W'UP!★4月30日~5月13日 静電場朔個展「バイバイ輪廻」 代官山 蔦屋書店2号館1階(渋谷区猿楽町)

静電場朔個展「バイバイ輪廻」
会 期 2025年4月30日(水)~5月13日(火)
会 場 代官山蔦屋書店 2号館 1Fギャラリースペース(東京都渋谷区猿楽町17-5)
開館時間 9:00~22:00(店舗の営業時間に準ずる)
※5月13日(火)は21:00まで開館。
休館日 会期中無休
入場料 無料
ホームページ https://store.tsite.jp/daikanyama/
「次世代の神話を築くアーティスト」、静電場朔が代官山蔦屋書店で個展を開催します。日本をはじめ、中国西安や台湾の美術館など、アジア圏で精力的に個展を開催し、いずれも成功を収めている静電場朔。代官山蔦屋書店での開催は、昨年に続き2回目となります。静電場朔は、幼少期から中東、アフリカ、欧米の文化を吸収して来た東京在住の中華アーティスト。
今回は我々がよく「人生のボードゲーム」をモチーフにして、生と死の優しい物語「バイバイ輪廻(Bye-bye Samsara)」をテーマに、新作約20点をお披露目します。
また、限定アートや関連グッズ、最新アルバム『問題児』のCDを展示販売します。
- Bye-bye Samsara
- Hurry Up, We’re Dreaming Tower
- Sofubi Toy Angel Unhappy
- 静電場朔『問題児』CD アルバム
展示コンセプト
展示タイトルにある「バイバイ輪廻(Bye-bye Samsara)」は、静電場朔が「人生をテーマにしたあのボードゲーム」のようなレイアウトを用いて輪廻をシミュレーションし、コンセプトを構築しました。
彼女のステートメントにある、『ページをめくれるように、サイコロを振るように歩く』という表現は、人生という物語が決められているキャラクターの無力さと、プレイごとに選択を迫られるプレイヤーの視点を持って世界を描き、静電場朔の二重の視点を象徴しています。
昔から「死」は唯一絶対の終わりだから恐れられ、それをモチーフにした芸術作品も多数存在します。しかし彼女は『知らぬ間に、今頃で輪廻し、今生で転生している』という感覚を持つことによって、逆説的に今の自分の命が唯一のものだと知覚しています。
表現手法は、中国の伝統絵画「墨絵」や、幼少期に触れたペルシャ細密画が見られます。これらは、絵画と文字が融合して同じ画面に登場するという共通点があり、その表現をボードゲームというわかりやすい形で出力しています。
無限の生と死という深刻なテーマを扱いつつも、静電場朔が描き出す画面やキャラクターは独特の柔らかさを持ち、見るものを優しさで包み込み、安心感を与えてくれます。(SOMSOC GALLERY 宮崎壮玄)
作家
気づけば、この人生、何度も生きてきた気がする。
夢に広がるの映像、見覚えのある足元の道。
知らぬ間に、渦で輪廻し、今生で転生している。
時間は長い錯覚のようだ。
冒険の頃、ブラックホールの存在を知りました。
引き込まれたら最後、時空は引き裂かれ、もう戻れない。
もし、その瞬間に囚われたら--
人生で起こった出来事が、絵巻物のように並べられるのだろうか。
出会い、会い、別れ、再会。
走馬灯のように、マンダラのように。
私はこの物語をゲームにしたい――『バイバイ輪廻』
でも、これはただのゲームじゃない。
順序も道筋もなく、ページをめくれるように、サイコロを振って歩く。
どこへ進むか、どこで構わないか。 それは誰にもわからない。
一つの物語が終わるたびに、
私の人生の一部が、完成したように感じます。
私たちは、きっと何度も「バイバイ」しながら、
何度でもまた、ここで会えるのだろう。
静電場朔
静電場朔 (D!an)
次世代の神話を築くアーティスト アーティスト/アートディレクター/ミュージシャン/映像ディレクター 北京生まれ。幼少期をアメリカ、ヨーロッパ、中東、アフリカなど複数の国で過ごし、多文化的なが背景作品に反映されている。繊細な観察力と豊かな想像力を用いて、音楽と絵画の両面から独自の「宇宙」を描く。GALLERY」を設立。数多くの個展を開催し、屋内のアートプロジェクトにも参加。パックマン40周年記念の楽曲提供、『陰陽師』などのアニメ作品の主題歌も担当するなど、ミュージシャンとしても個性的な楽曲を多数発表している。また、屋内の音楽フェスに出演し、彼女ならではのパフォーマンススタイルでファンを魅了し続けている。インスタグラム:https://www.instagram.com/diansaku/ ×:https://twitter.com/diansaku
関連イベント 5月9日(金)に静電場朔本人が参加するトークイベントを3号館2階シェアラウンジで実施予定です。
代官山T-SITE GARDEN GALLERY(渋谷区猿楽町)
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