W'UP!★5月18日~6月5日 楊博(Yang Bo)「Zamio versus Souvenir-man and the Defending Champion, part 124」 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY(中央区銀座)

W'UP!★5月18日~6月5日 楊博(Yang Bo)「Zamio versus Souvenir-man and the Defending Champion, part 124」 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY(中央区銀座)
「Rearview (watering)」2024 oil on canvas
 
楊博(Yang Bo)「Zamio versus Souvenir-man and the Defending Champion, part 124」
会 期 2024年5月18日(土)~6月5日(水)
時 間 11:00~19:00 ※最終日は18:00までとなります。
※初日5月18日(土)18:30〜20:00 オープンレセプション
定休日 月曜日
会 場 FOAM CONTEMPORARY
入 場 無料
協 力 Yutaka Kikutake Gallery
主 催 銀座 蔦屋書店
特集ページ https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/39737-1553280401.html

 楊博(Yang Bo)は、1991年中国湖北省生まれ、2019年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了しました。現在は東京を拠点に、ポップカルチャーの受容とその消費活動をテーマに作品制作を続けています。ロックミュージックを中心とした音楽から引用した言葉やイメージと、自身を取り巻く日常的なシーンを混合させながら独自の世界観を生み出しています。
本展では、モチーフとする対象を音楽だけでなく身の回りの出来事や事物にまで広げ、自身の生活を元にした風景画を中心に展示します。展覧会タイトルは、イギリスのロックバンドThe Kinksの1970年のアルバム「Lola Versus Powerman and The Moneygoround, Part One」をもじり、出展作品のモチーフでもある「Zamio」、「Souvenir-man」、「the Defending Champion」をつなげたものです。一見すると関連性のない3つのモチーフは、それぞれが楊の生活体験と記憶に基づいており、時間や距離、私的な体験を横断し表現します。

「Ready for revenge」2024 oil on canvas
「Ready for revenge」2024 oil on canvas

アーティストステートメント
(noteより引用)
Zamio:昨年引っ越しをしました。新居では観葉植物を増やすことにしたので、始めのうちはそれとの付き合い方が分からずに四苦八苦していました。少しでも情報を得ようと、ネット上の知恵袋のようなところで、同じような悩み相談を探してみると、それに対する返事は説教口調の長文であったりするので、読んでいるととてもバツが悪くなってしまうこともありました。それでも今年の梅雨前あたりになったら、脳内で何度もシミュレーションしたやり方を実践して、鉢変えだけでもやってみることを決意しました。

Souvenir-man:最近あまり遠出をしていませんが、旅先の観光名所の小屋で売ってる小さい子狙いのキーホルダーには、どれも決まって龍の模様が入っていたことが思い出されます。同時に、僕も小学生の時に関羽の青龍偃月刀の、小さいのを買ってもらえた時のことがフラッシュバックしました。

the Defending Champion:原付バイクのバックミラーの小さな窓の中には、次々と新しい風景が映ります。時々、ハンドル横に後付けした1000円カシオを見ると、ミラーの中にあるものはいつだって過去のものなんだと思ったりします。もし乗りながらでも真横を視るくらいのテクニックがあるなら、先の風景との、その切り替わりや重なり合い、歪んだ先の次元の穴まで見つけることができます。けれど僕が未だにそれができずにいる理由は、勇気かコスパか、そのどちらなんだろうと考えているうちに、待ちの長い西武線の踏切にいつも捕まります。

 Zamioと、Souvenir-manと、the Defending Championの関係性は、言うなれば三つ巴の戦いです。それこそ愛憎も陰謀も真の敵のようなものも織り込まれています。けれどそれが演じられていたとしても、まだ生活は平穏なままで、気にならない程度の焦りがなんとなく意識に引っかかるくらいなのです。身の振り方一つで、そもそも溜飲が上がってこないようにすることもできます。暗いようなお話ではありません。20世紀になってから数えて124回目で、その都度雨を降らせてしまえばいいくらいのものです。

楊博(Yang Bo)
 1991年中国湖北省生まれ。2001年に宮城県に移住。現在は東京都を拠点に活動。主に映画や音楽に代表されるポップカルチャーとその受容に関わる距離感をテーマに作品を制作。実際にはとても遠くに存在する人物や出来事にも関わらず、心理的には極めて親密なものとして迫りくるそれらの肖像と、自身の生活風景を織り交ぜた独特の作品世界を構築している。
近年の個展に「Serious Moonlight」(Galerie Supermarkt、東京、2022年)、「(Remember Mama Said) You Can’t Hurry Love」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2022年)、「no tears」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2021年)、「Fly me to the moon sequence 2: Three MC’s and One DJ」(Yutaka Kikutake Gallery、2021 年)、「Heart of glass」(CAPSULE、東京、2018年)など。主なグループ展に「Between」(※リー・マキシーとの二人展 Yutaka Kikutake Gallery、2023年)、「centre project」(杭とトンガリ、東京、2023年)、「P.O.N.D. 2022 ~IN DOUBT/見えていないものを、考える。~」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2022年)、「working / editing 制作と編集」(アキバタマビ、東京、2020年)、「The Course of true love never did run smooth」(EUKARYOTE、東京、2019年)など。

FOAM CONTEMPORARY
 柔軟な企画内容をイメージする<液体(LIQUID)>と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間<個体(SOLID)>を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、日本のアートシーンを多角的に映し出す表現空間。
 ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩しています。それは、日々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの自由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表しています。
時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注目すべき様々なアーティストを紹介していきます。
Instagram https://www.instagram.com/foamcontemporary/

W'UP! ★5月18日~6月5日 中西伶「表層の季節」 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(中央区銀座)

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W'UP! ★5月11日~5月31日 堀江栞個展「仮定法のない現在」 銀座 蔦屋書店アートウォールギャラリー(中央区銀座)

W'UP! ★4月5日~2025年夏(予定) GINZA SIX DOKI DOKI 2024 GINZA SIX(中央区銀座)

住所東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
TEL03-3575ー7755
WEBhttps://store.tsite.jp/ginza/
営業時間*110:30~20:30
休み*2不定休
ジャンル*3現代美術、デザイン、工芸、絵画
アクセス*4銀座駅A3出口より徒歩2分、東銀座駅A1出口より徒歩3分、JR有楽町駅・新橋駅より徒歩約10分
取扱作家 

*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

銀座 蔦屋書店 ATRIUM、アートウォール、THE CLUB、FOAM CONTEMPORARY(銀座)

 

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