W'UP★11月21日~3月8日 21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの先生」 21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂)

21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの先生」
会 期 2025年11月21日(金)~2026年3月8日(日)
会 場 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
開館時間 10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日 火曜日、年末年始(12月27日~1月3日)
入場料 一般1,600円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
ホームページ https://www.2121designsight.jp/
お問合せ 03-3475-2121
21_21 DESIGN SIGHTでは、ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスという6名のデザインの巨匠を「デザインの先生」として紹介する展覧会を開催します。本展は、彼らの代表作やプロセス、当時の写真や映像、本人たちの声を通して、その思考に迫ります。商業主義ではなくヒューマニティを中心に置き、環境まで視野に入れた彼らのプロジェクトと哲学は、混沌とした現代を生きる私たちに「私たちは、ここからどう進む?」という問いを投げかけます。
映像インスタレーションでは、菱川勢一による制作により、6名の言葉や活動を本人たちの語る映像で紹介します。武蔵野美術大学 基礎デザイン学科の協力により、オトル・アイヒャーに関する未公開映像も含まれる点も注目です。
また、6名それぞれの代表作やプロダクト、活動に加え、イタリアのブランド「DANESE」の創業哲学や、ウルム造形大学、同学に留学した向井周太郎の功績も展示します。
さらに、深澤直人や金井政明、向井知子など、現在活躍する人々がデザインの先生の教えと日本との繋がりについて語るインタビュー映像もご覧いただけます。
- ブルーノ・ムナーリ「Falkland(フォークランド)」(1964年デザイン)
- マックス・ビル「ひとつのテーマに対する15のヴァリエーション」 (1935‒1938年制作)
- アキッレ&ピエル=ジャコモ・カスティリオーニ「Taccia(タッチア)」(1962年デザイン)
- エンツォ ・マーリ「Timor(ティモール)」(1967年デザイン)
- ディーター・ラムス「SK 5」(ハンス・グジェロとの共同デザイン、1958年デザイン)©rams foundation
6 人の先生たち
ブルーノ・ムナーリ Bruno Munari (1907–1998年)
1907年イタリア・ミラノ生まれ。20世紀イタリアを代表する最も影響力のある芸術家、デザイナーの一人。
絵画、彫刻、グラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、写真、教育と多岐にわたる活動を行う。20世紀初頭にイタリアの芸術運動「未来派」に参加。1930年代には、キネティック・アートの先駆けとなる代表作「役に立たない機械」を制作。分野を横断しながら、アイロニーとユーモアにあふれた独自の創作活動を行うとともに、70年代より子どもの創造力を引き出すラボラトリーを世界各地で開催し教育活動に力を注ぐ。絵本『le Macchine di Munari(ムナーリの機械)』にはじまる多くの絵本や、デザインプロジェクトに関する著書は、現在も多くの言語で愛読されている。1957年設立の「ダネーゼ」社との密接な協働関係においては、優れた知育玩具、プロダクトの数々を生み出した。
マックス・ビル Max Bill (1908–1994年)
1908年スイス・ヴィンタートゥール生まれ。1924から27年にかけてチューリッヒの美術工芸学校で銀細工を学び、その後バウハウスに入学。多岐にわたる才能を発揮した建築家であり、芸術家、グラフィカー、ゲシュタルター、文筆家。具体芸術運動を主導し、数学的思考方法に基づく芸術を追求した。1953年ウルム造形大学を、インゲ・アイヒャー=ショル、オトル・アイヒャーとともに創設し、初代学長に就任した。環境形成の理念のもと多大な影響を残している。「ウルム・スツール(ウルマー・ホッカー)」を始め「文化財としての生産品」の思考の現われであるユンハンスの時計などは名作デザインとして現在も製造され続けている。1993年には彫刻分野で高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。
アキッレ・カスティリオーニ Achille Castiglioni (1918–2002年)
1918年イタリア・ミラノ生まれ。建築家、デザイナー。1944年、ミラノ工科大学建築学科卒業。1940年頃から兄リヴィオ、ピエル=ジャコモと共に工業デザインを開始し、45年から兄と共同でスタジオを運営。「タッチア」や「アルコ」をはじめとする多くの優れた照明器具のデザインを手がけた。1968年のピエル=ジャコモ他界後は単独で活動した。教育者としても活躍し、トリノ大学およびミラノ工科大学で教鞭を執る。1956年にはイタリア工業デザイン協会(ADI)の設立に関わった。
オトル・アイヒャー Otl Aicher (1922–1991年)
1922年ドイツ・ウルム生まれ。20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナーであり、ビジュアルコミュニケーションとタイポグラフィの分野で後進に大きな影響を与えた。1953年には戦後ヨーロッパに希望をもたらす新たな教育の場として、インゲ・アイヒャー=ショル、マックス・ビルとともにウルム造形大学を創設する。1972年にはミュンヘン五輪のデザイン・コミッショナーとしてビジュアル・アイデンティティを手がけ、ピクトグラムも活かしたデザインで国際的に高く評価された。ルフトハンザ航空などの企業ロゴやCIも数多く手がけるなど企業デザインの先駆的存在である。自発的な探索とリサーチプロジェクトとして生まれたイズニー・イム・アルゴイ(南ドイツ)のためのピクトグラムや、フォント「ローティス」もアイヒャーのデザインとして知られている。
エンツォ・マーリ Enzo Mari (1932–2020年)
1932年イタリア・ノヴァーラ生まれ。芸術家、デザイナー。ミラノのブレラ美術アカデミーに入学し、ビジュアルアート作品を手がける。1950年代後半よりブルーノ・ムナーリの紹介で「ダネーゼ」社と協働し、デザイナーとしての活動を開始。数多くのプロダクト、家具のプロジェクトを手がけ、機能と形態の卓越したクオリティを生み出す。一方で、形態の背景に何があるのかを考えるよう繰り返し説き、量産品、工業デザインについての自身の哲学と倫理観について講演会等で熱弁を振るってきた。自身のデザイン哲学を記した著書に『プロジェクトとパッション』などがある。晩年には、良品計画、丸富漆器、飛騨産業など、日本企業との協働も行なった。
ディーター・ラムス Dieter Rams (1932年–)
1932年ドイツ・ヴィースバーデン生まれ。ドイツを代表するインダストリアルデザイナー。建築を学んだ後、1955年にブラウン社に入社し、長年にわたりデザイン部門の責任者を務めた。シンプルで機能的な製品を数多く手がけ、代表作には「ET 66」(電卓)や「SK 4」(ラジオ・レコードプレーヤー複合機)などがある。著書『Less, but better(より少なく、しかしより良く)』でデザイン哲学「良いデザインの10ヶ条」を提唱。その思想は現代のプロダクトデザインにも大きな影響を与え続けている。2025年9月に、世界デザイン機構(WDO)より世界デザイン賞を受賞。
関連情報
会期中、ギャラリーショップ 21_21 NANJA MONJA では、本展関連書籍やプロダクトを販売します。向井周太郎・向井知子編訳による新刊「マックス・ビル論考集──芸術・フォルム・プロダクトフォルム・グラフィック・教育・建築」(11月下旬刊、みすず書房)他、輸入書を含む関連書籍の取り扱いを予定しています。
展覧会ディレクタープロフィール
川上典李子
ジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター。武蔵野美術大学客員教授、多摩美術大学理事。
田代かおる
ライター、インディペンデント・キュレーター。多摩美術大学非常勤講師。
主 催 21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協賛 三井不動産株式会社
| 住所 | 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
| TEL | 03-3475-2121 |
| WEB | http://www.2121designsight.jp/ |
| 開館時間*1 | 10:00 〜 19:00(入場は18:30まで) |
| 休み*2 | 火曜日、年末年始、展示替え期間 |
| ジャンル*3 | デザイン関連 |
| 入場料*4 | 展覧会により異なる |
| アクセス*5 | 都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、 千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分 |
| 収蔵品 | 展示内容は展覧会により異なります |
| *1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *5 表示時間はあくまでも目安です | |
21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン 港区赤坂)
■コロナ感染拡大防止のための注意事項
展覧会より異なります。最新情報は、21_21 DESIGN SIGHTのウェブサイトをご覧ください。
コメント&トラックバック
- Comments ( 2 )
- Trackbacks ( 0 )








これはビックリ、都会の緑園に潜む近代建築と奇怪なデザイン、発明の数々。時は桜のシーズン、高揚感と癒しが共存する不思議な時空ですた。
都会の緑園に現れた近代建築と生命科学、まさに未来を想像させる時空を提供してくれました。