W'UP★7月27日より 「JAPAN ART BRIDGE」 マーチエキュート神田万世橋(千代田区神田須田町)

W'UP★7月27日より 「JAPAN ART BRIDGE」 マーチエキュート神田万世橋(千代田区神田須田町)

 

2023年7月27日(土)より
「JAPAN ART BRIDGE」

 「JAPAN ART BRIDGE」プロジェクトを本格始動。マーチエキュート神田万世橋内の展示と販売を拡充します。作品の展示・販売だけでなく、ワークショップ、トークセッションなどを開催し、展示・販売と連動したアート体験を提供。今夏は、書家 華雪氏の展示期間に合わせ、パフォーマンスとワークショップを開催します。

マーチエキュート神田万世橋
 マーチエキュート神田万世橋は、中央線の起終点として1912年(明治45年)に開業した旧万世橋駅の鉄道遺構をリノベーションした商業空間です。2013年9月に約100年の時を経て人々の集う施設としてよみがえりました。繁栄を極めた明治から大正時代にかけての万世橋駅界隈に、文化人が集う「サロン」をイメージした「万世橋駅サロン」をコンセプトに、神田須田町エリアから周辺地域の文化、情報を発信していきます。また、「マチとのコトづくり」をかかげ、地域と連携し、共に発展していく商業施設と位置づけています。レンガ高架橋の美しいアーチ空間を残し、極力手を加えないシンプルな構成となっています。

マーチエキュート神田万世橋内「JAPAN ART BRIDGE」 7月27日~の作品等展示

館内マップ

1. Art Column(S7,N9区画)
設計者:永山祐子
 建築家 永山祐子氏設計の展示空間に生まれ変わります。自由曲線で描かれた小石のような平面形状の展示什器が、高さのバリエーションを持ちながら複数台置かれることで、作品展示空間にリズムを生み出します。

展示空間イメージ画像
展示空間イメージ

2. Art Column River Line(N4~N7区画)

N7区画
華雪「そこにあるもの」展 
期 間 2023年7月27日~8月31日(予定)
時 間 11:00〜20:00 
 「〈そこにあるもの〉を書く。そこには〈今〉が映される。そんな〈今〉を留めた書を日常の暮らしの中に飾る。日々日々又日々が過ぎ行く折々で、観る人の心持ちが変わるごとに、書もまた異なる顔を見せる。」約20点の作品を展示、販売します。

書の作品
作品

N5区画
「the flow of the river never ceases」展
時 間 11:00〜20:00 
キュレーター 渡辺育
期 間 2023年7月16日~終了時期未定
 「都市のあとの精神的な生き方」をテーマとし、11組のアーティスト、写真家、科学者、デザイナー、建築家などが集い、2畳間の茶室と写真、絵画、音、植物、洋服などが一体に絡み合う空気感、新しい都市での生活観を作り出します。

展示風景
作品

3. Gallery of Manseibashi Station(S2,S4区画)

S2区画
脇田玲「GOVERNING EQUATIONS」展
期 間 2023年7月19日~終了時期未定
時 間 11:00〜20:00 
 「人間である以上、逃れることができない力」をテーマに、3つの映像作品を展示します。本作では社会的、政治的、文化的、技術的、そして物理的に、様々なレベルで我々を支配するもの、統治するもの、制御するものを対象としています。脇田氏が得意とする高度な計算に基づく映像生成に加えて、歴史映像を用いた人類学的なアプローチにも挑戦しています。

展示風景
作品

S4区画
脇田玲「PROPOSAL(JR VERSION)」展
期 間 2023年7月27日~終了時期未定
時 間 11:00〜20:00 
 「AIは果たして理想の移動環境をデザインしうるのでしょうか」「AIがつくった移動体を人は納得して、そして安心して受け入れられるのでしょうか」AIが描く「150年後の移動環境の姿(仮)」を展示します。鑑賞者は、「Do you accept these design proposal by AI?」の問いに対し、YESかNOの1票を投じることができ、透過性のある投票箱が賛否をリアルタイムで可視化します。ハンス・ハーケの「MoMA Pole」にインスパイアされたこの作品は、鑑賞者にAIへの支持を問う参加型インスタレーション展示です。

作品イメージ
作品イメージ

4. BRIDGE Lab.

S1,N3,N2区画
栗原良彰「空、滝の下、松の上、そして、地上で」展
期 間 2023年7月27日~終了時期未定
時 間 11:00〜20:00 
企 画 3331
 本展は、アーティストの栗原良彰氏の「過酷な環境で如何に生きていくべきか」という問いからモチーフを構成した大小のタペストリー作品をはじめ、「地球の表面に立つ私」をキーワードに制作された映像作品や立体作品を展示します。また、ディレクションは、千代田区を拠点とし、人とまちの創造力を育み豊かな文化資本と多彩なアートプロジェクトをつくり出す《3331》が行います。

作品イメージ
作品イメージ

ウェブサイト
URL https://www.japanartbridge.com
 本プロジェクトで取り扱う作品を購入できる専用オンラインショップをJRE MALL内に開設しています。今回、取扱い作品を拡充するとともに、オンラインショップのアップデートを行います。ショップ機能だけでなく、「JAPAN ART BRIDGE」のウェブサイトとして、マーチエキュート神田万世橋での展示やイベント情報をご覧いただけるようになります。 
取扱い作品 ※五十音順 ※現地のみの販売を含む
現代美術 岡本太郎、華雪、杉本博司ほか
クラフト 青木良太、大堀相馬焼 松永窯、Keicondo、吉田直嗣ほか

イベントなど
 BRIDGE Lab.では、書家 華雪氏の作品展示と連動したパフォーマンスおよびワークショップを開催します。

(1) 華雪 パフォーマンス:「万世橋というコンテクストから生まれる公開制作」
 神田万世橋からの文脈、そこから着想を得て、人の往来、時間の往来を想起させる黄昏れ時に、一字を書く公開制作を行います。
日 時 2023年8月12日(土)18:00〜日没頃までを予定
場 所 BRIDGE Lab. S1区画
エントランス 無料

(2) 華雪 ワークショップ:「『人』を書く」
 万世橋駅として存在していた頃から今まで、さまざまな人と時間が行き交う場所で、「人」という文字を書きます。最後に参加者全員で展示をし、それぞれの感じるこの場を表現します。
日 時 2023年8月13日(日)
全2回 12:00〜13:30 / 15:00〜16:30
場 所 BRIDGE Lab. S1区画
対 象 小学生以上~大人の方
※小学生低学年は保護者の参加または同伴(1名まで)をお願いします
定 員 各回15名程度
金 額 おひとり2,500円(税込)※材料費込
申込方法 ウェブサイトより申込み  
※詳細はウェブサイトをご覧ください
https://www.japanartbridge.com
公開・申込開始 2023年8月2日(水)

※展示およびイベントは、予告なく変更になる場合がございます。詳細は本プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。

作家について

ポートレイト永山祐子(ながやまゆうこ / Yuko Nagayama)※1.Art Column(S7,N9区画)
 建築家。1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「丘のある家」「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、東京建築賞優秀賞(2018)、照明学会照明デザイン賞最優秀賞(2021)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
URL http://www.yukonagayama.co.jp/

ポートレイト華雪(かせつ / Kasetsu)※2.Art Column River Line(N4~N7区画)
 書家。1975年、京都府生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業。92年より個展を中心に活動。幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字の成り立ちや意味に興味を持ち、文字の由来を綿密にリサーチし、現代の事象との交錯を漢字一文字とテキストの組み合わせで表現する作品づくりに取り組む。
 また〈文字を使った表現の可能性を探る〉ことを主題に、国内外でワークショップを開催している。美術館・大学での公開講座から、近年は釜ヶ崎芸術大学や箕面市立萱野中央人権文化センター、栃木市こどもサポートセンターなどでワークショップを行い、識字問題や自閉症をはじめとした様々な障害を抱えた方たちにとっての一字書の可能性を見出している。

ポートレイト渡辺育(わたなべいく / Iku Watanabe)
 建築家、キュレーターとして活動。東京藝術大学助教。
主な作品・展覧会に、「Symbiosis: The Living Island」ジャパンハウス・LA(2023年、アメリカ、アシスタントキュレーター)、「Subversive Bodies: Art, Gender & Media」The 5th Floor(2022年、東京、一部会場構成)、「茶室 浮浪庵」東京藝術大学大学美術館(2022年、東京)、「清春芸術村琉球舞台」清春芸術村(2022年、山梨)、「茶室 板離庵」Gallery hiromiyoshii(2021年、東京)、「Symbiosis」ジャパンハウス・サンパウロ(2021年、サンパウロ、アシスタントキュレーター)など。

ポートレイト脇田玲(わきたあきら Akira Wakita)※3.Gallery(S2,S4区画)
 目の前にありながらも知覚できない力を可視化/可聴化/物質化することで、世界の見方を更新する作品をつくっている。主な展示に「アランとキースのために」(中村キース・ヘリング美術館/Hokuto Art Program ed.1, 2022)、音楽家小室哲哉との8K映像音響インスタレーション(Ars Electronica Festival, 2016)およびライブ・パフォーマンス(MUTEK/RedBull Music Festival, 2017)、「高橋コレクション『顔と抽象』-清春白樺美術館コレクションとともに」(2018)などがある。慶應義塾大学環境情報学部教授。博士(政策・メディア)。
URL http://akirawakita.com/

ポートレイト栗原良彰(くりばらよしあき / Yoshiaki Kuribara)※4.BRIDGE Lab.
 アーティスト。1980年、群馬生まれ。東京藝術大学大学院博士課程修了。「アーティストは、自由の体現者であるべきだ」という考えを持ち、特定の表現スタイルにこだわらず、彫刻や絵画、ビデオ、パフォーマンス、映画、ワークショップなど、あらゆる表現方法で意欲的に制作活動を続けている。

 

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