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W'UP★1月17日~2月21日 風能奈々「私はそこに行ける。あなたも」 小山登美夫ギャラリー京橋(中央区京橋)

W'UP★1月17日~2月21日 風能奈々「私はそこに行ける。あなたも」 小山登美夫ギャラリー京橋(中央区京橋)
月の満ち欠け The Phases of the Moon 2025
acrylic on panel 130.2 x 130.2 cm ©︎Nana Funo
 

風能奈々「私はそこに行ける。あなたも」
会 期 2026年1月17日(土)~2月21日(土)
会 場 小山登美夫ギャラリー京橋(東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F)
開館時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日
※展示替え期間中は休廊。
入館料 無料
ホームページ https://www.tomiokoyamagallery.com/
オープニングレセプション
2026年1月17日(土) 17:00~19:00
作家も在廊予定です。

 風能は自らの生活での体験や感覚、感情を、時空を超えた新たな世界に昇華させるように緻密に大胆に作品に展開します。
 風能作品の大きな特徴として、最初に描いた画面を絵の具の層で塗りつぶし、その上から新たなモチーフを描く点があります。隠れた異層同士が繊細に関係しあって雅やかな複雑さを生み出しており、自身「画面の中には、ずっと昔にあったこと、今はもうほとんどの人が覚えていないような事をそのまま閉じ込め、それらを血肉として、新たな物語が立ち上がるイメージ」であると述べています。
 それは、過去の記憶や時、ストーリーが重なり合い現在がある世の中の成り立ちそのままのようであり、この過程により画面には「浮いているのでもない、重なっているのでもない、奥行きという表現では捉えきれない空間的な複雑さ」(長屋光枝「現代美術の展望 VOCA展 2009」カタログ)が立ち上がってきます。
そのマチエールはまるで磁器や彫金のような光沢や、刺繍や織物に似た重層感がありますが、それがアクリル絵具の繊細な筆致のみで生み出されていることに見るものは驚きを感じるでしょう。

作品 魚の種、果物の骨、時間が経つと忘れてしまう  
魚の種、果物の骨、時間が経つと忘れてしまう Fish Seed, Fruit Bones, and Things I Forget as Time Passes 2025 acrylic on panel 130.2 x 130.2 cm ©︎Nana Funo
きれいなドアを見つける Finding a Beautiful Door 2025
きれいなドアを見つける Finding a Beautiful Door 2025 acrylic on panel 26.0 x 34.0 cm (a set of 2 pieces) ©︎Nana Funo
作品画像
月を食べる Eating the Moon 2025 acrylic on panel 162.0 x112.0 cm ©︎Nana Funo

本展および新作に関して
 今回の作品制作に際し、風能は「異なる時間を包む」ことへの興味を述べています。
 新作「月の満ち欠け」にあるような、最近作品に登場するいくつかの丸。無意識に描いていたけれど、もしかしたらこれは月なのかもしれないという気づき。そこからは意識的にあちこち移動して光る月を、「異なる時間軸を包む」ように同じ画面に繰り返し描いています。
 「魚の種、果物の骨、時間が経つと忘れてしまう 」は、自身の息子の言い間違いからつけられています。幼い子のその時々の成長と大切な記憶。愛しく切ない日々をまるごと残しておきたいという作家の想いが表れています。
 どちらの作品にも似た木が描かれていますが、これらは家の近所にあった松やヤドリギの可愛い丸などにインスピレーションを得つつ、下書きせず、実際にも見ずに描いたほとんど「概念の木々」です。
「松を1度描いてみたらなんとも面白く、なぜ昔から繰り返し描かれてきたのかわかった気がする」と述べ、はるか昔からあるその木の横を息子と歩き、手を繋いだ感触の温かささえも絵に表す。過去から現在、未来へつながる人の営みや自然の慈しみが立体的な物語世界となり、今までの密度の濃い作品からさらに深化を遂げ、風が通り木々が揺らぐような悠久の時の流れも感じさせます。
 「幼い頃からずっと、まるで息をするように絵を描いてきました。
世界の美しさや寂しさについて、何度も反芻するように繰り返し描いてきました。そうしてやっと『生きている』ということ、そして必ず『死んでいく』ということ。それ自体を受け入れ、肯定出来るようになりました。線を引くだけで、色を塗るだけで、どうしてこんな風に嬉しく満ち足りた気持ちにさせてくれるのか、途方もない何か大きな存在を感じることもあります。絵画は私にとってかけがえのないものです。」
(風能奈々ステイトメント『HARPER’S BAZAAR art』 no. 4、2025年10月20日号)
 通底した世界観をもとに、常に自分の感覚に正直に新たな絵画表現を生み出していく風能奈々。彼女の最新の世界観を堪能しにぜひお越しください。

プロフィール
風能奈々
 1983年静岡県生まれ。2006年大阪芸術大学芸術学部美術学科油画コースを卒業後、2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。現在静岡で制作を行っています。
 風能奈々の作品は、風能が幼い頃から愛しむ想像や物語の世界と、高い密度の多様なマチエールが絡み合って、独特で重層的な世界観を生み出しています。鑑賞者は、画面に現れるまるで磁器や彫金を思わせるかのような光沢と、刺繍や織物のような繊細な筆致がアクリル絵具のみで生み出されていることに驚きを覚えるでしょう。
 主な個展に「このために生まれた」(小山登美夫ギャラリー天王洲、東京、2024年)、「美しく編まれた日々」(高島屋大阪店 6階 ギャラリーNEXT、大阪、2023年)、「祈りに似たもの」(渋谷PARCO Meets by NADiff、東京、2020年)
「触っても触っても遠い」(小山登美夫ギャラリー、東京、2019年)があり、主なグループ展に「NEW NATURE」(PATERSON ZEVI、ロンドン、2020年)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014年)「VOCA展 2009」(上野の森美術館、2009年)があります。作品はアマン東京、ジャピゴッツィコレクション(スイス/アメリカ)、高橋コレクション、高松市美術館、モンブラン GBU ジャパンに収蔵されています。
Insta https://www.instagram.com/funonana/

(以上、小山登美夫ギャラリー プレスリリースより)

W'UP! ★ 11月2日~2026年3月 APK PUBLIC Vol.1 TODA BUILDING 広場、1-2Fエントランスロビー(中央区京橋)

W'UP★1月24日~2月28日 サム・フォールズ 小山登美夫ギャラリー六本木(港区六本木)

W'UP ★10月18日~11月8日 加藤美佳『とらしっぽリバー』刊行記念展 小山登美夫ギャラリー 天王洲(品川区東品川)

W'UP★10月4日~11月16日 廣瀬智央展「From Sky to Sky」 小山登美夫ギャラリー前橋(群馬県前橋市)

 

 

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