども、昨今の「キュレーション」の流行により展覧会づくりの方法や落とし所はあらかじめ規定・拘束されるようになった。そこで、本展ではアーティストキュレーターとして振る舞うのではなく「エキシビションメーカー」の精神に立ち返りたいと思う。いま一度、美術のいち観客でもある自分が見たいと思える展覧会と出会い直したい。作品同士が、そしてなによりも「あなた」とこの展覧会が良い出会いとなれば嬉しい。
 梅津庸一

所蔵作家
金子光晴+中林忠良、猪熊弦一郎、瀧口修造、ハンス・エルニー、堀内正和、古沢岩美、桂ゆき、篠田桃紅、駒井哲郎、吉田穂高、丹阿弥丹波子、パウル・ヴンダーリッヒ、オットー・ピーネ、ホルスト・ヤンセン、靉嘔、R.B.キタイ、佐野ぬい、宇野亞喜良、中西夏之、ロルフ・エッシャー、山野辺義雄、アリギエロ・ボエッティ、櫃田伸也、井田照一、アカイ・フジオ、萩原朔美、安東菜々、浜村博司、河嶋淳司
ゲスト作家
高松ヨク、梅沢和雄、梅沢和木、麻田浩、辻元子、佃弘樹、冨谷悦子、鈴木貴子、星川あさこ、佐藤英里子、山﨑結以、息継ぎ、土屋信子、梅津庸一

梅津庸一
 1982年山形県生まれ。美術家・パープルーム主宰。主な個展に「未遂の花粉(」愛知県美術館、2017年)、「梅津庸一展|ポリネーター」(ワタリウム美術館、2021-22年)、「梅津庸一 クリスタルパレス」(国立国際美術館、2024年)など。主なグループ展に「恋せよ乙女! パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、2017年)、ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?ーー国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ(国立西洋美術館、2024年)など。主な展覧会企画に「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」(三越コンテンポラリーギャラリー、2020年)など。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー、2015年)、『梅津庸一|ポリネーター(』美術出版社、2023年)。『美術手帖』2020年12月号の特集「絵画の見かた」を監修。

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

コメント

*
*
* (公開されません)