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W'UP! ★10月16日〜2022年1月16日 戸谷成雄 森―湖:再生と記憶 市原湖畔美術館

W'UP! ★10月16日〜2022年1月16日 戸谷成雄 森―湖:再生と記憶 市原湖畔美術館

視線体-散(2019)撮影:武藤滋生

2021年10月16日(土)〜2022年1月16日(日)
戸谷成雄 森―湖:再生と記憶

 「彫刻」の概念の再構築を試み、一貫して「彫刻とはなにか」を追求し続けてきた日本を代表する彫刻家、戸谷成雄。チェーンソーで木を彫り刻むことで生まれる作品には、文明論的近代批判、人間への洞察、土地の記憶、自然への想像力が深く刻み込まれています。本展では、ダムの建設により誕生した人工湖の畔にたたずむ当美術館の時空間をひとつのインスピレーションとして、巨大なヴォイド(アトリウム空間)を中心に、<森><土地><水脈>に連なる作品を展観します。戸谷の彫刻世界の新たな魅力を発見いただければ幸いです。

森(2017-2018)撮影:武藤滋生
水根 II <スワ>(2005)
双影景(2008)撮影:山本糾
地霊Ⅳ(1993)
落下(1992)撮影:成田弘
雷神-09(2009)撮影:山本糾
画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館

展覧会の見どころ

森から水源へ―戸谷の彫刻世界を体感
 鉄芯を埋め込んだ木のブロックをチェーンソーで彫り刻む《森》シリーズで知られる戸谷成雄。「彫刻とはなにか」を問い続ける戸谷にとって、「森」は「彫刻」と同義であり、世界を認識し造形するための中心言語として、創造の源泉であり続けています。
本展では、《森》シリーズに連なる《双影景》、《地霊Ⅳ》、《雷神-09》、森の根を思わせる幅3メートル、高さ4メートルの《水根Ⅱ(スワ)》、さらに無数の視線の集積によってつくり出される《視線体-散》を展示、森をさまよい、その根源におりていくように、戸谷の豊穣な作品世界を体感していただきます。
湖畔の展示空間全体と共振するインスタレーション
 房総半島を貫流する養老川をせき止めてできた巨大なダム湖・高滝湖。そのポジ/ネガのようにたたずむ市原湖畔美術館は、地下と地上をつなぐ大きな吹抜け空間を特徴とします。本展では、この空間を最大限に活かし、戸谷の大型作品をダイナミックに展開します。「視線」「表面」「内部と外部」「地上世界と地下世界」「自然と人間の関係」「近代」のメタファーとしての展示空間と、戸谷の彫刻世界との化学反応をお楽しみください。

関連展示「湖の記憶」
高滝湖は、「暴れ川」と呼ばれ度重なる氾濫で人々を苦しめた養老川の本格的改修と工業化・人口増に伴う水源開発を目的に、20 年以上の歳月をかけて建設された高滝ダムとともに1990年に誕生しました。しかしそれと引き換えに、 110 戸の家が湖の底に沈みました。本展の開催に際し、ダムが出来る以前の地域の写真を募集、資料とともに「多目的ホール」で展示します。

戸谷成雄 撮影:武藤滋生

戸谷成雄(1947-)
 1947年長野県生まれ。埼玉県秩父にアトリエをかまえる。愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。ポスト・ミニマリズムやもの派といった潮流の中で解体された彫刻の再構築を試みて、1970年代より一貫し人間の存在認識に通じる彫刻の原理とその構造を追求し、作品の実践を持ってその本質と可能性を提示し続けてきた。洞窟、ギリシア・ローマ彫刻から現代に至る古今東西の芸術史観を自由に往来し、類い稀な彫刻論に裏付けされた作品群により、日本、アジア、パシフィックを代表する彫刻の第一人者と目される。
 主な展覧会に「<山–森–村>戸谷成雄」(町立久万美術館、1994)、「視線の森」(広島市現代美術館、1995)、「戸谷成雄 森の襞の行方」(愛知県立美術館、2003)、「洞穴の記憶」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2011-2012)、「戸谷成雄─現れる彫刻」(武蔵野美術大学 美術館・図書館、2017)など。1988年ヴェネチア・ビエンナーレ参加以降、第1回アジア・パシフィックトリエンナーレ(ブリスベン、1993)、光州ビエンナーレ(2000、アジア賞受賞)など多くの国際展に参加し、国内外で活躍。
 2004年芸術選奨文部科学大臣賞、2009年紫綬褒章受章。武蔵野美術大学彫刻家名誉教授。

会 期 2021年10月16日(土)〜2022年1月16日(日)
開館時間 平日/10:00~17:00、土曜・祝前日/9:30~19:00、日曜・祝日/9:30~18:00(最終入館は閉館時間の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月27日-1月3日)
料 金 一般 800円(700円)、65歳以上の方・大高生600円(500円)
()内は20名以上の団体料金。中学生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方とその介添者(1名)は無料。
主 催 市原湖畔美術館
協 力 シュウゴアーツ

同時期開催 常設展「深沢幸雄/高橋甲子男/鶴岡洋 版画展」

 当館では2013年のリニューアル以後、常設展示室において、日本を代表する銅版画家であり、市原市名誉市民である深沢幸雄の作品を主に、市原市にゆかりのある作家の作品を、年に4回の展示替えを行い、紹介しています。
 本展では、市原市ゆかりの三作家、深沢幸雄・高橋甲子男・鶴岡洋の銅版画作品を展示いたします。銅版画は、版画の中でも歴史が古く、1400年なかば頃から銅版での凹版画が登場したとされています。それから600年以上たった今では、銅版画の手法も様々で、表現の幅も広がっています。市原市が誇る三作家の、銅版画の魅力たっぷりの本展をぜひご覧ください。

会 期 2021年10月2日(土)〜12月26日(日)
会 場 市原湖畔美術館 常設展示室

住所千葉県市原市不入 75-1
TEL0436-98-1525
WEBhttps://lsm-ichihara.jp/
開館時間*1平日:10:00~17:00、土曜・祝前日 9:30~19:00 日曜・祝日 9:30~18:00 ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休み*2月(休日の場合は翌平日)
ジャンル*3現代美術
入場料*4イベントにより異なります
アクセス*5小湊鉄道高滝駅より徒歩20分
収蔵品市原湖畔美術館には、企画展示室の他、常設展示室がある。常設展示室では、年に4回の展示の入れ替えを行い、市原市収蔵作品の中から、銅版画家・深沢幸雄の作品を中心に展示を行っている。※市原湖畔美術館は、450点を超える深沢作品を所蔵する国内では有数の美術館です。
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認*5 表示時間はあくまでも目安です

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 お客さまへのご協力のお願い
 ・ご入館にあたり、来館者の皆さま(グループの代表者1名)の連絡先(お名前、ご連絡先)を頂戴しております。
 ・館内では、マスク着用のご協力をお願いいたします。
 ・こまめな手洗いにご協力をお願いします。
 ・咳やくしゃみをされる際は、マスク、ハンカチ、ティッシュなどで口をしっかり覆う「咳エチケット」にご協力ください。
 ・発熱、咳などの風邪症状がある方や、体調に不安がある方は、ご来館をご遠慮ください。
 ・混雑状況によっては、入場制限をする場合がございます。
市原湖畔美術館 撮影:遠藤匡

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