W'UP! ★9月12日~12月3日 「横尾忠則 寒山百得」展 東京国立博物館 表慶館/~11月5日 特集「東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―」本館特別1室

W'UP! ★9月12日~12月3日 「横尾忠則 寒山百得」展 東京国立博物館 表慶館/~11月5日 特集「東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―」本館特別1室
 
横尾忠則 《2022-12-01》2022年
 

2023年9月12日(火)~12月3日(日)
「横尾忠則 寒山百得」展

 「横尾忠則 寒山百得(ひゃくとく)」展は、現代美術家・横尾忠則の畢生の大シリーズ「寒山拾得」を一挙に公開する展覧会です。寒山拾得は、中国・元時代から日本の中近世、近代そして、現代にまで数百年の時代を通し、多くの人々を惹きつけてきました。横尾は寒山拾得を独自に解釈し、さまざまな造形を生み出すことで、新たな寒山拾得像を切り拓いています。横尾はまさに絵画史の先端に位置し、寒山拾得を描いているのです。
 さまざまな困難な状況に囲まれた現代社会の私たちを取り巻く世界と、そのなかで生きる術と思いを、「寒山拾得」が照らし出す精神のあり様を通して、見つめなおす機会となれば幸いです。
 このシリーズでは、制作当初から最終作まで、いくつかのモティーフが一連のフェーズを作り出し、その対象を変えながら、寒山拾得を彩っています。横尾は特定のメッセージを示すことを目的とせず、自らの精神に身を委ねながら、湧き出る形象をキャンバスに定着させていったのです。つまり横尾の描いた寒山拾得を前にした人々は、彼らをみて如何なる想いが心に浮かんだとしても、それすらも自由であるのです。
 寒山拾得という存在そのものの変容のみならず、画風さえも百花繚乱のごとく様相を変えています。その変化のありさまを一気に目にした人々は、あたかも画家の絵筆のうねりと重なりながら、一切の束縛がない世界を体感することになるでしょう。

関連企画 特集「東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―」
 東京国立博物館が誇る、中国、日本で描かれた「寒山拾得図」を一堂に集めた特集を開催します。各時代に描かれた寒山拾得のさまざまな表現を通して、人々が寒山拾得を見つめた様相をご紹介します。

寒山拾得図
国宝 寒山拾得図(禅機図断簡)因陀羅筆、楚石梵琦賛 中国 元時代・14世紀 東京国立博物館蔵
展示期間:9月12日(火)~10月9日(月・祝)

「寒山拾得(かんざんじっとく)」とは?
 寒山と拾得は中国、唐時代に生きた伝説的な詩僧で、世俗を超越した奇行ぶりは「風狂」ととらえられました。中国禅宗では、悟りの境地として「風狂」が重要視されましたが、寒山拾得の脱俗の境地は、仏教に通じるものとして、中国や日本で伝統的な画題として数多く描かれてきました。 
 その世俗にとらわれない暮らしぶりは、森鷗外や夏目漱石といった日本の近代文学にも取り上げられています。高い教養を持つ文人であるにも関わらず、洞窟の中に住み、時には残飯で腹を満たすと言った脱俗的な振る舞いは、世俗世界の現実からの逃避に憧れを抱いた知識人たちを魅了したのでしょう。

横尾忠則(よこお・ただのり)

ポートレイト
Photo : K.Kurigami

 美術家。1936年兵庫県生まれ。72年ニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、ステデリック美術館(アムステルダム)、カルティエ財団現代美術館(パリ)、ロシア国立東洋美術館(モスクワ)など世界各国の美術館で個展を開催。また、東京都現代美術館、京都国立近代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内でも相次いで個展を開催し、2012年神戸市に兵庫県立横尾忠則現代美術館、13年香川県に豊島横尾館開館。95年毎日芸術賞、11年旭日小綬章、朝日賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、23年日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)小説『原郷の森』ほか多数。

「横尾忠則 寒山百得」展
会 期 2023年9月12日(火)~12月3日(日)
会 場 東京国立博物館 表慶館
開館時間 9:30〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※ただし9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館

特集「東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―」
会 期 2023年9月12日(火)~11月5日(日) 
会 場 東京国立博物館 本館特別1室
開館時間 9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※ただし9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館

料 金 一般1,600円(当日券)1,400円(前売券)、大学生1,400円(当日券)1,200円(前売券)高校生1,000円(当日券)800円(前売券)
販売期間
 前売券 2023年8月8日(火)~9月11日(月)
 当日券 2023年9月12日(火)~12月3日(日)
※会期最終日の当日券の購入は、オンラインチケットは12月3日(日)午後3時まで、各種プレイガイドは12月3日(日)正午まで、東京国立博物館正門チケット売場は午後4時半まで。
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。
※チケットは東京国立博物館正門チケット売場(窓口)(※開館日のみ、閉館の30分前まで)、オンラインチケット、美術展ナビチケットアプリ、展覧会公式サイト、各種プレイガイドにて販売しています。
※本展は事前予約不要です。混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
※本展チケットで、関連企画 特集「東京国立博物館の寒山拾得図―伝説の風狂僧への憧れ―」をはじめ総合文化展をご覧いただけます。
※詳細は、公式サイトをご確認ください。
※東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を1,200円(200円割引)でお求めいただけます。正門チケット売場(窓口)にて、キャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください

チケット購入方法
オンラインチケット https://www.e-tix.jp/kanzanhyakutoku/
【取り扱い券種】前売券(一般、大学生、高校生)、当日券(一般、大学生、高校生)
美術展ナビチケットアプリ https://artexhibition.jp/ticketapp/
【取り扱い券種】前売券(一般、大学生、高校生)、当日券(一般、大学生、高校生)
各種プレイガイド
 e+(イープラス) https://eplus.jp/kanzanhyakutoku/
 セブンチケット https://7ticket.jp/s/102692/p/20231203/1
 ローソンチケット https://l-tike.com/kanzanhyakutoku/
【取り扱い券種】 前売券(一般、大学生、高校生)、当日券(一般、大学生、高校生)
図録付きチケット(前売、一般のみ)※e+(イープラス)限定
東京国立博物館正門チケット売場
開館日は窓口にて、閉館の30分前までご購入いただけます。
【取り扱い券種】前売券(一般、大学生、高校生)、当日券(一般、大学生、高校生)

主 催 東京国立博物館、読売新聞社、文化庁
特別協賛 キヤノン、大和証券グループ、三井不動産、三菱地所、明治ホールディングス
協 賛 JR東日本、清水建設、竹中工務店、三井住友銀行、三菱商事
協 力 J-WAVE(「横尾忠則 寒山百得」展のみ)
※展示作品、会期、開館時間等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は、展覧会公式サイト等でご確認ください。
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイト https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kanzanhyakutoku
公式 X(Twitter) @kanzanhyakutoku

無料ご招待券プレゼントは定員に達したため、締め切りました。ご応募どうもありがとうございました。

住所東京都台東区上野公園13-9
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEBhttps://www.tnm.jp/
開館時間*19:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休み*2月曜日(祝日または休日の場合は開館、翌平日に休館)その他臨時に休館することがあります。
ジャンル*3考古学、歴史、日本の文化全般
総合文化展入場料*4大人1000円、大学生500円 ※特別展は別料金
アクセス*5JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口より徒歩10分
収蔵品https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=95
*1 特別展の開館時間は、別途ご確認ください *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

東京国立博物館(台東区上野公園)

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