全国のギャラリー、美術館 、劇場紹介と展覧会・イベント情報など発信中。ご招待券プレゼントもご用意!
アートが、より多くの方々の目に触れることで、戦争のない幸せな世界に近づくための助けになると願い、地道に日々、ご紹介していきます。

W'UP★6月27日~8月1日 三宅信太郎 「それでも素敵な人生を」 小山登美夫ギャラリー六本木(港区六本木)

W'UP★6月27日~8月1日 三宅信太郎 「それでも素敵な人生を」 小山登美夫ギャラリー六本木(港区六本木)

© Shintaro Miyake

三宅信太郎 「それでも素敵な人生を」
会 期 2026年6月27日(土)~8月1日(土)
会 場 小山登美夫ギャラリー六本木(東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F)
開館時間 11:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日、展示替え中
入館料 無料
ホームページ https://www.tomiokoyamagallery.com/

 この度、小山登美夫ギャラリーでは、三宅信太郎の新作による個展「それでも素敵な人生を」を開催いたします。本展は、当ギャラリーにおける2003年の初個展以来、8度目となります。
 今回は紙に描いた作品を中心に、三宅のいま生きている世界、見えている世界、知ってきた世界を、三宅ならではの過剰な自意識のもと、観察眼と好奇心もって自由闊達に描いた世界を展開いたします。
 本展「それでも素敵な人生を」において、三宅は「人の生死」や「自我への意識」という根源的なテーマをもちつつ、現在の状況を描き出します。
 この機会に際し、三宅は以下のコメントを寄せています。

Double Standard Burger 2026
Double Standard Burger 2026 pencil, colored pencil, acrylic and ink on paper 91.5 x 84.7 cm ©︎Shintaro Miyake
THINGS ARE GOING TO HELL IN A HAND BASKET2026
THINGS ARE GOING TO HELL IN A HAND BASKET
2026 pencil, colored pencil, acrylic and ink on paper 37.9 x 47.0 cm ©︎Shintaro Miyake

三宅信太郎
「それでも素敵な人生を」

 世の中の様々な出来事を見聞きするたび、世も末だなと思うことが多くなってきた気がする。今に始まったことではないのだけれど、子供の頃からあんな事やらこんな事やら色々あった。”世も末”なんて言葉を知ったのはいつだったかは憶えていないがここ最近は世も末だと思っていたら、さらに末の末があったと思う毎日。
 “世も末”の音の響きが好きなんだけど英語ではどういう言い方するのかなと思ったらThings are going to hell in a handbasket.という言い方があるみたい。由来はフランス革命の時にギロチンにかけられた首を手籠で運んだという説と、聖書の言い伝えで人が地獄に行くときは手押し車に乗せられていたというのが手籠に変化したという説。どちらも怖いが何か興味をそそられる話。
 世も末といえば世界はどんな終わりを迎えるのか。ターミネーターやウエストワールド、2001年のHALみたいに人間よりも発達したAIやらロボットに滅亡させられる人類、みたいな想像をしちゃうのは映画の見過ぎかな?いつかどこかで覚えた“世界は爆発ではなくすすり泣きと共に終わる”という詩は誰のものだったか?とんでもない恐怖で世界は終わりに近づくと思っていたけど実際は地味~な最後かもしれないと思ったり。詩はT.S.エリオットの”うつろな人々”の一節だった。今更気付いたけれど地獄の黙示録でデニス・ホッパーがセリフで言っていた。
 AIの発達で考え生み出す仕事の領域がどんどん人の手から奪われていってるけど初めはそれも恐怖だった。絵を描いてる身としては。でもそうではなくてまた絵を描くことが自分の手に戻ってきた気がする。うまくは言えないんだけど誰も彼もが簡単に絵や彫刻を作り出せるようになって。だから人のことは気にせずに自分のためにまた描けるところに戻った気がする。
 元々世の中とうまく付き合えない自分なので作品を通して世の中と繋がれてたんだけど繋がりすぎも窮屈で。いろんなことが漠然と頭の中を巡っているけど良かったことよりも、辛かったことの方が頭から離れない。古い記憶。多分中学に通い始めた頃。今でも胸が張り裂けそうになる。言葉では言えない。絵に描いた。とても不幸な出来事だったけど、その不幸がなかった世界線の話。
 辛い話は映画にも歌にもある。芝居にもある。蝶々夫人。マリア・カラスの歌声はいつの頃からか知っていたけど”ある晴れた日に”がどんなシーンで歌われたのかを知ったのはだいぶ後の事。同様にお富さん。テレビで春日八郎が歌ってたのを歌詞の意味もわからず聴いてたけど、”与話情浮名横櫛”を知ったのも最近の事。最近と言ってもこの歳になると昨日も10年前もさほど変わりはないけど。高田渡が”いつになったら”で”いつでも好きな時にさ”と歌ってるのが好きだし、Florence + the Machineが”The dog days are over The dog days are done”と歌うのも好き。
 映画や音楽で体験した世界と自身が体験した世界との境界がだいぶ曖昧になってきた。今まで怖かったものがいつか怖くなくなる日が来るんじゃないかと期待したりメソメソと終わりを近くに感じたり。そんな毎日を何年も何十年も。世も末だと思っていたらまだそれより大きな末がやってくる。それでも素敵な人生を。

 楽しく、時に苦しくも、それでも人生は続いていく――そんな現実と向き合うなかで、作品は生まれています。三宅の作品を通し、私たちは日常つい忘れがちな、そんなシンプルなことに気づく幸せを感じることができるかもしれません。
 三宅の最新の世界観を、ぜひ会場にてご堪能ください。

オープニングレセプション
日時 2026年6月27日(土)17:00~19:00
会場 小山登美夫ギャラリー六本木(東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F)
※作家も在廊予定です。

三宅信太郎
1970年東京生まれ。
1996年多摩美術大学絵画科版画専攻卒業。
現在も東京を拠点に活動を行っている。
三宅は、ドローイング、ペインティング、立体、厚紙や木にドローイングを描いて型取りした「切り抜き」、自身で制作したコスチュームや着ぐるみを着てのライブドローイング、パフォーマンス、映像など、様々な表現形式を自由に取り混ぜ、機知に富んだ独創的な世界観をつくりあげてきた。
ひょろ長い手足の人物、動物、想像上の生物や世界、食べ物、建物などの光景を、なめらかな描線と豊かな色彩、文字の書き込みなどで密度濃く表現し、その多様で楽しい作品は世界各地で鑑賞者を魅了し続けてきた。今まで国内のみならずイタリア、オーストリア、ベルリン、台湾など世界各国で個展を開催している。
作品は、アストルップ・ファーンリ現代美術館(ノルウェー)、キステフォス博物館(ノルウェー)、グギング美術館(オーストリア)、ルベルファミリーコレクション(アメリカ)、高橋コレクションなどに所蔵されている。

保坂健二朗氏(現・滋賀県立美術館館長)は、三宅の作品集(「I AM HERE」2018年発刊)で次のように述べています。
「現実に対する危機感に根ざした上で、なにかを伝えようとするものになってきている。三宅にそれを描かせることになった理由を考えると複雑な気持ちになるが、彼自身はそれを、怒りや憂いのような感情に変化させることなく、きわめてポジティブな光景に仮託することで伝えようとしている。そこに今日におけるアートの可能性を感じ取ることができるだろう。」(保坂健二朗「三宅信太郎と新しいアプローチ」、『三宅信太郎作品集 アイアムヒア』美術出版社刊行、2018年)

(以上、小山登美夫ギャラリープレスリリースより)

W'UP★6月12日~7月18日 菅 木志雄「『もの』の奥で」小山登美夫ギャラリー京橋(中央区京橋)

W'UP ★10月18日~11月8日 加藤美佳『とらしっぽリバー』刊行記念展 小山登美夫ギャラリー 天王洲(品川区東品川)

W'UP★5月23日~6月23日 佐藤翠「Stroking the Swayー風をなでるー」小山登美夫ギャラリー前橋(群馬県前橋市)

住所東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
TEL03-6434-7225
WEBhttp://tomiokoyamagallery.com
営業時間*111:00 〜19:00
休み*2日、月、祝
ジャンル*3現代美術
アクセス*4東京メトロ六本木駅出口1bより徒歩2分
取扱作家http://tomiokoyamagallery.com/
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

 

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

コメント

*
*
* (公開されません)