W'UP! ★7月16日~9月25日 ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ 市原湖畔美術館

W'UP! ★7月16日~9月25日 ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ 市原湖畔美術館

 

2022年7月16日(土)~9月25日(日)
ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ

 想像力をふくらませ、躍動感たっぷりの筆致で描いたデビュー絵本『オオカミがとぶひ』によって、彗星のごとく出版業界に登場したミロコマチコ(1981-)は、以後国内外の絵本賞や文芸賞をたて続けに受賞し、常に新作が期待される絵本作家のひとりです。いっぽうで、大きな画面いっぱいに生物や植物をのびのびと描き、時には音楽家と共鳴しながら即興でペインティングを行うなど、画家としての活躍にも注目が集まっています。
 デビューから約10年、ミロコマチコは、絵本作家、そして画家として、男女問わず、幅広い世代から支持され、デザイナーやアーティストからも一目置かれる存在となりました。とりわけ近年の表現は、従来のエネルギッシュで破天荒なイメージに加えて、どこか霊的な存在をも感じさせるものへと変化し、その世界のさらなるひろがりを感 じさせます。自然豊かな奄美大島へ住まいを移し、これまでとは異なる時間の流れや環境のなかで暮らしはじめたこと、そして、この地の伝統的な染色文化に触れたことも、少なからず影響しているのかもしれません。
 本展は、「ミロコマチコとは何者なのか」をテーマに、近作・新作を中心とした絵画や絵本原画、書籍の装画や企業とのコラボレーションを展示すると同時に、奄美大島での暮らしや制作風景も紹介しながら、ミロコマチコの底 知れぬ魅力に迫ろうとするものです。

展覧会のみどころ

近作
 絵本作家デビュー前後から、延べ 50 回以上のライブペインティングを行ってきたミロコマチコ。ライブペインティングで描かれた大きな作品をはじめ、2016年から2019年に描かれた絵画が一堂に会します。近作からは、ダイナミックなタッチでいきものの本質を捉えるよく知られたミロコマチコの表現から、大きく変容するきざしを見て取ることができます。

《山のおまじない》2017 ©mirocomachiko

装画・アートディレクション
 絵本作家や画家として活躍するほか、書籍の装画や企業とのコラボレーショ ンなど、イラストレーションやアートディレクションといった仕事も数多く手がけています。2015年以降、表紙のイラストを手掛ける『味の手帖』の原画など、ミロコマチコの装画・アートディレクションの仕事を紹介します。

《キンパ》2018 ©mirocomachiko

近作絵本の原画
 1年約1冊のペースで絵本を発表してきたミロコマチコは、2014年を境にその表現がさらに色彩豊かになり、においや音など五感を刺激するものへと変容していきました。世界最大規模の絵本原画コンクールであるブラティスラヴァ世界絵本原画展(第26回)において金牌を受賞した『けもののにおいがしてきたぞ』(2016年、岩崎書店)をはじめ、『まっくらやみのまっくろ』(2017年、小学館)、『ドクルジン』(2019年、亜紀書房)の3冊の近作絵本の原画を紹介します。

《ドクルジン》2019 ©mirocomachiko

山形ビエンナーレ
 ミロコマチコにとってターニングポイントとなった、2016年、2018年に参加した山形ビエンナーレ。山形ビエンナーレで発表した、人間と野生動物それぞれの視点からつづられた「おはなし」でできた山車型の立体絵本《あっちの耳、こっちの目》や《からだうみ》を紹介します。人間と野生動物が同じ場面を共有しながらも、両者の意識が交錯することはなく、自然のなかにおける人間の在 りかたを問いかけます。

新作
 山形のような圧倒的な自然の中では、東京のような便利な暮らしは何の役にも立たないことを実感したミロコマチコは、いきものとして生きるために2019年6月に奄美大島に住まいを移します。奄美大島で暮らすうちに、見えないものの音を聞き、その気配を感じるようになったミロコマチコが描く、決まったかたちを持たない、不思議ないきものたちが現れます。また、市原湖畔美術館会場での開催に合わせて描き下ろされた《2匹の声》も初公開します。

《2匹の声》2022年 ©mirocomachiko

ミロコマチコ
 1981年大阪府生まれ。生きものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オオカミがとぶひ』(2012年、イースト・プレス)で第18回日本絵本賞大賞を受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出 版文化賞をそれぞれ受賞。ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で、『オレときいろ』(WAVE 出版)が金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で金牌を受賞。その他にも著書多数。第41回巌谷小波文芸賞 受賞。展覧会『いきものの音がきこえる』が全国を巡回。本やCDジャケット、ポスターなどの装画も手がける。2016年〜2022年『コレナンデ商会』(NHK E テレ)のアートワークを手がけた。

Photo:Shoji Onuma

ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ
会 期 2022年7月16日(土)~9月25日(日)
開館時間
 平日 10:00~17:00
 土曜・祝前日 9:30~19:00
 日曜・祝日 9:30~18:00
※最終入館は閉館時間30分前まで
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
料 金 一般 1,000(800)円、大高生・65歳以上 800(600)円
※()内は20名以上の団体料金。
※中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方とその介添者(1名)は無料
主 催 市原湖畔美術館[指定管理者:(株)アートフロントギャラリー]、朝日新聞社
協 力 亜紀書房、朝日出版社、朝日新聞出版、味の手帖、iTohen、岩崎書店、幻冬舎、講談社、小学館、newton、ブレーメン、ブロンズ新社
展覧会公式サイト https://mirocomachiko-cm.exhibit.jp/

関連イベント
オープニングセレモニー
 展覧会の開催を記念して、ミロコマチコさんからご挨拶を頂戴いたします。
日 時 7月16日(土)9:30〜会場:企画展示室入口 
参加費 無料(別途要入館料)

ワークショップ「海のカーテンをつくろう」
 大きな布にマジックや絵の具を使って自由に海の仲間を描き、みんなで大きな海をつくりましょう。
日 時 7月16日(土)10:30〜12:00
定 員 20名 ※事前申込制、先着順 参加費:1,000円(別途要入館料)対象:4才〜小学校低学年 講師:ミロコマチコ

ライブペインティング「海を混ぜるVI」
 数年に亘りコラボレーションしてきたミロコマチコと音楽家・haruka nakamura(ピアノ)によるライブペインティング。当館多目的ホールの大きな窓を開放して芝生広場までを会場に、パフォーマンスを行います。
日 時 7月17日(日)15:00〜16:30(開場 14:30)
出 演 ミロコマチコ、haruka nakamura(ピアノ)
会 場 市原湖畔美術館多目的ホール+芝生広場
※雨天時は多目的ホール内のみで開催します。
定員(有料席)30名(多目的ホール内、要事前申込)
参加費(有料席)1,000円(別途要入館料)

haruka nakamuraプロフィール
 音楽家。ソロ名義のほか、様々なユニットで多数オリジナルアルバムを発表。近年は、杉本博司「江之浦測候所」のオープニング特別映像、国立新美術館「カルティエ時の結晶」安藤忠雄「次世代へ告ぐ」などの音楽を担当。Huluドラマ「息をひそめて」NHKドラマ「ひきこもり先生」「家出娘」「黄金の海」やカロリーメイト、ポカリスエット、スマートニュースなど多くのCM、ドラマ、ドキュメンタリーなどの音楽を手掛ける。
※お申込および詳細は、美術館HPをご確認ください。→ https://lsm-ichihara.jp/
※定員に達し次第、申込み受付を終了します。

同時期開催

常設展「深沢幸雄のガラス絵」
 当館常設展示室では、日本を代表する銅版画家であり、市原市名誉市民である深沢幸雄の作品を主に、市原市にゆかりのある作家の作品を、年に4回の展示替えを行い、紹介しています。
 本展では、銅版画家である深沢幸雄の、銅版画家ならではの手法で描かれたガラス絵をご紹介いたします。深 沢は、ガラスに “削り” を施し、朱色・セルリアンブルー・金色などを用い、鮮烈な色彩で描くことにこだわりました。2020年当館でのガラス絵展示以降、新たに収蔵した作品も展示いたします。
会 期 2022年7月2日(土)〜10月10日(月・祝)
会 場 市原湖畔美術館 常設展示室

《青い壺・黒い帽子》/ 深沢幸雄 制作年不明

住所千葉県市原市不入 75-1
TEL0436-98-1525
WEBhttps://lsm-ichihara.jp/
開館時間*1平日:10:00~17:00、土曜・祝前日 9:30~19:00 日曜・祝日 9:30~18:00 ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休み*2月(休日の場合は翌平日)
ジャンル*3現代美術
入場料*4イベントにより異なります
アクセス*5小湊鉄道高滝駅より徒歩20分
収蔵品市原湖畔美術館には、企画展示室の他、常設展示室がある。常設展示室では、年に4回の展示の入れ替えを行い、市原市収蔵作品の中から、銅版画家・深沢幸雄の作品を中心に展示を行っている。※市原湖畔美術館は、450点を超える深沢作品を所蔵する国内では有数の美術館です。
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

市原湖畔美術館

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 お客さまへのご協力のお願い
 ・ご入館にあたり、来館者の皆さま(グループの代表者1名)の連絡先(お名前、ご連絡先)を頂戴しております。
 ・館内では、マスク着用のご協力をお願いいたします。
 ・こまめな手洗いにご協力をお願いします。
 ・咳やくしゃみをされる際は、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口をしっかり覆う「咳エチケット」にご協力ください。
 ・発熱、咳などの風邪症状がある方や、体調に不安がある方は、ご来館をご遠慮ください。
 ・混雑状況によっては、入場制限をする場合がございます。
 
市原湖畔美術館 撮影:遠藤匡

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